墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

日曜日

2005-03-29 22:21:40 | 駄目
 日曜日は仕事で人材派遣の日雇いで引っ越し屋の手伝い。そこで一緒にはたらいた一人の若い奴は働き者で仕切屋。烏合の衆になりがちな人材派遣の連中の先頭にたち良く働く。    
 引っ越しの積み込みが昼には終わり、トラックとワゴンに分乗して引っ越し先の現場へ、そこで昼休み。彼は話し好きなのか、弁当を食う人材派遣の連中の中で中心になり話していた。俺は弁当を食い終わり、彼の話を輪の外からぼんやり聞いていた。本を読むには風が強いし、昼寝するほどは暖かくない。半端な休憩時間なんとなく暇なのだ。

 彼の本職は放送関係。ラジオのDJとか、イベントの司会。もともと、お笑いを目指していたらしい。どうりでしゃべりがうまいと思った。
 話の内容はタレントの誰々と知り合いとか、大阪のお笑いプロダクションにコネがあるとか、素人にゃ興味深いうらやましい話。けして、放送関係の人にありがちな嫌みな自慢話にならないところが、パーソナリティとして喋りを売りにしている人だけの事はあると感心する。

 そのうち彼は「最近、政治の勉強をしていて。」と切り出す。若者や女性が、ネットでの詐欺やストーカーなどの犯罪に巻き込まれるケースや、カードローンなどで自己破産するケースを例に挙げて、未成年者や若者が自己破産や犯罪に巻き込まれる前に気軽に法律相談できる公的な場所を造るよう国に呼びかけてると言う。
 24時間、気軽に法律の相談ができる場所。そんな場所をまずは都内に何カ所か造りたいそうだ。

 ふーん。ま、いいんでない。そんなもんつくるのにいくら税金がかかると思ってんだと言う程、俺は税金を多くは払ってない。どうせ、九割以上他人の税金だ。好きに使えばいい。なにより、新しい事を始めりゃ雇用と仕事が増える。そして将来の税金を納める若者を保護するのはお国の義務だ。気軽で手頃な法律相談事務所をつくる事に反対はしない。

 その為の署名を集めているという。俺は金は出さんが、名前はいくらでも無利子で貸してやる。太っ腹なのだ。というか、自分の名前がどう利用されようが俺の生活に迷惑さえかからなきゃどうでもいい。

 何人かの人材派遣の若者が署名する。本職が日野の工場員、車の修理工などが署名。俺にも紙がまわってくる。内容にひととおり目をとおしてみる。そして、最後にこの意見の元締めの名前を確認。「公明党 青年部」

 そうか公明党か。

 俺は、彼に紙をつっかえす。

「悪いけど、公明党さんには協力できないんだ。」

 俺は政教分離。憲法に従う。お国の規則に従う。名前も憲久だしな。彼に断る理由を聞かれた。彼は悪い奴ではない。ハッキリ公明党が嫌だと言うのも可愛そうだ。俺は公明党以外のなんらかの支持者だという事にしとこう。

「共産党なんですか?」

 出た。共産党。そんなにアカっぽく見えるのか俺は?これからは毎日風呂に入ろう。てか、失礼だっての。俺みたいのが共産党なんていったら共産党の方に。
 それとも。なんでも、反対するのが共産党て刷り込まれてんのかな?発想が貧困だ。貧困なる精神だ。宗教がらみで公明党に賛同できないこともあるし、こう見えても、親が市議会議員とかいろいろあるだろ。

「共産党じゃないけど、立川にさ、あるんすよ。そういうのが。」

 それで、会話終了。だから、俺は変な人扱いされる。こうみえても気をつかってんだけどな。


豆腐でなくて逃避だよ

2005-03-28 16:07:40 | 駄目
 極論で言や、人間の全ての行動は個人の死という現実からの逃避に他ならない。

 ま、それはそれとして。俺はいかに社会から外れた人間であるかが、今回、八王子のパン屋に就職して良く判った。そして、さらに実感する。会社や金儲けなんて、ごっこ遊びか、ガキ親父の自己満足にすぎない。そして、そんなことに真剣になったり、つきあったりするとえらいめにあう。

 俺は、未来なんかどうでもいい。過去にも興味がない。目の前の事にしか興味がもてない。そんな人間だから、自分の未来なんかに少しも未練はないはずだった。

 だが、30才を超えてから、子孫を残したい。女と生活を共にしたいとだんだん考え始めた。そうなると駄目だ。家庭とかいう未来を目指すと男にはプレッシャーがかかる。俺は男としての出来は普通の男以下なので俺はプレッシャーとストレスに異常に弱い。ドタバタといらぬ醜態をさらしてしまった。
 去年の11月からパン屋を辞めるまでの、この数ヶ月のプレッシャーとストレスは、ただならぬものだった。パンなんて基本的にはハレの食べもんだ。この俺が無理にパン屋になんかならんでもいいのだ。だれも困らない。
 全ては、女の為である。女と生活を共にしたいと考えたからこの不始末である。誰かの為とか考えるとハマるよとは知ってたが、女と暮らしたいという「自分の為」の欲望にすらはめられるとは。
 どうも、すでに俺が共に暮らしたいと考えた女性は俺への興味を失いはじめたらしい。いいんだ、底が浅いもんな俺は。
 このまま。このまま自然消滅的に彼女との交友は断たれるであろう。それでいい。何も望まないと決めてたから俺は俺でいられた。そんな態度に他の男に無い魅力を彼女は俺にかんじたのだろう。

 ま、いいんだ。俺はこれからも、目の前の事だけを淡々とこなしていこう。それでいい。なにも望まず。なにも怖れず。俺はただの感覚機械だ。内からのプレッシャーやストレスはいらない。感覚が鈍るだけだ。

