印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

似顔絵師のお客様

2011年06月28日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

6月もあと3日ばかりになりました。先日、似顔絵師のお客様が私の似顔絵を描いてくれました。下の画像です。ホームページにある写真をもとに描いてくれました。はがきサイズで持って来られたので、「これを名刺にしてくれますか?」とお願いをしました。10枚から作成をしてくれるとのことでした。

このお客様、はじめは私のブログで楽善堂を知ってくれて、お持込の石印材に彫刻の仕事依頼でご来店でした。その後、印鑑を紙に捺すときに使う、印床(印褥、いんじょくとも言う。竹製のバレン)を買いに見えました。この時に似顔絵をサービスで持ってきてくれました。「似顔絵は、写真だけからでも描けるけれども本人と話しをしたことがあれば、イメージがつかめるので、描きやすい」と似顔絵師さんは言っていました。

名刺が仕上がったら、店に置いて“店”と同時に“店主”のイメージもお客様にお伝えしたいと思います。

相模原市の似顔絵絵師、倫子さんのページ
http://blog.goo.ne.jp/rin77y



▲夏らしく花火をバックに描いてくれました。これは校正段階で
店名の横に「四代目」を入れてもらうようにお願いしました。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttp://inkan-reform.com

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お持込表札板のお客様

2011年06月24日 | 表札・マンションプレート
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

6月も下旬になると真夏のような暑さです。しかも湿度が高く蒸し暑い陽気です。店では冷房よりも“ドライ”で除湿をしています。

先日、桧(ひのき)の板をお持込になって、苗字を書いて欲しい、というお客様がいらっしゃいました。どこかのホームセンターで表札サイズの板を売っているとのことでした。桧の表札は裏面に鍵穴があって、釘のあたまを入れて引っ掛かるようにしてあります。お持込の表札板をみたらきちんと鍵穴があいていました。お客様に聞いてみるとご自分でドリルで開けたそうです。

通常は表札は材料と文字入れ、一緒に受注しますが、今回のお客様のように材料が気に入っていらして、文字の筆耕のみの方もあるのかな、と感じました。通常では出ない注文でしたが、材料込みの桧表札の裏面に、“筆耕のみ”の価格、3500円も設定しておいたので、慌てずに受注できました。



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中学時代の先輩を偲ぶ会

2011年06月21日 | 八王子の話題
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先週の土曜日、中学校時代に学年で二つ上だった先輩を偲ぶ会がありました。
さいとう健児さんという先輩で、八王子の市議選に出馬、選挙活動中にクモ膜下出血で倒れて、惜しくも他界しました。選挙活動中は、私も立ち上げの段階から手伝っていたので、先輩が天国に行ってしまったのは、つらく、またとても悔しいものがありました。

やはり、かなりの人望があった人だからでしょう、他界後およそ3ヶ月『さいとう健児さんを偲ぶ会』が開かれました。通常、身内や親戚が亡くなった時は四十九日といった集まりはありますが、この先輩のように仲間、友人が他界後に集まるという会は、私には初めてのことでした。150名以上が集まっていました。先輩が生まれてから選挙活動にまい進しているところまで、スライドの上映がありました。55年という歳月を全速力で駆け抜けた人生、そんな印象を強く受けました。

私が中学1年時に、さいとう健児さんは3年生、クラスが2人とも4組だったので、運動会の時は同じチームでした。応援合戦の指導に運動会の1週間ほど前に1年4組の教室に来てくれて、3拍子、337拍子などを教えてくれた先輩でした。
10年ほど前、私が母校の小学校のPTA会長を受けていた時は、しばしば相談に乗ってもらっていました。さいとうさんは、私の二代前にPTA会長で活躍していた方でした。以後、地域の集まりには頻繁に顔を合わせ、一緒に酒を飲んで盛り上がっていました。

