印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

9月23日(金)のつぶやき

2016年09月24日 | 印鑑の業界
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希少な印材の仕入れ

2016年09月23日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今年のシルバーウィークは例年と違い、雨続きです。昨日は東京、池袋に印材の仕入れに行きました。業界のイベント、「オーダーグッズ・ビジネスショー」が年に一回、この時期に池袋のサンシャインシティ文化会館で開かれます。印材(印鑑の材料)の販売だけでなく、文字に関する商品の紹介、制作するためにマシンの紹介などです。様々なブースが出展しています。ここ10年くらいはウエアプリント、Tシャツの文字入れサービス事業の紹介も出ています。

普段、問屋に依頼して持ってきてもらう印材は注文数のみか、やや選べる程度の数です。今回のようなイベント、展示会だと、数がたくさんある印材の中から自分の眼にかなった印材を仕入れることができます。白水牛(牛の角、白とも言う)の中で、クリーム系の色でしかも半透明、細いストライプ柄が見える印材を選びました。ブースでメーカーの担当者、工場長と話すことができました。白水牛は、100本ある中で、クリーム系の色合いは10本くらい(ライトグレー系が主流)、その中で、細いストライプ柄が出ているのは1本くらいしか見つからない、と言われました。クリーム系の印材を50本ほど出してもらい、その中から10本を選んで仕入れて来ました。希少な印材を仕入れることができました。

また、黒水牛は染色してあるものが大半ですが、染め無しといって、白の模様が出ているものがあります。綺麗な模様柄を選びました。模様の柄が均一、同じ間隔でラインがでていると綺麗に見えます。

当店は、通信販売でなく、対面販売を主に行なっているので、ご来店のお客様に印材を直接見て、指に取って感触を確かめてからお決めいただいています。お客様の選んだ印材に職人の私が彫刻する、こんな販売方法をとっています。


▲仕入れた来た印材です。最上段は白水牛。白水牛は直径のサイズ違いで、ほかに各10本
を2サイズ仕入れました。中段と下段は染め無しの黒水牛です。
下段に1本、黒水牛がないのは、柄が気に入らなかたったので、その場で返品しました。



八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html


楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo

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9月16日(金)のつぶやき

2016年09月17日 | 印鑑の業界
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勘亭流文字で英文9文字の印鑑

2016年09月16日 | 印鑑の文字
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

英語版ホームページから、英文の9文字を書体は勘亭流で印鑑に彫って下さい、というご注文が先日ありました。私としても9文字は初めての仕事でした。お客様には、「彫る前に一度、印稿(いんこう、仕上がりのラフデザイン)をメールで送るので、文字を確認いただきOKをいただいてから、彫ります。」とメールでお返事させていただきました。

本日、印稿をメール添付で送信したら1時間経たないうちにお返事があり、「想像以上に素敵な印鑑で驚きました。こちらで是非お願いいたします。」とお書きいただきました。勘亭流の文字は、参考書がないと書けない、が正直なところです。『歌舞伎文字 勘亭流読本』を仕事場に置いて、必要な時に見ています。使用頻度は多くありませんが。今回の注文のように英文の文字の見本は参考書にはありません。横画、縦画、斜めの線など、漢字にある一部分を見て作りました。例えば、Rの右下に行く線は、「本」の字の四画目、右払いの線をまねる、という具合です。

外国人の方のお名前は、字数は長いことが多いので、当店の仕事は小判型(楕円形に近い)を横にして、左右の長さを長く使える印材で彫っています。

英語版オンラインショップのページです http://www.name-stamp.tokyo/online-shop/



▲勘亭流の文字の仕事の時に参考にしている書籍です。
著者は伏木寿亭さんです。20年くらい前に買いましたが、8000円でした。
漢字の1文字のお手本の他、歌舞伎役者、演目の作品例も出ています。




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9月9日(金)のつぶやき

2016年09月10日 | 印鑑の業界
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メノウ印材に前印(まえじるし)を付ける

2016年09月09日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

茨城県からのお客様で、「持ち込みの瑪瑙(メノウ)印材に文字彫刻、前印(まえじるし、ちいさなヘコミ)を付けて欲しい」というご注文がありました。

石印材(水晶、メノウ、ヒスイなど)に前印を付けることはめったにありません。通常は無地、当たり無し、と言ってちいさなヘコミはありません。押捺する時の便利さだけを考えれば、前印は印鑑の前の位置がどこかを表示しているので、印鑑の文字が左右に傾かないでまっすぐに捺せます。前印を付けない理由は、1.どこが前かわからないので、一度、印面(文字を彫ってある面)を見るので、慎重に印鑑を捺せる。2.印鑑(正式には印材という)は人の体の分身、身を削るのはよろしくない。という説があります。

初めてのことでしたが、石印材を加工してくれる職人さんに電話で問い合わせたら、前印を付ける仕事も可能、とのこと、お客様にお返事して注文をお受けしました。石印材彫刻の仕事は印鑑の文字までを私が書いてお客様に提示、「彫ってよい」のOKのお返事をいただいてから、彫刻は専門の職人さんにお願いしています。象牙、黒水牛、つげ印材を彫る刃物と、石印材を彫る刃物は全く違うものです。

石印材の職人さんが前印を綺麗につけてくれました。ご希望なさったお客様はレア物の石印材メノウをお使いになれます。



▲前印を付ける前の無地のメノウ印材です。通常は、前を表示するために
金色の小さなシールを当店では貼っています。


▲印面にやや近い位置に前印を付けました。印材の長さは6センチ程です。
下はシャチハタのネーム9です。



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9月2日(金)のつぶやき

2016年09月03日 | 印鑑の業界
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持込み表札への裏穴あけ

2016年09月02日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

早いもので、9月になりました。先日、紫檀の表札をお持ち込みになって「文字を彫ってもらいたい」というお客様が多摩市からお見えになりました。すでに仕上がって店頭でお渡ししましたが、その時に、「数件の店舗に出かけて依頼したが、受けてくれなかった。おたくで受けてくれて作れてよかった。」と喜んでいただけました。親しい方へのご贈答にお使いになられるとのことでした。

受注時にお持ち込みの表札を拝見して、裏面に釘穴がないのに気が付きました。表面に文字を彫刻してくれるメーカーに打診したところ、表札の材料共での仕事なら釘穴は開けるが、持ち込み材の場合は、対応していない、と言われました。表札の釘穴は釘の頭を入れてから表札を下にさげて固定するので、上部に直線の溝が必要です。全体で穴を見るとオタマジャクシのような形です。

実際、釘穴が裏面にないと表札を掛けて止めることができません。近くで、旋盤の仕事をしている製作所さんがあるので聞いてみたら、受けてくれました。穴をあける工具から作っての仕事でした。先に釘穴を開けておいて、それから表面の文字彫刻を行ないました。

釘穴開けのような小さな仕事でも対応してくれる職人さんのルートは、大切な人脈と思いました。


▲お持込の表札の裏面です。上から四分の一くらいの位置に釘穴があります。



▲店頭にある見本の表札です。文字部分のみ彫刻してあります。



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