今日から市議会議員選挙が始まります。
いろいろやろうと思っていたことは全然できなかったけどそれが現実。でも、まわりのみなさんが動いてくれて今日を迎えられました。さっきいつもの新聞配達さんにあいさつしたら選挙カーをみて、「よかったですね」といってくれました。
「戦い」のことばは使わないようにしたい。そう思って、今日10時からの集まりは「はじまりの会」。朝いちばんにきいたのはロバート・ワイアットの「At Last I'm Free」。先週のNHKピーター・バラカンが数ある坂本龍一関連のリクスエストで「教授が僕は一生この曲が好きだろうとラジオで発言していた」からというリスナーのコメントを紹介していたのがひっかかっていたからです。
一生好きでいる場所。今回の選挙事務所、増東自治会館がある諏訪山神社はまさにそう。子どものことからの思い出がいっぱいあり、今日小1の子どもに「ここに小林菊次郎って書いてあるよ」と曽祖父の話ができる、どこにでもある地域のセンターです。こんな場所で、いつもお世話になっている人々に囲まれていい朝が迎えられた59歳。何と幸福なんでしょう。
一週間。よろしくお願いします。
4月16日(日) 10:00 増東自治会館「はじまりの会」
4月22日(土) 17:00 増東自治会館「最後のお願いの会」
15日に3月議会の一般質問を行い、ホームページに録画がアップロードされています。席に戻ると左となりの加藤さんが「パチパチパチ」。右となりの石川さんは「よかったですよ。この歳になってこんなに多くの知見を得られてありがとうなんて、なかなかいえない。この一年、楽しかったですよ」。昨日の最終日にも議場で「わたしのまわり、思いが伝わったって絶賛いっぱいです」と、直接悪くいう人はいないとわかっていてもいい気分です。
今回は昨年の補欠選時のマニフェストへの反省であり次回選挙の予告編。1時間2分の長丁場をみなおし、ほかの人々とどこが違うか考えました。
「あの〜」「えー」が多くてのらりくらりと不安定だし、他の議員に呼びかけたりラフで論旨がぼやけがち。けれどそういうあり方が、うつろな現状の中での希望にリアリティを感じさせているのかも知れない。そしてこの感じは、たとえばヌーヴェルヴァーグや1990年代頃の社会派映画に多用された手持ちカメラ撮影や、パンク以降のオルタナティヴ音楽の方法が身に染みついているんじゃないか。ぜひ、感想をお寄せください。準備のためのメモも下にリンクを貼りました。なお、今日最終日のインボイス延期請願賛成討論も数日中に公開されます。
へんてこな議員の質問をしっかり受け止めてくださった市長、教育長はじめ職員のみなさん、取材に付き合ってくれたみなさん、ありがとうございました。
一般質問が3月15日 (水) 3番目になりました。10時半から11時の間に始まります。24人中いちばん最後になった議員ですから、最後になるタイミングで提出しました。
質問事項は4つ
1. 新たな福祉のかたちのために
- 豊かな市民の暮らしのために
- ばらつきと余裕が十分な教育のために
- より魅力的な市政のために
第1期最後の一般質問でこたえづらい内容で、打合せも大幅に時間オーバーしました。
この間に何人かの人たちに話したのは、一般質問本番より打合せのほうがおもしろいかも知れないということ。「一問一答」のルールがないので、担当課のみなさんからも「なんでこのテーマを取り上げたのですか」というような質問がありより自然なコミュニケーションです。
よく使われる行政用語「〜について」は使いませんと「〜のために」で統一したのは、言論による「政治」といいながら「ことば」がおざなりになっていることへのリアクション。これらの解としてあげられるのは「協働」ではないか。そう考えながら質問を練ります。
傍聴で、ネット中継で、ぜひお付き合いください。