私たちくらいの年齢になると、時おり天国にふっと旅たってしまう人が出てきます。寂しいものです。


▲さいとうさん、中学時代は卓球部でした。その時の写真です。


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スタンペン4Fの修理

2011年06月17日 | お名前入り商品(印鑑以外)
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

雨が降ったり止んだりの天気です。傘立てを店の自動ドアの横に置くのは朝の日課になりました。朝は止んでいても、これから降るかも?でご持参のお客様用になります。

昨日、谷川商事さん(スタンプ付きのボールペンのメーカー)から、修理依頼していたボールペン(スタンペン4Fキャップレス)が届きました。思ったよりも早く着きました。請求書が無かったので、すぐに谷川商事さんに電話したら、「今回はサービスで無料です。」と言ってくれました。今回の修理はボールペンの機能は問題なく、スタンプ部分の部品がばらけて印面が出て来ませんでした。スタンダードのペンはスタンプのキャップが取れますが、このキャップレスは本体を短くすれば自然と印面が現れます。

新品の購入で1890円、印面以外のボールペンの軸(本体)の交換で1365円、印面交換は525円とメーカーさんは教えてくれました。今後の参考に聞いておきました。今回の修理は本体の交換が不要だったので、サービスになりました。お客様からは、修理品がメーカーを往復した郵送料、240円のご請求にさせていただきました。

修理の仕事を受けるのは、納期、金額の部分でお客様に即答できない、お客様もすぐに情報を得られない、というデメリットがあります。事前に大体のことがわかっていると対応がしやすいと思いました。



▲スタンペン4Fです。4Fは4つのfunction(機能)のことで、スタンプ、ボールペンの黒と赤、シャープペンシルが付いてます。


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山梨スタンプフェアに

2011年06月14日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

夏至も来週に迫り、夜7時の閉店時間でもまだほのかに明るい中、シャッターを下ろしています。12日の日曜日、朝7時前に中央線に乗り甲府へ、山梨スタンプフェアに一人で出掛けました。朝の運動ができないので、甲府の駅から会場になった山梨JA会館まで歩きました。案内のパンフには徒歩15分と書いてありましたが、10分ほどで着きました。9:30に会場のところ、9:05頃に現地に着いてしまいました。

今回、出掛けた1番の目的は、在庫で抱えている宝石印材の鑑定をプロの人(社団法人、宝石貴金属協会、主任研究員でした)にお願いすることでした。水晶、メノウ、ラピスラズリの印材を数本持って行きました。鑑定の結果、水晶は天然ものでなく、人工でした。鑑定の方法は下からライトを印材にあてて、その時に印材の上下に偏光レンズを各一枚入れて上から見て、虹のような光が印材のどこに見えるか?でした。天然の水晶は、印材を立てて、頭部と印面に虹が見えて、人工水晶は印材を寝かして側面部分に虹が見えます。

かたまりからの印材の採取方法が違うからだと説明をしてくれました。人工水晶といっても、元は天然水晶を粉末化、その後に3ヶ月から6ヶ月かけて人工の水晶が出来上がると主任研究員さんが話してくれました。パンフをよく見ると、人工水晶でなく「合成水晶」という表現になっていました。「合成水晶は天然と同様の環境で人工的に育成された水晶で物理的、化学的性質は天然水晶と同一」という説明がパンフにありました。

今後の接客で宝石印材の鑑定をお客様から依頼を受けた時は、このような検査機関で調べてもらうのがよいかと思いました。鑑定をして鑑別書まで作成してもらい、4200円でお受けいたします。


▲山梨スタンプフェアの案内パンフです。印鑑のケースも多数出ていました。


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もしもの時に役立つノート

2011年06月10日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

昨日、外出したついでに大きな文具店で『もしもの時に役立つノート』コクヨS&T株式会社発行、¥1470 を買ってきました。ゴールデンウィーク前に存在を知って期間中に書こうと思っていたのが今になりました。昨日は、少しの時間の昼休みに名前、住所、携帯の番号など、自分の基本情報から書き始めました。

