虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

映画行ってきました

2011-04-24 23:55:16 | 映画

 本日、先週より公開されている「クレヨンしんちゃん」と「名探偵コナン」の映画を見てきました。毎年この両作品は同日公開されているので、同じ日に見に行っています。しかも決まって先にしんちゃん、後にコナンを見るというスタンスを取っています。で、今回の映画、しんちゃんは例年通りおバカさを丸出し、でもここぞの時はきちんと見せるという手法、凄いと思ったのは屁が終始縦糸として機能していたところですね。コナンの方は毎度ながら画面に釘付け状態、15周年にふさわしいスリル満点なところもありますが、最も意外だったのは、毎度映画で何かしらの厄災に見舞われるのが蘭なのに対して今回は・・・!!というまさかのラスト15分の展開。予告やCMにある蘭の「助けて・・・新一!!」の意味、未見の方は是非とも映画館でその意外さを味わって下さい。

 ところで、僕は見に行く映画の好み上、周りの客層が子供連れであることが多いのですが、毎年この両作品を見ていると、そして今日の上映中の状況を判断すると、色々と面白い状況が見られます。午前中、しんちゃんの映画を見ている時は、上映中にトイレに行きたいのか、途中で出入りする人が大勢いて、しかも今日座った席がたまたま端の席だったこともあり、スクリーンの前を通る人影が何人もいた上、EDを最後まで見ないで退室する人も結構いたりします(まぁ大抵の人は本編が終わったら用はないのでしょう)。しかし午後にコナンの映画を見ている時は午前中とはまるで逆の状況だったので興味深かったです。座ったのは丁度真ん中の席で右隣には10歳前後の少年、前には同じく10歳前後の少女3人が座っていたわけですが、誰一人最後まで立つことなく、そして映画館で子供がやりがちな声をあげることもなく、映画に見入っていたのです。まさに画面に釘付けの状態で。これで両者の人気を計るなどという愚考はしませんが、今日はこの2作品の、映画の世界に引き込む力の差を感じざるを得ませんでした。しんちゃんは対象年齢の振れ幅が広い上に、物語の骨組みたる縦糸部は緩く、キャラ同士のギャグやシリアスなやりとりという横糸が濃いイメージがあります。それはTV版のしんちゃんが日常劇で映画版は非日常を取り扱った特別編という違いがあることに起因すると思います。一方のコナンは対象年齢がしんちゃんよりやや高めに広いというべきでしょうか、推理ものである都合上物語の骨組みたる縦糸は当然重要、そしてラブコメ作品の側面も持つのでキャラ同士の恋愛、友情、愛憎などの人間関係という横糸も重視されています。そして通常のTV版も推理ものとラブコメものの混同作品、縦糸と横糸が程よく交差して物語が展開しており、映画版はTV版のスケールアップ版。つまりしんちゃんはTVと映画のコンセプトが異なり、コナンはそれが同じという点に集約されます。
 確かにTV版のしんちゃんは夕飯時に家族揃ってまったりほっこりして見られる、途中トイレに行っても大体筋がわかる(しんちゃんが何かしらやって騒動が起きる)、などがあげられるわけですが、コナンは話の流れや人物関係をしっかり見ないと事件の内容がわからないから、途中でトイレとかで抜けることは出来る限り避けたいと思うところです。この普段のTV放映での視聴者のおおよそ予測出来る行動パターンが今回の2つの映画の客層の動きに如実に表れていたのではないでしょうか?あくまで僕の予想ですが・・・。

 ちなみに僕の左隣には弟が座り、そのすぐ隣には高校生くらいのカップルがいたのですが、上映中携帯のバックライトが左の外視野に入って少し気になりました。上映前に弟はパーカーが相手のカップに当たって、危うく一悶着ありそうだったので(こっちが謝ってしかも年上なのに「気ぃ付けろ」と言われたことに、血の気の多い弟は腹を立てた様子)、少し不安でしたが上映終了まで何事もなく済んで助かったです。バックライトも上映中は迷惑になるのを知らなかったのでしょうか?弟が最近の若者を嫌う理由が少々解る気がします。最も僕もバックライトに多少イラッときましたが、弟と違って人と騒動を起こすのは好きではないのでスルーしました(弟もしくは相手が突っかかってきたら可能な限り平和的に解決に導く努力はしますが)。

 乱太郎、プリキュア、レッツゴー仮面ライダーは2回ずつ見に行きました。コナンも時間があればもう1回見に行きたいところです。プリキュアとライダーもまだやっているから時間のある時に。