プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
Love&Smile~♪

『わかれ縁』西條奈加

2023-09-02 | プクニの本棚
『わかれ縁(えにし)』西條奈加/文藝春秋(2020/2)

いつの時代も家族円満は難しい⁉
人情時代小説の名手が描く江戸の離婚模様

夫婦となって5年。
定職にもつかずに浮気と借金を繰り返す亭主に絶望した絵乃は、
身ひとつで家を飛び出し、
離縁の調停を得意とする公事宿「狸穴屋」に流れ着く。
夫との離縁を望むも依頼できるだけの金を持たない彼女は、
女将の機転で狸穴屋の手代として働くことに。
果たして絵野は個性豊かな狸穴屋の面々とともに
一筋縄ではいかない依頼を解決しながら
念願の自身の離縁を果たすことができるのか⁉

【狸穴屋に持ち込まれた依頼の一部】
「二三四の諍い」…狸穴屋にやってきた10代の兄妹、彼らの望みは両親を離縁させること。
「双方離縁」…嫁と母、家格も絡んでなおややこしい。武士を悩ませる江戸の嫁姑問題。
「錦蔦」…才能ある息子を引き取るのはどっち? 職人家の間で起きた大岡裁きの結末。



西條奈加さんのご本。
前回のと同時に3冊図書館で借りていました。
ハマってます。

これは、読後スッキリ
「狸穴(まみあな)」は懐かしい地名だなぁ~。
狸=リ、穴=円、って事で
離縁を掛けて店名にしてるとの説明でした。
江戸時代には離縁状は男側からしか書けなかったとは
知りませんでした。
そんなところにも男尊女卑が・・・







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