『ヴィオラ母さん』ヤマザキマリ/文藝春秋(2019/1)
「生きることって結局は楽しいんだよ」
音楽と娘と自分の人生を真摯に愛する規格外な母リョウコの
まるで朝ドラのような人生!
******
「リョウコ」とは、漫画家・ヤマザキマリの今年で88歳になる「規格外」な母親のこと。
昭和35年、リョウコが27歳の時、勝手に仕事を辞め、新設された札幌交響楽団で
音楽をやるため、半ば勘当状態で家を飛び出した。
新天地・北海道で理解者となる男性と出会い結婚するものの早逝され、
シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることとなる。
戦後、まだまだ女性が仕事を持つのが難しかった時代。
ヴィオラの演奏家という職業を選び、家族を守るために、大好きな音楽を演奏するために、
リョウコが選んだ道は平坦ではなかった。鼻息粗く自分の選んだ道を邁進し、
ボーダレスな家庭の中で子供を育てあげた破天荒・母リョウコの人生を、娘マリが語る。
見本となるような「いい母親」ではなかったけれど、
音楽と家族を愛し、自分の人生を全うする、ぶれないリョウコから
娘マリが学んだ、人生において大切なこととは?
昭和を駆け抜けたリョウコの波瀾万丈な人生!
~作品紹介より~
ヤマザキさんのエッセイを読むのは、『国境のない生き方』『モーレツ!イタリア家族』以来ですね。
こんなパワフルな人を育てた人ってどんなお母さんなんだろうから、読んでみた本。
やっぱり凄かった!
本書によれば、規格外な母。
リョウコは、子育てを通じて周囲の人からどう評価されるかなんて全く意識していなかったし、
自分の子供たちの育て方や進路について、
周りの親子と比較しているような気配も、
周りと足並みが揃わないのを不安がっているような様子も一切なかったが、
それがどれだけ我々子供にとって気楽なことだったか計りしれない。
との一説が心に残りました。
それと、ハルさん(元義母)を迎えに行くエピソードがぐっときた。
本書も所々にマンガが挿入されてますが、
ハルさんがモデルで出てくるマンガ『ルミとマヤとその周辺』1~3巻も読んでみたい。
母不在中、妹と過ごす不憫さや知り合い宅に預けられる哀しさ、
色々な要素がヤマザキマリさんをパワフルにしたのでしょうね。
音楽への道を邁進する母だけれど、
おにぎりと一緒に手紙が毎日添えられていたり、
一緒にいる時間は短いけれど、しっかり愛情が伝わる子育て、
『国境のない生き方』にも感動しましたが、本書もおススメな一冊です。
全然関係ないのですが、
ヤマザキマリさんもパネリストで出ていた
NHKスペシャル100分de~萩尾望都~を2度目見ながらblogを書いてて、
誤って消去してしまった ショック~~
完全保存版だったのに・・・
多分友人も録画を残してるはずだから、コピーして貰おう。
中学時代の友人が萩尾望都さんの大ファンで
NHKでやるよ~と情報交換しあって録画し、
見終わって3人でLineで話しあったのが1度目。
今回2度目を見てたところ。
~ながら族なのが、最近注意散漫で・・・
あっ、本も出てたのね!これはもう買いですよ。
別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都 (教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著) ムック (2021/5/25)
「生きることって結局は楽しいんだよ」
音楽と娘と自分の人生を真摯に愛する規格外な母リョウコの
まるで朝ドラのような人生!
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「リョウコ」とは、漫画家・ヤマザキマリの今年で88歳になる「規格外」な母親のこと。
昭和35年、リョウコが27歳の時、勝手に仕事を辞め、新設された札幌交響楽団で
音楽をやるため、半ば勘当状態で家を飛び出した。
新天地・北海道で理解者となる男性と出会い結婚するものの早逝され、
シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることとなる。
戦後、まだまだ女性が仕事を持つのが難しかった時代。
ヴィオラの演奏家という職業を選び、家族を守るために、大好きな音楽を演奏するために、
リョウコが選んだ道は平坦ではなかった。鼻息粗く自分の選んだ道を邁進し、
ボーダレスな家庭の中で子供を育てあげた破天荒・母リョウコの人生を、娘マリが語る。
見本となるような「いい母親」ではなかったけれど、
音楽と家族を愛し、自分の人生を全うする、ぶれないリョウコから
娘マリが学んだ、人生において大切なこととは?
昭和を駆け抜けたリョウコの波瀾万丈な人生!
~作品紹介より~
ヤマザキさんのエッセイを読むのは、『国境のない生き方』『モーレツ!イタリア家族』以来ですね。
こんなパワフルな人を育てた人ってどんなお母さんなんだろうから、読んでみた本。
やっぱり凄かった!
本書によれば、規格外な母。
リョウコは、子育てを通じて周囲の人からどう評価されるかなんて全く意識していなかったし、
自分の子供たちの育て方や進路について、
周りの親子と比較しているような気配も、
周りと足並みが揃わないのを不安がっているような様子も一切なかったが、
それがどれだけ我々子供にとって気楽なことだったか計りしれない。
との一説が心に残りました。
それと、ハルさん(元義母)を迎えに行くエピソードがぐっときた。
本書も所々にマンガが挿入されてますが、
ハルさんがモデルで出てくるマンガ『ルミとマヤとその周辺』1~3巻も読んでみたい。
母不在中、妹と過ごす不憫さや知り合い宅に預けられる哀しさ、
色々な要素がヤマザキマリさんをパワフルにしたのでしょうね。
音楽への道を邁進する母だけれど、
おにぎりと一緒に手紙が毎日添えられていたり、
一緒にいる時間は短いけれど、しっかり愛情が伝わる子育て、
『国境のない生き方』にも感動しましたが、本書もおススメな一冊です。
全然関係ないのですが、
ヤマザキマリさんもパネリストで出ていた
NHKスペシャル100分de~萩尾望都~を2度目見ながらblogを書いてて、
誤って消去してしまった ショック~~
完全保存版だったのに・・・
多分友人も録画を残してるはずだから、コピーして貰おう。
中学時代の友人が萩尾望都さんの大ファンで
NHKでやるよ~と情報交換しあって録画し、
見終わって3人でLineで話しあったのが1度目。
今回2度目を見てたところ。
~ながら族なのが、最近注意散漫で・・・
あっ、本も出てたのね!これはもう買いですよ。
別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都 (教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著) ムック (2021/5/25)