ピーアイピー発行の「地域みっちゃく生活情報誌© NAOZANE(熊谷版)・Seien(深谷版)」では4月号で「特集・投票率UP」を掲載します。統一地方選を前に、投票率がなぜ低いのか、どうすれば市民が政治に関心を持つようになるか、反対になぜ投票に行かないのかなど、政治と選挙に関するご意見をお寄せください。
前回2019年の統一地方選前、わたしがNAOZANEの記事を「クローズアップヒストリー after 1945(熊谷の選挙)」とセットで書きました。それから4年の間にわたしは深谷市議になった一方、投票率はずっと低いまま。当該選挙での13.2%は市議補欠選単独という事情があるにしても、戦後75年で積み上げてきた民主主義が迎えている静かな危機です。
今回はNAOZANE・Seienに1ページ。「県北学生部」のメンバーが、共同で原稿制作を担当します。
参考として、過去にわたしがライターとして書いた政治に関係した記事 pdf のリンクを貼りました。読んでもらっての感想も含めて、政治・選挙に関するあなたの声をきかせてください。
応募はブログ、SNSへのコメント、ダイレクトメッセージ、メール makoto3660021@gmail.com お電話は 090-9108-5785 へお願いします。
NAOZANE/Seien 議員ライター 小林 真
NAOZANE 2019年3月号
統一地方選2019近づく レッツ・トライ・トゥ・ヴォート
「after 1945(熊谷の選挙)」
2月7日(火)、羽生「僕らの集会所」での「議員カフェ」に参加します。
主催の羽生市議・さいとう万紀子さんのリクエストは「深谷シネマのこと、映画舘とまちづくりとか」。そこで、映画はじめカルチャーと時代、まちづくりととなりまち連携なんかをまじえて話そうと思ってます。他の方々のトークはもちろん、前から気になっていた会場も楽しみ。みなさんぜひお越しください。
前回10月の行田で話したように、「議員カフェ」は2012年の本庄・NINOKURA「仕事カフェ」が2014年熊谷・市民活動支援センターから深谷にも展開した「もんだいカフェ」につながり、2022年堀越けいにんさんの「お話会」をヒントにNINOKURAで始めた「◯◯カフェ」シリーズ。いまだ実現していない「役人カフェ」ってのも発案されたテーマを決めた話し合いで、本庄の2回から行田市議・野本さんが牧禎舎でかたちをととのえ、今回の羽生開催になりました。
下4回のチラシをみてもらえば、それぞれのやり方で同じ「市民と議会を近づけ」ようとしていることがわかってもらえるのではないでしょうか。
こうして自分が考えたことが、ほかの人々によって広がっていくのは実にうれしい。先週、1月最終日曜29日に深谷市内数か所で行われた「深谷カルソッツ」はその好例です。
前のうさぎ年2011年に J-Wave レイチェル・チャンさんの放送で知ったスペイン、カタルーニャのねぎ焼き「カルソッツまつり」。日本最大のねぎ産地でやらないでどうする。ほかでカルソッツの名を使わないうちにと、その少し前の「利きねぎ」から「うどん三男坊」女将・高橋美花さんが子どもの頃に食べていた泥ねぎ焼きを同級生・深谷のもやし屋飯塚くんと旧七ツ梅・夕市で始めたのが最初でした。そこから3週間後には商工振興課との協働「ゆめ☆たまご」の事業として「梅まつり」で。その後始まった瀧宮神社での「深谷ねぎまつり」、道の駅おかべではロゴマークまで作成され、今年はオープンしたばかりの花園拠点「テラスパーク」でも開催されています。といいながら、今年はミルク082さんから受け取った「ねぎまつり」のポスターを何枚か貼ってもらうように頼んだだけで当日の会場には行かず。2011年たった二人で開始した「深谷カルソッツ」が、次のうさぎ年にこれほど大きな波になりました。
これまで多くの試みを始めてきた中、全然続いていないのもたくさん。でも、それでいいんです。
そこでさっき思いつきました。今年から県北三市展開することにして1月24日に熊谷で始まった「40万人の生涯活動のための言語表現演習」前半部分は、次回から「ことばカフェ」とします。
