墨汁日記

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寄せ集めて引っ越し

2005-03-26 22:32:23 | 仕事
 失業者らしく、無職らしく、職安にでも通えばいいのに、とりあえずの生活費と飲み代の欲しさに今日も日雇いで日銭を稼いできました。
 今日の人材派遣も引っ越し屋の手伝い。
 しかし、人材派遣はうまくておいしい商売だ。ただ人をかき集め、斡旋するだけで金んなるんだからな。

 俺は今日はじめて、普通のお宅の引っ越し作業を経験した。朝九時から、夜七時半まで。荷造りから荷下ろし。ゴミの撤去までをみっちり最後までつきあって、土日割り増しの日給一万二千円をもらった。

 この日給はおいしいよな。と金のない俺は思うが、大変だよ引っ越し屋は。階段の上り下りに死ぬ程重い冷蔵庫。
 明日の朝も起きたら確実に体中が痛いはず。
 
 春は引っ越しのシーズン。本業の引っ越し屋さんは毎日、本気で死ぬ程、忙しい。今日の引っ越しのドライバーさんは二日で五時間しか寝てなくて電池切れと言ってた。

 今日の引っ越しの元請けは、とある運送会社系の引っ越し部門。仕事は一般家庭の引っ越し。夫婦に子供が二人の家庭で、子供の荷物と古くからの家具で運ぶものはどっさり。あてがわれた人員は引っ越しが本業の4tドライバーが一人に、配達部門からの応援と思われる2tドライバーが宅配便の集配用2tトラックと共に二人。それと、人材派遣から馬の骨が三名。
 要するに、引っ越しのプロは一人だけで、後は宅配便のドライバーが二人に、馬の骨が三人。客は知らないが何食わぬ顔で寄せ集め集団が引っ越し作業を行ってんのだ。
 
 これが、単身者の引っ越しになると、もっとひどい。引っ越す本人が仕事を依頼したはずの元請けの会社からは、人材が派遣されず。朝、運送会社の引っ越し部門の営業の人が顔を出し、依頼主から説明を受け、後は頼むよと、人材派遣の馬の骨と他社から来たドライバーに指示を出して終わりなのだ。営業は次の仕事に向かい二度と戻って来ない。トラックには(有)なんとかと堂々と地元の下請け会社の名前。これなら、地元の運送会社のトラックをチャーターして人材派遣から人を頼んだ方がよほど安上がりだ。だが、それができないシステムというか、引っ越し業の実態と人材派遣から人を頼む方法を知らなきゃできる事ではない。たぶん、個人が電話しても人材派遣から人は来ない。運送屋から、車を頼むのは簡単だ。引っ越し作業や人はこちらで用意するから何日に何トン車をまわしてくれと依頼の電話をすりゃいいだけだ。運転のプロと車が来る。ただし引っ越し屋を介さずに引っ越す場合、荷造りの梱包材は自分で買い求める上、保険もないので、それなりのリスクが必要になる。
  


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