せんびき

　俺は機嫌が悪い。ついでに期限ギレだ。どうせ、恋愛適齢期もクソも無い。俺がもてたのが奇跡だったのだ。俺は最後の機会。ラストチャンスに負けた。英語で言うところのラスト機械だ。気分はハカイダーてなもんだ。ハカイダーは、脳みそ半分すけてるぞ！これ以上の露出趣味は、内蔵透け見えのクリオネもまいったと言わんばかりのスケルトンなすえるとんだ。

　そんなで、俺はせんびきする奴が嫌いだ。底が浅いと思う。
　個人と多数。
　線ギリギリと内側。
　お前らと俺。
　ここと外。

　意味ねーんだよ。せんびきなんかにゃ。お前と俺とでどれだけ違う。

　性別も生まれも関係ない。俺たちゃ、そろいもそろって猿で馬鹿だ。
　おそろいの馬鹿じゃないことを証明したいなら、イコールをここに連れて来い！イコールがなきゃ証明は無理だ。俺とお前が違うことを証明したいなら、漠然としたイメージでなくあんたが言う、馬鹿な他人をここに連れて来い。

　他人が馬鹿なことの証明は簡単だ。人のあらさがしなんんか簡単だからね。


　でも、自分が奴らと違うことの証明は難しいぞ。「猿の惑星」だね。

　てゆーか、ごめん。俺は好きなもんは好きだ。

酒

　別に酒を飲むことは現実逃避ではない。

　酔いという現実にいるだけだ。
　なら、何故。アル中は心の弱い人の代表みたいに言われるのだろう？

　心に強いも弱いも無い。
　というかだ、心を実証できた人間なんかどこにもいない。

　いや、らしい。

　あ、そうか。優柔不断、考えすぎが、すけべのもとなんだな。

　違うな。
　そんなで、アル中自慢の酒飲み自慢は見苦しいから、もうやめようと思う。
　吐く程は飲めないもん。気持ち悪くなったらやめるもんな。

　晩酌程度がアル中語るのは、マジもんのアル中に怒られるってもんだ。
　て、ゆーか。酒やめなきゃならなくなる程は飲みたくない。死ぬまで酒飲みたいもん。　
　

鏡

　他人とは鏡のようなものである。自分がそこにあることを確認するための装置にすぎん。

　では、自分とは？
　単なる感受装置だ。
　
　一応、自分というものには出力装置がついてはいるが、出力は入力側によって、いかようにでも変えられる。
　あらゆる行動は他人に観られた時点で表現となる。

　だから、人は脳の故障以外でも狂えるのだ。
　

マツケンサンバ

　数学？算数かな？なんか「内法（ウチノリ）」って言葉あるじゃない。

　いやさ、今まで巧妙に隠してたけど、俺の人生のハンドルネーム。俗に言う本名は「ウチヤマ　ノリヒサ」なんだよ。そんでさガキん頃、算数の授業中に先生が「ウチノリ」って言う度に、ドキッとしたもんさ。この話はそんだけ。この話はそこに置いといてだ。

　なんか、マツケンサンバなるものが最近はやってるそうじゃない？
　いや、この俺も一度、ラジオのオールナイトニッポンで聞いたんだけどさ、曲だけは。
　ほら、俺さ、八王子のパン屋にいたじゃん。で、そこさ開店するまでの間、有線のスピーカでラジオかけてたんだよ。ニッポン放送なんだよね、それが。で、俺は四時半出勤だから、オールナイトニッポンの最後の方はきけるわけじゃん。そんでマツケンサンバを聞いたんだけどね。

　マツケンサンバの曲の感想はおいといてだ。これはあそこに置いとく。
　思うんだけどさ。マツケンサンバがはやったおかげで、マツケンサンバの名前が出る度に全国のマツケンさんが、ドキッとしてるんじゃないかと、思うんだよ。
　マツケンなんて腐る程いるじゃん。例えば松井健一さんとか。松本健司さんとか。松尾謙三郎さんとか。松木拳史郎さんとか。松原健吾さんとか。松江健六さんとか。松田剣七さんとか。末代犬八さんとか。松村建久さんとか。松林拳銃さんとか。

　ドキッとしつつも、俺とは関係ないや。自意識過剰だよなとか一人苦笑いしたり。
　まぁ、大変なんスヨね。マツケンも。