印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

新紙幣人物のお名前を実印に

2024年06月01日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 ご存じの方も多いと思いますが、来月7月3日(水)に新紙幣が発行されます。紙幣に掲載される人物は下記の方々です。
 新一万円札 渋沢栄一
 新五千円札 津田梅子
 新千円札  北里柴三郎   

 印鑑業界の組合(東京印章協同組合)の企画で上記の三名のお名前を実印にしてみる、というものがありました。実際に彫ってどこかに押捺することはありませんから印稿(いんこう、彫る前までのデザイン)だけです。実印に限らず印鑑は通常、円形が多いのですが、私の場合あえて、長方形、楕円形、八角形の印稿を作ってみました。当店にはこの形の印材(印鑑の材料)もあり、ご注文をいただければ作成も可能です。




▲これで「澁澤榮一」です。書体は璽文体(じぶんたい)といって、
甲骨文字と篆書(てんしょ)の間くらいの時期(春秋戦国時代)
に使われた文字です。







▲草書体、津田梅子です。小判型に2行の配字は
あまりありませんが、書いてみました。




▲3行で、北里柴三郎です。書体は細字の篆書(てんしょ)で
印篆(いんてん)風、直線、直角の多い作風です。







八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

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43年使った道具にお別れ

2024年02月03日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 印鑑を彫る時に使う道具で、巻き皮という物があり43年間使ってきましたが、いよいよ年季が来て切れそうになりました。問屋にお願いしたらすぐに営業の人が持って来ました。価格は税別で1000円でした。普段取り寄せる印材とは違うので価格は完全に忘れていました。

印材(印鑑の材料)は小さいものなので道具に挟んでから彫ります。2種類あり

1.ハサミ木 (円形の印鑑や正方形の角印の場合、一辺18ミリ以内の場合に使う)

2.巻き竹 (角印で一辺21ミリ以上、または円形でも直径21ミリ以上の場合に使う)

通常の仕事では、1.ハサミ木でほとんどが対応可能です。時々、正方形の角印で一辺が21ミリ以上あると、ハサミ木では留められなくなり、巻き竹を使います。この時に印材の側面に巻き皮をまず巻いておいて、それから巻き竹に入れて留めます。巻き皮があるのでしっかりと固定ができます。

 新しい巻き皮は、伸縮性もあり印材になじんでくっつくようでした。職人として、多くの道具、工具は大切にしてきました。しっかりとした道具のあるお陰できちんと仕事ができるからです。今回、古い巻き皮は処分せざるを得ませんが、「43年の長い間、ありがとう。」と言ってあげたいと思います。



▲手前が新しい巻き皮、奥が古い巻き皮です。その向こう側は巻き竹といって巻き皮を巻き付けた印鑑を留めるものです。



▲左側は新しい巻き皮を巻いて留めた角印、右側は直径11ミリの印鑑を留めたハサミ木です。





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夜光貝のカフリンクスとループタイ

2021年08月21日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて120年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 沖縄で夜光貝アクセサリーを作る職人さん、笹森さんに自分用のカフリンクス(カフスボタン)とループタイを作ってもらいました。夜光貝の持ち味の色、グリーンと淡いベージュ色が入り、とても綺麗な装身具になりました。

 夜光貝職人の笹森さんからは、頻繁に夜光貝の印鑑への彫刻の仕事をいただいています。今まで多くの夜光貝を見てきて、私も夜光貝の装身具が何か欲しいと思い、カフリンクスとループタイをお願いしたしだいです。

 下記は笹森さんのウェブページです。ご興味のある方はぜひ、ご覧下さいませ。お店の名前は『夜光貝Y's studio』です。
夜光貝Y's studio https://yasa-okinawaguide.com/info/shop/ets/detail/545/




▲ループタイはループの先端も夜光貝で作ってくれました。




▲カフリンクス(カフスボタン)です。お値段は12800円(別途、消費税です)