さいとう万紀子さんのブログ
野本さんYioutube(行田開催の音声収録)
1,24 「40万人の生涯活動のための言語表現演習」
1月20日に「読む議会―フットノート&バックヤード vol.2」を発行しました。A4両面を今回も約3万部を『Seien』に併配です。
vol.1 の後、題名がカタカナじゃってことに。さらにはこれ議会の「読みもの」だってことになって、さらにタイトルが長くなりました。
「あとがき」にあたる〈開かれたことばと議会〉のために
一般質問はじめ、議会が終わってすっきりしないことは少なくありません。けど考えてみれば、すっきりしない方がいいと思い始めています。
すぐこたえが出ないから話し合う。そういうテーマだから、自分の思った結論が出なくて当たり前じゃないか。すっきりこたえが出るとしたら、どっかにうそやごまかしがあるのでしょう。
一年過ごして、議会の仕事で他議員とのバックヤードの大事さをよく感じます。そのことから12月議会では、意識して他議員の発言を引用するようにしました。石川議員の「連立方程式」や角田議員の空き家、言及しませんでしたが永田議員の合併の歴史などは、「これからのヒント」に満ちていました。
わかった〈気〉になったらことばは閉じられていまう。そう思いながら、3月の議会のことを考えています。
手配りでは「字ばっかり」ですけど、といいながらわたしてます。
ご意見もらえるとうれしいです。
12月12日(月) は12月議会の一般質問。最初なので9時からです。
今回はこれまでに取り上げた「旧藤沢分署」と「区画整理」に関する再提案で2項目。「公共施設」と「文化・まちづくり・協働」がテーマで打合せが始まり、管轄部局とやり取りを重ねるうちに「協働」がメインテーマとして浮かび上がってきました。その上で文化や歴史、まちといったサブテーマを考えます。
「歴史」とは近代までなのかという問いから「深谷デジタルミュージアム 人物館」を知り、これはこれでいいけどなんか違うなと思って、そうだと気づいた「Seien」創刊号の「深谷現創学」をまず議会事務局に共有資料として送り、歴史として協働を考える絶好のサンプルである「深谷カルソッツ」の4ビジュアルを追加で朝、送ります。と手前味噌な資料となりました。
4回目になり「引用」のしかたも再構築。いずれにしても、12日の朝が楽しみです。
インターネット中継(後日録画あり)
深谷デジタルミュージアム
「深谷カルソッツ」2011.2 「ゆめ☆たまご」報告
平成24年「市民ワークショップ」
埼玉県ホームページ 藤井美登利さん「その5 渋沢栄一の養蚕人脈 飯島曽野(その)~宮中御養蚕へご奉仕した埼玉県の女性~(深谷市)」
「ハプニングは宝物@いいぞ県北」さんのツイッターから
(文中敬称略、名称は略称)
県北スポーツ文化祭に来てくれたみなさん、どうもありがとうございました。
思いついて最初のアクションが2月9日だから約9ヶ月。あまり動きがないまま残り1月くらいになって周囲を不安にさせましたが、好天でたくさんの人々が行き交うすばらしい10月ラストサンデーになりました。みなさん「いいイベントだった。第2回もね」といってくれていますが、同時に「もっと早くおしえてくれて出られたのに」「もっと宣伝しないと」の声が大多数です。
総合MC、われらがグレイトな後輩依田くんがコメントしたように、小林・臼杵と同じようなタイプが先頭だったことはいまから思えばわかりきっていた弱点でしたが、途中から本庄でのコラボカフェからオリーブビストロ須永、NINOKURA由美のS50コンビが出店部門を強化、ステージ担当のミッキー吉田、オサム、いいじま、みつのカルテット、行田から仕事の合間によくみにきてくれたゼリーフライ松井、直前から輸送と配置図&目張り部門でビッグジョブをしてくれたすいっと樽見、おばけ屋敷ではクマハロ島崎やダンボール野遊び古谷、顔ハメをこころよく貸してくれた深谷消防署や妻沼の名店たち、そして前夜、立正学生の面々による2m、1mのステージ用巨大ロゴを張り合わせてくれたの動きといったミラクルが続出です。