 ちなみに彼女が何回かこのブログに訪れている事は知っている。この記事も彼女の目にふれるかもしれないし、このブログ自体が彼女の俺への不信装置である事も想像できる、だがあえて書きたい事だけ書いてきた。つもりだ。


缶コーヒー

2005-03-28 01:25:57 | 駄目
 無駄金は使いたくないし使えないんだが、辞められないのは、ビールとタバコと缶コーヒー。
 一日で、ビールが二本。タバコが一箱。缶コーヒーが一本。は必ず毎日消費している。

 今日は缶コーヒーの話。缶コーヒーはホットよりつめた~いの方がうまい。よって、人におごってもらう時以外は、必ず缶コーヒーはつめた~いだ。
 ビールをおかんして飲む奴はいないだろ?それと同じで缶コーヒーはおかんして飲むものじゃない。冷たいのがうまいのだ。なのに、どういうわけか寒い時期には缶コーヒーはホットという人が多い。最近、人材派遣の日雇いの引っ越し屋の手伝いで、久しぶりにお外の肉体系に返り咲いた俺だが。肉体系に一服の休憩はつきものだ。
 そして、一服には缶コーヒーがつきもの。そして、肉体系の現場の一服で、なにか飲み物をおごってもらうときは必ず缶コーヒー。そして冬場は必ずホット。これは法則。さからっちゃいけない。なに飲みたいと聞かれたときだけ、おそるおそる「冷たいコーヒー」と自己主張するのだ。

 本当のコーヒーと缶コーヒーは、別の飲み物だ。夏の暑いときでも、本当のコーヒーならアイスでなく、なるべくホットを飲む。そのほうがうまい。誘惑に負けて、アイスコーヒーを飲みたくなるときもあるが、その時はコーラを頼むようにしている。
 要するに、缶コーヒーはホットで飲む飲みもんじゃない。あっためちゃいかんのだ。俺的感覚ではコーラに近い飲み物だ。コーラをあっためて飲む奴なんかいないだろ。体調の悪い時にホットの缶コーヒーを飲むとゲロとくる。身体がうけつけない。やっぱし缶コーヒーはつめた~いにかぎる。

 最近のお気に入りは、所さんの朝専用。朝だけでなく平気でお昼も飲む。どういうわけか、昔からアサヒの缶コーヒーはうまい。最近、ジョージアに浮気してたが、やはりメーカーの選択ができる場所ではアサヒのワンダを買ってしまう。
 
 俺ランキングでは、一位アサヒワンダ。二位ジョージア(ショートアオカン)。三位ボス(ショートアオカン)。四位がポッカ顔カンかな。

 明朝も仕事前にワンダとタバコ二本。これが俺の朝の儀式。もう二時か。寝るとしよう、おやすみ。
 


寄せ集めて引っ越し

2005-03-26 22:32:23 | 仕事
 失業者らしく、無職らしく、職安にでも通えばいいのに、とりあえずの生活費と飲み代の欲しさに今日も日雇いで日銭を稼いできました。
 今日の人材派遣も引っ越し屋の手伝い。
 しかし、人材派遣はうまくておいしい商売だ。ただ人をかき集め、斡旋するだけで金んなるんだからな。

 俺は今日はじめて、普通のお宅の引っ越し作業を経験した。朝九時から、夜七時半まで。荷造りから荷下ろし。ゴミの撤去までをみっちり最後までつきあって、土日割り増しの日給一万二千円をもらった。

 この日給はおいしいよな。と金のない俺は思うが、大変だよ引っ越し屋は。階段の上り下りに死ぬ程重い冷蔵庫。
 明日の朝も起きたら確実に体中が痛いはず。
 
 春は引っ越しのシーズン。本業の引っ越し屋さんは毎日、本気で死ぬ程、忙しい。今日の引っ越しのドライバーさんは二日で五時間しか寝てなくて電池切れと言ってた。

 今日の引っ越しの元請けは、とある運送会社系の引っ越し部門。仕事は一般家庭の引っ越し。夫婦に子供が二人の家庭で、子供の荷物と古くからの家具で運ぶものはどっさり。あてがわれた人員は引っ越しが本業の4tドライバーが一人に、配達部門からの応援と思われる2tドライバーが宅配便の集配用2tトラックと共に二人。それと、人材派遣から馬の骨が三名。
 要するに、引っ越しのプロは一人だけで、後は宅配便のドライバーが二人に、馬の骨が三人。客は知らないが何食わぬ顔で寄せ集め集団が引っ越し作業を行ってんのだ。
 
 これが、単身者の引っ越しになると、もっとひどい。引っ越す本人が仕事を依頼したはずの元請けの会社からは、人材が派遣されず。朝、運送会社の引っ越し部門の営業の人が顔を出し、依頼主から説明を受け、後は頼むよと、人材派遣の馬の骨と他社から来たドライバーに指示を出して終わりなのだ。営業は次の仕事に向かい二度と戻って来ない。トラックには(有)なんとかと堂々と地元の下請け会社の名前。これなら、地元の運送会社のトラックをチャーターして人材派遣から人を頼んだ方がよほど安上がりだ。だが、それができないシステムというか、引っ越し業の実態と人材派遣から人を頼む方法を知らなきゃできる事ではない。たぶん、個人が電話しても人材派遣から人は来ない。運送屋から、車を頼むのは簡単だ。引っ越し作業や人はこちらで用意するから何日に何トン車をまわしてくれと依頼の電話をすりゃいいだけだ。運転のプロと車が来る。ただし引っ越し屋を介さずに引っ越す場合、荷造りの梱包材は自分で買い求める上、保険もないので、それなりのリスクが必要になる。