▲ループタイです。このサイズを見つけるのにご苦労があったとか。お値段は12800円(別途、消費税です)
















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新元号『令和』、書体による様々

2019年04月06日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて120年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

花冷えの候とはよく言ったもので、今年は午前9時前の時間帯は気温10度未満のことがほとんどです。桜の花は散るのが遅くなり、見ごろを長くしてくれる花冷え、と言ってよいでしょう。

4月1日に新元号が発表されました。今日はこの『令和』の文字について書きます。“令”の字は、明朝体と楷書体で、文字の形がかなり変わります。菅官房長官がテレビで見せた『令和』の文字は筆文字ながら、活字の明朝体に近い文字でした。漢字を覚えよう、習おう、という小学生はこの文字を書くようになるかもしれません。しかし一方で学校の漢字書き取りでは設問文章に「楷書で書きなさい」という指示が書かれています。行書でもなく、明朝体でもなく、という意味での楷書ならば、“令”の文字の屋根の下は、斜め点にカタカナの「マ」を書く文字です。おそらく、漢字問題はどちらでも許容範囲になるかと、想像しています。

“和”の文字は、篆書(てんしょ、印鑑に多く使われる文字)だと、偏と旁が左右で逆になる文字も存在します。ノギヘンが右で、口が左にきます。漢字には、部首が同じならば、位置は変わってもかまわない、という考えがあり、ほかにもこのような例はあります。

悠久の歴史の中で248番目に決まった新元号『令和』、意味は「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」とのこと、これからの令和に明るい日本の未来を見たいと切に思います。



▲東京新聞の1面記事よりコピー。筆文字ながら『令和』の“令”は明朝体に近い文字です。


▲3書体で、左から、明朝体、ゴシック体、楷書体です。手書きならば、楷書体が書きやすいと思います。



▲印判職人の持つ辞書「常用漢字印章字林」より。上部は篆書(てんしょ)、
下段の3文字は、楷書、行書、草書です。



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NHKの朝ドラで「はんこ」作り

2018年10月30日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。


NHKの朝の連続テレビ小説『まんぷく』に「はんこ」作りの場面が登場します。
今日、30日(火)の最後の2分くらいで妻、福子(安藤サクラ)が、配給を受けるのに「はんこ」が必要な人たちを見て、家に帰り夫、萬平(長谷川博己)との話し合いから、仕事としてはんこを作ることになりました。明日31日(水)から、家族総出ではんこを作ることになりそうです。

朝ドラをご覧になっている方はご存知のことですが、ヒロイン福子のダンナ、萬平は発明家で、今まで野菜を切る根菜裁断機などを作っている人です。おそらく、はんこを彫る機械を発明するような気がします。業界では、はんこの荒彫り(あらぼり)だけをする機械は、昭和の40年代に登場しました。これは墨で書いた文字に光を当てて、文字以外の光が通る部分に針が落ちて彫れる仕組みです。テレビでは戦後すぐの昭和20年代、萬平さんがどんな機械を発明するのでしょうか。

萬平さんがいいことを言っていました。「はんこは、自分を証明するもの」。免許証、マイナンバーカードが無い時代には「はんこ」が身分証明に必要な大切なものでした。現代でも、実印は印鑑証明書を添付して、重要な契約時に本人の身分を証明する役割を果たしています。



▲東京新聞のテレビ版より(先週の土曜日、27日の記事です)


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楽善堂(らくぜんどう)、屋号の由来

2017年06月17日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

屋号(店の名前)の由来について書いてみたいと思います。
明治29年生まれの私の祖父、二代目、平澤友安(ともやす)が尋常小学校の頃、漢文、作文、習字を教える塾に通い、その塾の先生、奥津雁江(がんこう)先生に命名してもらったと父から聞きました。初代、渥美鋭之助友利(えいのすけ、ともとし)が、おそらく奥津先生にお願いに行ったのではないかと推測しています。二代目の平澤友安は独身時に渥美を名乗り、戸籍上は婿に行く形で祖母の姓、平澤を名乗りました。楽善堂を名乗る前は、古写真などから初代の名前の一部を取って「友利堂」だったようです。