この『もしもの時に役立つノート』、もし、私が病院に入院したり、他界してしまった時に家族が困らないように、資産(銀行口座番号やクレジットカードの番号など)、友人、知人の一覧表などに書き込みができるようになっています。さらに後ろの方のページには、葬儀についての細かな希望も書きこめるようになっています。

もう少し、可能性の高い場合として、財布を落とすか、盗まれてしまった場合、財布の中にあったクレジットカードの番号などはこのノートの書いておくと困らないな、と思いました。私の場合、カード紛失時の連絡先電話番号は携帯電話の電話帳に登録して、メールアドレスの項目のところに口座番号も入れてあります。もし、盗難に遭ったら即、電話連絡ができ引き出しをストップできるようにしてあります。

当面は多分大丈夫、でも明日、「もしもの時が来る」も考えたほうが賢明かと思われます。このノート、毎日、少しずつ時間を決めて書き込んでいくつもりです。



▲『もしもの時に役立つノート』の表紙です。


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松戸のあじさい寺『本土寺』に

2011年06月07日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

半袖のシャツでも過ごせるくらいになりました。一昨日の日曜日、高校のミニ同窓会(メーリングリストで案内した程度の気楽な集まり会)で、千葉県柏市、麗澤高校キャンパスに出掛けました。屋外にシートを敷いて10人ほどでお弁当を食べて歓談しました。

途中、1つ手前の駅、北小金駅で途中下車して四季の寺『本土寺』に立ち寄りました。松戸の「あじさい寺」とも言われ以前から行きたいと思っていました。午前10時過ぎに寺に到着、ゆっくり境内を散策しました。紫陽花(あじさい)を鑑賞するのが第一目的でしたが、時季的に少し早すぎました。花は小さな手鞠でまだ草緑色の風情でした。一方で菖蒲(しょうぶ)が盛りでした。起伏ある境内の低地に菖蒲園があり、今を盛りと咲いていました。多くの参拝者が腰を下ろして休憩をしていました。

この、本土寺、6月に「あじさいツアー」、11月には「もみじツアー」を開催して、通常500円の拝観料では入れない、建物内部(本堂、茶室、廻廊など)を見学、懐石膳をいただけるコース(一人、5000円、要、予約)もあります。今回は昼ごはんは高校キャンパス内で食べる予定だったので、庭の散策だけでした。紅葉の時季に再度訪れてみたいものと思いました。

松戸のあじさい寺、本土寺
http://www.hondoji.com/



▲菖蒲園から望む、廻廊です。


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山崎民生さんの金丹入り象牙印材

2011年06月03日 | 印鑑の素材
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

ようやく雨が上がりました。今日は夏日になるそうです。先日、出張をしてくる印材問屋から、レア物として、山崎民生さん(象嵌職人。故人、東京都墨田区に在住だった)の作になる、金丹入り(きんたんいり)の象牙印材を仕入れました。薄い板ですが、金の板が3ミリ×14ミリの寸法で象牙印材の中に嵌(は)め込まれています。これを前印(まえじるし)といって、印鑑を捺す時、前の位置を示します。

今は特に実印の場合、無地の印材といって、この前印は付けない印材が主流になってきました。理由は、慎重に印を捺すために、捺す前にいちど印面(彫ってあるところ)を見てから捺すために、あえて前印は付けないのです。

この金丹、前印を示すことよりも工芸品的な価値があります。象嵌職人だった山崎民生さんの銘があって、その下に朱の文字で花押(かおう)も書いてあります。レア物に興味のあるお客様にはお薦めの逸品です。


▲金丹の左に作者の『民生』の銘があります。
図案化された朱の文字は花押です。


▲印材は寸法は二寸(6センチ)、鞘(さや、キャップのこと)が付きます。
お値段は本ワニ皮のケース付き、彫り上げて98000円(税込み)です。
(右端はペンテルのホワイト修正液です。)



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