たとえば「おばけ屋敷」。やるといったものの前夜まで何もせず、夜8時に暗いドームに家族で出かけ妻の指示のもと机とイスを並べて店から持ってきた暗幕をかけたところで、「もう明日の品物の準備しなきゃだから帰る。これ誰がつくるの、明日は時間ないよ」とそのままに。
樽見くんと支援センターで深夜まで当日プログラムつくりに励んだ後でドラムを借りに行き、朝3時から2時間寝て翌朝出かける前に、そういえばと裏に生えてる篠や外したままだった障子、わけのわからぬ木切れなど妻指定のオブジェを車に積んでドームへ。どうなるんだろうと思っていると会場に着いたらボランティアに来てくれたNINOKURA&びすけっと宮塚の息子とそのフレンズがいて、このおばけ屋敷つくってくんないと頼むと、「え〜、おもしろい」といいながら、いつの間にかクマハロ連動の「県北秋のおばけ屋敷」が完成していました。ボランティア大量投入でステージ設営の明治安田生命はじめ企業組もありがたかったです。なんといってもこの大きな会場に、装飾はこの4枚のロゴだけという準備ミニマル。それでもやる気のエンジェルはいつか現れます。
一夜明けてこれから会場費の精算ですが、あまり考えないようにしていたため赤字だったらどうしようとこわくてしかたありません。その一方、次回を考えているうち、赤字だった場合の補填策も思いつきました。
「このチラシ、カオス感がすごいんですけど」(ポスター参加の地域通貨研究会・出浦)、「スポーツ体験もアートも団体、事業PRもステージも飲食もあるまさにスポーツ文化祭」(ウスキング)、「文化祭特有のほんわかな雰囲気と、青春の1ページな場面と、ドラマチックなイベントでした! 今後、学校行事をモデルとした、町のみんなが手作りで楽しめるイベントというものが流行りそうな予感がした、そんな1日でした!」(ボランティア参加のハプニングは宝物@いいぞ県北)、「来年もやってね。次はみんなでやろ」(さきたま新聞・小川美穂子)、「またやるんでしょう、文化祭」(交くん)、「熊谷はスポーツばっかりで文化がないっ! ってずっと文化部のわたしは思ってました」(FM放送でさいとうゆうこ)
というニーズを感じながら、次回のことを考え始めました。今回が「1st jam」だから「2nd ◯◯」です。
2月以降更新なしの「スポーツ文化祭タイムライン」
2月9日のTwitter
9月22日(木) に一般質問をします。3日間17人中の最後でこの日の3人目。10時半から11時頃のスタートでしょう。
今回のトピックは3つ。
1)旧藤沢消防署の民間活用
熊谷でカフェを運営するコーヒー伝道者が、自宅近くの旧藤沢消防署を地域のスポットにしたいというアイディアをきいたのは2年ほど前だったでしょうか。このトピックから、関係法令と人口減社会のまちづくりを考えます。
2)ソーラーパネル開発と景観
小川町でメガソーラー開発に異を唱える人々からの川本地区での報告から市北部妻沼低地の明戸地区の生活者から考えたことを、環境問題の複雑さをそのままにききます。
3)子どもにやさしいまちづくり(CFCI)
きっかけは8月の毎日新聞記事。
フィーチャーされている東京都町田市に問合せ、「子どもセンターまあち」にも行ってきました。深谷ではちょうど、城址公園周辺に新設される児童館のあり方が議論されています。市では各課にまたがるであろうCFCIへの体制をききます。
ちょうど読んでいた高橋源一郎・斎藤美奈子の『この30年の小説、ぜんぶ』で読んだ、東日本大震災時の小説に関する高橋発言「…一種のプリコラージュ。目の前に落ちている道具を使って、即興的に書いた。緊急時に、作家って、とりあえずそこにあるものを使う、っていう考え方をすると思うんです」に、そうだ、人口減社会は緊急時じゃないかと思い、近年は本庄まちネットなど身近にあったこのキーワードをもう一度考えてみようと、一次資料レヴィ・ストロース『野生の思考』は高いので中沢新一のNHK名著を買って読みました。