命名の依頼を受けた奥津先生は、中国古典の『孟子』告子篇にある「楽善不倦、此天爵也」善を楽しみて倦(あ)かざるは、これ天爵なり、の文章から『楽善』を選んでくれました。変わることなく善を楽しむ心は、天から授かった徳だ、程の意味です。「善を楽しむ」も聞きなれない言葉ですが、平たくいえば、楽しんで善いことをする、位に私としては解釈しています。

毎朝、店を開けて店の前を箒で掃除していますが、左右、20メートルくらいはタバコの吸い殻などのゴミをチリトリに拾っています。それなりに楽しんでいます。『楽善』の小さな実行はこの程度ですが、店の看板を見てから仕事に掛かります。



▲中国古典『孟子』の文章です。原文、右から2行目に「楽善」の
 文字があり、ここから屋号を取りました。










▲『孟子』のブックカバーです。






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『ものづくり 匠の技の祭典2016』に

2016年08月13日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 今日から、店は夏休みをさせていただきます。ブログを発信すること、1か月以上ブランクになってしまいました。パソコンを買ってから約3年で故障して修理に出していました。2週間で直ったものの、再度、液晶画面が砂嵐になる不具合になりました。これも直りました。

 これからは、週に1回のペースで店やはんこに関する情報発信をしていきます。よろしくお願い致します。
一昨日の11日(木曜、山の日)、JR有楽町駅の近く「東京国際フォーラム」にイベントのお手伝いに行きました。イベントは『ものづくり 匠の技の祭典 2016』で、100を超えるものづくり・匠の団体が出展して匠の技を披露、来場者で希望者にものづくり体験をしてもらう内容です。東京のはんこ職人の集まり、東京都印章技能士会から参加依頼が来て、出かけました。

 職種は、日本料理、陶磁器、漆器、伝統建築、洋裁、和裁、など様々です。私は印章(ハンコ)のブースで、希望者が石印材に文字を彫るのをお手伝いさせていただきました。フルネームで下のお名前の1文字(例えば、山田太郎さんなら、太、の1文字)を1辺15ミリの柔らかい石の印材に彫ります。希望者が鉄筆を使って彫りますが、初めに私がデモを見せて少しだけ彫り、あとは希望者に彫ってもらいます。

 50分ほどで仕上がり、印箋(いんせん、小さな和紙)に作品を捺します。どの体験希望者も「私が初めて作ったハンコだわ」と満足げでした。


▲イベントの入り口看板です。(東京国際フォーラム地下1F)



▲彫る時に石印材を止める篆刻台(てんこくだい)です。


▲印章技能士会のブース、机の右側は指導者です。





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印鑑大好きのフランス人

2016年02月26日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日の月曜日のテレビ東京の番組『YOUは何しに日本へ?』でフランス人男性、ロマ トニオロさん(日本在住、モデルの仕事)が3回目の登場をしました。今回は、引っ越しをして、家具を購入、宅配便の人にハンコを押捺する場面が放映されました。その後、大みそかには手首の骨折があるにもかかわらず、初めての蕎麦打ちに挑戦、出来上がった蕎麦をマンションの大家さんに届けていました。日本文化を吸収しようという意気込みを感じます。

現在、一般家庭では、シャチハタ式の朱肉不要のスタンプで済ませる方が多いと思いますが、フランス人のロマさんは、きちんと朱肉を付けて捺していました。印鑑を押すことにこれだけ興味を示して、実際に使ってくれているのは、印判職人の私としては嬉しく思います。


