印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

「令和」入り日付回転ゴム印

2019年04月19日 | ゴム印(ラバースタンプ)
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて120年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

桜が散り、花冷えの厳しかった時期が過ぎ、朝の時間帯の気温、10度以上になってきました。

先日、問屋さんがシャチハタ社から出たお知らせを持ってきました。『新元号に伴う年号入り商品変更のご案内』です。回転式のベルトで日付をで捺せるゴム印です。この中に「令和」の文字が入る回転ゴム印の仕上がりが7月になるという内容でした。

5月1日(水)から令和になるのに、これではお客様を長くお待たせしてしまうな、と思います。昨日、ご来店のお客様と話していて、お客様からアイデアをいただきました。今まで通りの「平成」入りの回転ゴム印日付印を使いながら、「平成」のベルトは印字が無い空白にしておいて、その部分に「令和」のゴム印だけを別途に捺す、という方法です。これならば、捺す人が2回の印字を行ないますが、紙に押捺した部分は、令和 元年(1年の表示も可能)5月○○日、を表示できます。「令和」だけを印字するゴム印は既製品があり、1本、170円(税込)です。

上記の回転ゴム印は既製品になりますが、別注の一点物の作成も可能です。既製品、4号活字で2200円(別途消費税)ですが、別注の1点物だと8000円ほどになってしまいます。頻繁に毎日のように使用するならば、2回で捺すよりも1点物作成で1回押捺の方法もよいかもしれません。別注だと、14日程で仕上がります。





▲平成入りの和文日付回転ゴム印です。横と、縦があります。縦は神社・仏閣のご朱印帳に捺すこともあります。




▲シャチハタ株式会社から来たお知らせです。令和入りへの切り替え予定は7月、と書いてありました。




八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html


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新印材、10.5ミリ直径のスネークウッド入荷

2019年04月13日 | 印鑑の素材
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて120年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
4月も13日となりましたが、花冷えの影響で桜がまだ散らずに私たちの目を楽しませてくれます。

木製の高級印材のご紹介です。『スネークウッド』縞蛇の革のような紋様からこのような名前がつきました。ブラジル原産、数千年を経た大木の芯材からしか採れない貴重な材質です。高級ステッキ材、箸、鉛筆キャップにも使われ、伸縮がほとんどありません。

直径が12ミリ以上でしか、問屋にありませんでしたが、千葉県の柏市からお越しいただいたお客様から「スネークウッドで直径10.5ミリが欲しい。」というご希望があり、問屋の社長に伝えたところ、初めは渋っていましたが「じゃ、メーカーに相談してみましょう。」と言ってくれて、なんと、3日後に仕上がった印材となり、担当の営業が持ってきました。びっくりでした。

木製の印材(印鑑の材料)は、つげ材が代表的でお値段的にはお安い材料です。しかし、このスネークウッドのように、木製高級印材もあります。象牙、水牛の角(つの)など、動物の体の1部分から採取された材料は好まない、というお考えのお客様もいらっしゃいます。そのようなご希望の方にはお薦めの印材です。

お値段です。
直径10.5ミリまたは12ミリ(姓または下のお名前を彫る場合)
   12800円(ワニ革ケース付き、税込)

直径13.5ミリまたは15ミリ(フルネームを彫る場合)
   24400円(ワニ革ケース付き、税込)



▲新入荷の10.5ミリ直径のスネークウッド、10本です。天然木の印材なので、1本、1本の紋様が違います。
 ご来店のお客様には手に取って選んでいただいております。




▲印鑑ケースは象牙の印材ご注文のお客様に付けるワニ革のケースをサービスします
 右は直径15ミリの実印用、左は直径12ミリの銀行印用です。




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新元号『令和』、書体による様々

2019年04月06日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて120年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

花冷えの候とはよく言ったもので、今年は午前9時前の時間帯は気温10度未満のことがほとんどです。桜の花は散るのが遅くなり、見ごろを長くしてくれる花冷え、と言ってよいでしょう。

4月1日に新元号が発表されました。今日はこの『令和』の文字について書きます。“令”の字は、明朝体と楷書体で、文字の形がかなり変わります。菅官房長官がテレビで見せた『令和』の文字は筆文字ながら、活字の明朝体に近い文字でした。漢字を覚えよう、習おう、という小学生はこの文字を書くようになるかもしれません。しかし一方で学校の漢字書き取りでは設問文章に「楷書で書きなさい」という指示が書かれています。行書でもなく、明朝体でもなく、という意味での楷書ならば、“令”の文字の屋根の下は、斜め点にカタカナの「マ」を書く文字です。おそらく、漢字問題はどちらでも許容範囲になるかと、想像しています。

“和”の文字は、篆書(てんしょ、印鑑に多く使われる文字)だと、偏と旁が左右で逆になる文字も存在します。ノギヘンが右で、口が左にきます。漢字には、部首が同じならば、位置は変わってもかまわない、という考えがあり、ほかにもこのような例はあります。

悠久の歴史の中で248番目に決まった新元号『令和』、意味は「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」とのこと、これからの令和に明るい日本の未来を見たいと切に思います。



▲東京新聞の1面記事よりコピー。筆文字ながら『令和』の“令”は明朝体に近い文字です。


▲3書体で、左から、明朝体、ゴシック体、楷書体です。手書きならば、楷書体が書きやすいと思います。



▲印判職人の持つ辞書「常用漢字印章字林」より。上部は篆書(てんしょ)、
下段の3文字は、楷書、行書、草書です。



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PayPay決済を導入

2019年04月01日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて120年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今日、4月1日の午前11:30に新元号が発表になります。前回、新元号のゴム印のブログ記事を書いたところ、テレビ局の3局から、問い合わせがありびっくりしました。当店でゴム印の作成は行なっていないので、ゴム印のメーカーさんを紹介して、来店取材には至りませんでした。

先週、PayPay(ペイペイ、スマホで支払い可能)の営業マンが来て、その場で契約して店に導入をしました。店頭に置いてあるQRコード(3.5センチの正方形)をお客様がスマホで読み込んで、金額もスマホでお客様が入力、店舗側が金額確認してお客様がデータを送信します。クレジットカードのように、カードリーダーの機器などの設置が不要なので、導入することにしました。

PayPayの新規登録(会員になる)すると、500円分のポイントが付与されるので、自分もお客さんとしての体験が必要と思い、来店した営業マンに教えてもらい会員になりました。近くのコンビニで少額の買い物をして、スマホで決済したら簡単でした。ただ、コンビニの場合レジと連動していて自分のスマホの画面を見せるだけなので、商品の金額入力はありません。商品のバーコードと、自分のスマホに表示のバーコードを読み込むだけでした。

今後はますます、現金不要のキャッシュレスの時代になっていくと思われます。落語にある『時そば』の洒落、おかしみが分からなくなってしまうのも寂しい気がします。



▲店頭に置いてある読み込み用のパーコード、チラシです。




▲PayPay導入へのご案内チラシです。



▲チラシ面の中側コンテンツです。



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