「人口減社会のブリコラージュ」。22日まで、もう少し練ります。
熊谷経済新聞記事
今回は交くん「眠い。次行く」で単独参加。会場の浄化センターグラウンドは、地区と中学校の合同体育祭はじめ多くのスポーツイベントが行われる「明戸の国立競技場」です。
仕事も家庭もPTAも忙しい30〜40代は、地域活動から遠い世代。子どもといっしょに遊ぶことでの地域活性化はありがたいし、とくに少子化に悩む農村部だからこそできることを考えて活動してほしい。50代のわたしも来年小学校の交くんがいるので来年は合流します。
なお、会長の斉藤くん(S50)とわたしの同級生斉藤和好(深谷ロボット協会会長)の「もんだいカフェ―明戸一回り差W斉藤にきく」を近日収録予定。
政務活動費(深谷市議は25,000円/月※)を使った広報として、「小林真議会フットノート&バックヤード」をSeien9月号各戸配布に併配しています。全域だと予算オーバーするので地域限定。A3希望したが、「折るのたいへん。A4だと助かるな」というピーアイピー植竹社長のすすめでA4になりました。
議会に関係ないことを書くと減額もあるというので、「県北スポーツ文化祭」などには触れず。縦書き文字だらけのいつものスタイルで、議会全体でなく小林真議員視点で議場で語れなかったことも含めて書きました。
RCサクセション、イリイチ、東浩紀、バーネット、荒舩清十郎といった固有名詞は、わたしにとって重要です。
これらの感覚、思考に触れたことで現在の小林真はできていて、そういう個人が身のまわりの人々の営みから生まれるもんだいを提起してみんなで考える。議会、議員はそういうものだと思っているから彼らの名をあげるのであって、彼らの名を知らない人が興味を持つことがあればさらにうれしい。今までわたしは誰かの発信の中の「知らない固有名詞」に反応して世界のみかたを更新してきたし、これからもそうしていく。プロフィール写真の左上、選挙キャッチコピーのもとになったデヴィッド・バーン『アメリカン・ユートピア』からきた「RE:DB FUKAYANO UTOPIA」もそのひとつです。
ポスティング担当で自宅上増田にも来てくれている妻沼の町田さんが昨日支援センターに来て、「これ今日配ってきたよ。読ませるね。こういう発信はいいね。(バックヤードの経緯を話した後)そう、今の議会ってみんな決まってんだいな。おれなんか若い頃は、会社でもみんないいたいこといってたよ」とほめてくれたり、田谷の元自治会長から電話があって一本木の一里塚や庚申塔、明戸の馬頭観音といった詳しい情報をおしえてくれたり。うれしい反響が届いています。
議員ライター巻頭第3弾の「希望と胸の高鳴りの幸齢化社会深谷」の登場人物3人はよく知る方々。ボランティア市民活動サポートセンター・井上さんに「高齢になってから何か始めた人」と紹介してもらった吉田さんはわたしの父や叔父をよく知る88歳で、明戸地区に関してもいろんな話ができていい出会いでした。「胸の高鳴り」は取材日にみた映画『ベルファスト』のセリフから。こうしてわたしの上に飛び交う言葉を集めて、ひとつのシーンをつくるのが議員ライターの仕事だと思っています。
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議会フットノート&バックヤード
Seien9月号「希望と胸の高まりの幸齢化社会深谷」
※ 埼玉県内各市の比較(北本市・桜井市議のブログより)
市民=まちと議会を近づける「議員カフェ」。2ndトークは「自閉症」がテーマの映画『ぼくはうみがみたくなりました』上映会(協力・NPO法人ま・るーく)とセットです。 5月13日の1stトークは5市町から総勢10名の議員が参加。いちばん大きな議論になった「マスク着用」を6月議会で複数の議員が一般質問に取り上げるなど、さまざまな反響がありました。ただし参加者間で「やっぱりテーマが決まってる方がいいよね」という声が多。たしかにそうだと、ワンテーマのカフェを考えていました。