▲ロマさんが黒水牛の印鑑を捺す場面です。



▲ロマさんが筆を使い「判子」ハンコ、と書いています。



▲『僕はハンコだよ』は名言と思います。



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『印鑑が押せた』

2016年01月22日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先週1月16日(土)の朝日新聞、テレビ番組についての記事を読んでいて「おやっ」と思える文章がありました。毎週木曜日、NHK総合、夜8時の木曜時代劇「ちかえもん」で主役、近松門左衛門を演じる、松尾スズキさんのご発言『印鑑が押せた』です。

記事から抜粋します。
そんななか、今意欲を向けているのが映像の分野だ。「コメディを作ろうとする人って、自分の肉体がそこに置かれて『印鑑が押せた』みたいなところがある。自分が作った空間で自分もいるという、演劇で培ってきたものを映像の世界でも試したい」

松尾さんは、ご自身も劇作家であり、演劇、小説、映画、複数の分野でもご活躍なさってきた方です。
『印鑑が押せた』・・・ 物事を達成することができた。完成した。はっきりと自己の意思表示ができた。今は爽やかな気持ちでいる。

毎日、自分が作っている作品なので、このような解釈をさせていただきました。ちなみに、私の場合、一日に15回~20回くらいは印鑑を押しています。試し押しも含めて1作品で、4回くらいは押します。


▲朝日新聞に掲載された、松尾スズキさんへのインタビュー記事です。



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YAHOOニュースの記事より

2015年11月21日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

11月にしては暖かな気温です。午後3時過ぎで街中の温度計が18度ありました。
先日、スマホにメール配信されたヤフーニュースで、ハンコを意図的に斜めに捺す、という記事がありました。部下が上司のハンコへの「おじぎ」慣習と出ていました。

ハンコ、印鑑を作っている、職人、販売している商人(あきんど)の立場から、コメントさせていただきます。上司の印鑑の隣であっても、印鑑は、まっすぐ、垂直に捺していただきたいと思います。文章を書く時、習字の文字を書く時に斜めには書きませんよね。

もし、上司への気配りが印鑑で必要とするならば、「斜め捺し」よりも、印鑑の『直径』が大切です。仮に上司が直径12ミリを捺しているなら、部下直径10.5ミリ又は9ミリの印鑑を捺せば、礼にかなった捺し方になります。私の子どもたちが小学生だった頃、通信簿の裏に印鑑を捺す欄がありました。正方形の欄が3つあり、校長、クラス担任、保護者と押捺欄がありました。気が付いたのは、どの学年の時も校長は直径12ミリの印鑑、クラス担任は10ミリ又は、10.5ミリを捺していました。保護者欄には、クラス担任よりも小さな印は無かったので、10ミリの印鑑を捺していました。

毎年、2月、3月に「職場で使う印鑑」といって新社会人になるお客様が見えます。この時は、小さめの直径の仕事印をご提案しています。
用途が別で、銀行印、実印ならば、他人と一緒には捺さないので、直径の寸法はお客様のお好みで選んでいただいています。


≪YAHOOニュース記事より抜粋≫
上司にハンコ 斜めに押す理由
2015年11月18日(水) 10時0分掲載
お辞儀をするように、部下は斜めに押すという謎の慣習=印鑑.comより(withnews)
上司へのハンコ、斜めに押す? 金融業界の「おじぎ」慣習 「社畜!ゴマすり!」ネットでは批判の声も
 ハンコを押すとき、まっすぐ押す人がほとんどだと思いますが、金融業界では左斜めに傾けて押す慣習が存在するそうです。最近、テレビや雑誌で取り上げられて話題になっています。そこに込められた意味は「部下が上司にお辞儀するように」。稟議書(りんぎしょ)などは地位の高い人が押す欄が左にあることが多いため、確かにお辞儀しているように見えます。ハンコメーカーのシヤチハタでは、ユーザーからの要望を受けて「電子印鑑」でも斜めにする機能を追加しています。(withnews)
[記事全文]

YAHOOニュースのページ http://news.yahoo.co.jp/pickup/6181257




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