八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
12月に比べてかなり日が長くなりました。5時を過ぎても明るいのでお客さんも帰り道にご入店しやすいような感覚になります。
先週、高校時代の数学の先生が亡くなりました。2年次のクラス担任の先生でもありました。葬儀の日にちに都合が付けられず欠席したので、落ち着いた頃合で、お香典のみをご自宅に送らせていただくことにしました。
店の机には常時、硯(すずり)があるので、細筆で名前と裏面は金額、住所を書きました。
硯には少々宿墨(しゅくぼく)があるので、墨を磨(す)らなくても、弔事用の文字なら水を入れるくらいで書けてしまいます。あまりに薄くて読みにくい場合のみ、すこしだで墨を磨ってやや文字を濃くします。
印鑑の文字(主に篆書)も勉強の途次ですが、楷書や行書も書くたびに、どこか不揃いのところを見つけることが多いものです。
▲硯に水だけを入れて書いた、薄墨の香典袋です。
特に「平」字と「東」字の中心線がぶれることがままあります。
八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com
楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
通常のペースで2回ほどブログをお休みしてしまいました。はがき印刷で1700枚や封筒印刷、両面で500枚など、印鑑よりも印刷の仕事に追われていました。印刷の仕事場は店の3階で、営業時間外に印刷作業は多く行なっています。
17日(日)に、ファミリーで八王子にある東京富士美術館に「華麗なるオーストリア大宮殿展」を見に行って来ました。場所は創価大学の隣で車で行って15分くらいの所です。店の横の壁にこの「大宮殿展」のポスターを貼って差し上げたお礼にと、お客様から招待券をいただいていた経緯もありました。この日、17日(日)が展示の最終日でした。ギリギリで間に合うことができました。
13世紀から約700年、ハプスブルグ家の人々が宮殿で愛用した、食器、家財や美術品などがいろいろと展示されていました。中でも、モーツアルト、ベートーベンも弾いたというピアノがあり、「ここのピアノの前に座ったのか」と、感無量でした。鍵盤をよくよくみると象牙製のようでした。手で触れることはできませんが、象牙特有の縞模様が見えました。
大学1年の長女が美術を専攻しているので、大宮殿展のあとに常設展(主に西洋絵画)も見て帰ってきました。
▲東京富士美術館での“オーストリア大宮殿展”のカラーチラシです。
東京富士美術館http://www.fujibi.or.jp/
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
どんな3連休をお過ごしでしたか。私の場合、9日(土)は店を開けていたので2連休でした。
10日(日)の午前中、八王子市内を東西に流れる浅川、そして多摩川の河川敷をジョッギングして約20キロ、稲城市の是政橋まで行きました。そして、天然温泉「季の彩(ときのいろどり)」に行き、汗を流してお昼ご飯をゆっくり食べました。
天気もよくジョギング日和でした。この休日の半日プラン、昨年の年末に毎朝行く陸上競技場でM氏(東京マラソン80代でトップ走者、ホノルルマラソンさんも走っている)に出会い、M氏が「これから是政橋まで走ってそれから・・・」というプランを話してくれたことで「ぼくもやってみよう」と思い立ちました。
浅川にしても多摩川にしても常に右岸、左岸を走っていれば目的地に着けるのでなく、適宜、橋を渡って右岸、左岸を交互に走る必要があることが分かりました。八王子の浅川橋から、稲城の是政橋までで、橋を4回渡ってたどり着きました。
天然温泉「季の彩(ときのいろどり)」は、広々としていて休憩室からの眺めもよく(府中競馬場も見えた)、露天風呂もよく、“昼から温泉”で、よい休日でした。
▲やっとたどり着いた、の感があった是政橋です。
▲門構えからして和風の天然温泉「季の彩(ときのいろどり)」です。
天然温泉「季の彩(ときのいろどり)」 http://www.tokinoirodori.com/
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
早いもので、年が明けて1週間が経ちました。
昨日は早稲田大学商学部の学生さんが、取材で来店なさいました。
職人の仕事について取材をして一つのレポートにまとめるとのことです。彼女のおじい様が、昔、印鑑彫刻、ゴム印彫刻の職人で、小さいころには仕事ぶりを見て育ちました。お父様は印判店(はんこ屋)を継がなかったそうですが、そんな記憶からはんこの職人に会って話を聞きたいといって事前に予約電話がありました。お住まいは東京都府中市で、電車で20分くらいかけて見えました。楽善堂のホームページを見て取材店に決めたそうです。
はんこを彫る道具、筆などを見せると「お祖父さんもこんな道具を使っていた」と、やや懐かしそうでした。私の見習い修行の3年間のこと、その後に取得した、二級技能士、一級技能士の試験内容、などなど、かなり突っ込んだ内容の質問にお答えさせていただきました。
担当の教授からの指示で(もう文章になっていた)、取材した職人の手を触って感触を見てくる、という課題も入っていました。また、他の学生が提出のレポート文章をコピペ(コピーして貼り付けてあたかも自分の文章のようにしてしまう)することを防ぐため、取材した職人と一緒に握手の写真を撮ってくる指示も出ていました。下記の写真は学生さんから添付のデータでいただいたものです。
同じはんこ職人のお孫さんに、はんこ、印鑑の文化を紹介できて、楽しい時間を持てました。帰り際にお礼にと手作りクッキーを置いて行かれたのは、うれしいびっくりでした。
▲店の実印、銀行印の陳列棚の前で撮りました。(撮影は副店長のカミサンです)
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
明けましておめでとうございます。
今日、5日(火)から店を開けました。年末ほどの忙しさはありませんが、ホームページを見て杉並区から中央高速を飛ばして、表札プレートのご注文にお見えいただいたお客様もありました。書体にこだわる方で近くのホームセンターでは3種類しかなく、お気に入らなかったことをお話になりました。ご自分でお書きになった毛筆の楷書体の版下見本をお持ちになりました。
2日(土)に年始の初詣に少し離れた神社にお参りしたら、神社の幟旗(のぼりばた)に懐かしさを無意識に感じました。よく見てみると旗の下方部分に落款印があり、私の作品でした。かなり前、5~6年くらい前でしょうか、宮司さんからご注文をいただき、隷書で彫ったことを思い出しました。ふと境内に目をやると宮司さんがお掃除をなさっていました。町名と店名を宮司さんに告げると分かってくれて、旗の作製過程など話してくれました。画仙紙に神社の名前を書いて、落款印を押したものを旗屋さんに渡したら大きな幟旗になって仕上がってきたとのことでした。
「私の作品をこの幟旗に使っていただき、ありがとうございます。嬉しいですね。」とお話させていただき帰ってきました。よい初詣でした。
▲八王子中心市街地、西方面の鎮守神様「多賀神社」です。
楽善堂から徒歩30分くらい、朝のジョッギングで向かいました。
▲左右一対の幟旗、下方部分の拡大です。宮司さんがお書きになった、
お名前の下に押された落款印の2種です。
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