そこへ話を持ちかけてくれたのが、ま・るーくの内田さん。障害児・者家族と支援者がなんとなーく集まる「ま・るーくカフェ」とそのスピンアウト、何らかの理由で学校に行けない、行かない子の家族や支援者が話をする「さんかくの会」を開催していて、NINOKURAもその会場のひとつです。ま・るーく内田さんの協力で開催する上映会の後、映画の感想をまじえながら自閉症や発達障害と社会を考える会にしようということでまとまりました。
直前の告知ですがなにかのきっかけにしたい方、ご参加ください。内田さん言「リアルな多様性や対話の大切さみたいなものを、共有できればと思います。数少なくてもいいので、そんな場になれば…」
深谷市市議会議員・小林 真(NINOKURA蔵主の亭主)
●8月21日(日) 15時から 会場・本庄NINOKURA
※コロナ拡大下につき、上映会、カフェへの参加は事前にご連絡ください
『ぼくはうみがみたくなりました』
NPO法人ま・るーく
20日発行の『Seien』8月号巻頭特集「2022年夏、深谷に降ってきたもの―ドキュメント6.2降雹被害」を担当しました。市議になってからは5月号「花園拠点」特集、7月号「クローズアップヒストリー オールタイム深谷―深谷七夕まつり」と続き、5月号と同じくリードに「議員ライター」と名乗っています。
編集部から提案があった約1か月前の自然災害とその影響を、「その時の空気」に近く記録したい。ここ数年試みている内田樹が橋本治の文にみる「未来が未知であった時点」※1へのトライアルとして、今回は日付を小見出し=アイコンにする方法にしました。
話をきいた人のうち何人かは本庄の妻の店経由。だから、とくに家屋被害が大きかった本庄児玉や上里、神川の話も関わっていて、たとえば本文でも触れている「平成26年豪雪」、それとこの号の印刷中に起こった「7.17ゲリラ豪雨・突風」というほかの時間からも切り離せません。
それと今回意識的に挿入したのは、議会や議会事務局で耳にしたいくつかのことば。抽象化された「議会だより」などオフィシャルなものではすくえない「空気」を少しでも再話することで、多様な人々が思い思いに動くことで生まれるざわっとした雑味が表現したいといつも思っていて、その点では雹だけでないどんなものも「2022年夏、深谷に降ってきたもの」なのでしょう。夏の雹は何時間もかたちを保ちませんが、ことばは空気中をずっと残って広がります。
SNSでの画像掲載、取材にご協力のみなさん、ありがとうございました。「ゆめ☆たまご」以来の友人とまるさんの「白い妖精」は驚異的な甘さ。表紙で交くんが食べてます。
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「2022年夏、深谷に降ってきたもの」
「クローズアップヒストリー オールタイム深谷―深谷七夕まつり」
※1 内田樹の研究室「追悼・橋本治 2019-01-29 mardi」
会場は「深谷テラスパークほか花園地区」
6月26日(日) 10時〜12時
市議会議員・小林真は、月1回市内各所であるテーマへの市民の声を集めて市政を考える「もんだいカフェ」を開催します。
第3.5回※は6月議会一般質問でテーマにした「関越自動車道花園ICバス停開設の可能性」。現在100本以上走る路線の一部が停まり、花園地区の東京方面、北陸方面へのアクセスが力アップしたらどう思うかインタビュー(収録あり)します。
なお、こんなテーマ、こんな場所で「もんだいカフェ」を開きたいというアイディアを募集中。どんな意見でもお寄せください。
※5月が本庄市内開催「議員カフェ」だったため3.5回とカウント
お問合せは makoto3660021@gmail.com 090-9108-5785
協力:すいっとプロジェクト