冲方 丁…うぶかたとう。1977年生まれ33歳。
「凄い作家が現れた!」
何時も遊んでもらっておる「すずどん」の「あなたが選ぶこの10年のベスト本」という記事で
チロっと書かれていたのがこの「天地明察」(笑)
少し前から本屋の平台に並ぶこの本を見ていたが、なにせ中身が
「江戸の算学」
江戸は好きだが数字は…っと躊躇してしまっていた(ハハハハハ)
こうしてブログを書いているので、満天さんって国語好き?と思う方も多いかと思うが
実はハッキリ・コッキリと答えの出る「算数」「数学」の方が、学科としては得意であった
ただし、式に当てはめバサバサと解答していく問題は得意だったが…
絡み合う図形のココは何センチ?とかいう証明問題は…私にとって最大の敵であったのだ
「ナゼに算数に文章っぽい部分が絡む?」
っという所に納得がいかず。。。たいがい答案用紙に一個か二個のるこの手の証明問題は…
完全に何時も無視しておった(ガハハハハハ)
ところがこの本。まったくの証明問題から入る。
もちろん、証明問題に一々引っかかる訳にはいかないのでスルー状態で読み進めるのだが
それでも大量のお釣りが手に入るほど、この本は面白い。
少し前に「ゆとり教育」で、円周率は「3」と教える。なんて話題があったが
江戸時代には既に円周率は3.14159…っと割り切れないと定義されておった。
地球は丸いということも明確に解っておったのだ
日本人は数学の世界において…退化しておるのか?とか思ってしまう(笑)
私としては近来稀に見るほどの面白さを感じたのだが
直木賞の選考委員から見れば、まだまだだという評価を得ているのが不思議だった
「ところどころ小説として納得いかない細部もあって…」
「せっかくの力量が空転したという印象が…」
「冒頭、話があちこちに飛び…」
「頭で作り出した域を出ていない…」
など、負の要素が多いらしい(ハハハハハ)
先にも述べたが作者の年齢が33歳と若い。
だからといって納得いかないほどの細部は、まったく気にならなかった
力量の空転どころか、芯にシッカリとした太い軸がある作品なので
話が飛び回ったとしても、ちゃんと読者はついていける
頭で読めばその域を出ていないように感じるかもしれないが、
この作品ばかりは熱い血で出来ているっと思う
主人公である「春海」が、初めての天地計測の旅に出る時に、一緒に同行した上司が居る
建部と伊藤という老人二人である。この老人二人が素晴らしい(笑)
※以下本文より
人には持って生まれた寿命がある。
だが、だからといって何かを始めるのに遅いということはない。
その証拠が、建部であり伊藤だった。
体力的にも精神的にも衰えてくる年齢にあって、
少年のような好奇心を抱き続け、挑む姿勢を棄てない。
この下りを読んで、自身を振り返らぬ中高年は居るだろうか?(笑)
もう歳だから…っと自分で終止符を打つほど情けないことはない。
そうは頭で解っていても、なかなか出来ないのが人の常である。
それをあえて若い人が書いた活字で読むと、身に染みてくるのはナゼだろうか
作者はPCゲームやアニメの制作にも携わっていたらしい。
どうりで、作風に不思議と映像がリンクする。
音を効果的に何度も登場させたり、
終盤から始まり、冒頭へ戻る書き方などはドラマの技法を彷彿させる
アニメとゲームで育った世代ならではの書き方が、とても新鮮に感じた。
これは、ドラマになる。(笑)
一人の男の人生を書いた話。大河にはもってこいだろう。狙っておるか?(笑)
彼なら脚本も書けるだろうから行けるかもしれん
大変面白い本なので、機会があれば…とは言わず
積極的に読むべし(アハハハハハ)
さて、本日12月21日16時40分から17時54分の間で
「皆既月食」が起こる
こういう月食が起こるよ~っと正確に言い当てるのも「正確な暦」のお陰なのだ
この本の主人公も、自分の作った暦の正しさを「日食」で証明する。
なにげなく「日食・月食」に触れていたが、それを的確に言い当てるのには
スーパーコンピュータ並みの計算力が必要なのだ。
それを主人公はソロバンで数値を導き出しておる(笑)
今晩、夜空を見上げ月が欠けゆくさまを見ながら
先人達の偉業をヒシヒシと感じるのも、ロマンがあって良いかもしれんぞ
ただし、寒いので暖かくして夜空を見上げるようにな
ロマンで風邪を引いては、アホらしいでの~(ガハハハハハ)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
←満天書店入り口
「凄い作家が現れた!」
何時も遊んでもらっておる「すずどん」の「あなたが選ぶこの10年のベスト本」という記事で
チロっと書かれていたのがこの「天地明察」(笑)
少し前から本屋の平台に並ぶこの本を見ていたが、なにせ中身が
「江戸の算学」
江戸は好きだが数字は…っと躊躇してしまっていた(ハハハハハ)
こうしてブログを書いているので、満天さんって国語好き?と思う方も多いかと思うが
実はハッキリ・コッキリと答えの出る「算数」「数学」の方が、学科としては得意であった
ただし、式に当てはめバサバサと解答していく問題は得意だったが…
絡み合う図形のココは何センチ?とかいう証明問題は…私にとって最大の敵であったのだ
「ナゼに算数に文章っぽい部分が絡む?」
っという所に納得がいかず。。。たいがい答案用紙に一個か二個のるこの手の証明問題は…
完全に何時も無視しておった(ガハハハハハ)
ところがこの本。まったくの証明問題から入る。
もちろん、証明問題に一々引っかかる訳にはいかないのでスルー状態で読み進めるのだが
それでも大量のお釣りが手に入るほど、この本は面白い。
少し前に「ゆとり教育」で、円周率は「3」と教える。なんて話題があったが
江戸時代には既に円周率は3.14159…っと割り切れないと定義されておった。
地球は丸いということも明確に解っておったのだ
日本人は数学の世界において…退化しておるのか?とか思ってしまう(笑)
私としては近来稀に見るほどの面白さを感じたのだが
直木賞の選考委員から見れば、まだまだだという評価を得ているのが不思議だった
「ところどころ小説として納得いかない細部もあって…」
「せっかくの力量が空転したという印象が…」
「冒頭、話があちこちに飛び…」
「頭で作り出した域を出ていない…」
など、負の要素が多いらしい(ハハハハハ)
先にも述べたが作者の年齢が33歳と若い。
だからといって納得いかないほどの細部は、まったく気にならなかった
力量の空転どころか、芯にシッカリとした太い軸がある作品なので
話が飛び回ったとしても、ちゃんと読者はついていける
頭で読めばその域を出ていないように感じるかもしれないが、
この作品ばかりは熱い血で出来ているっと思う
主人公である「春海」が、初めての天地計測の旅に出る時に、一緒に同行した上司が居る
建部と伊藤という老人二人である。この老人二人が素晴らしい(笑)
※以下本文より
人には持って生まれた寿命がある。
だが、だからといって何かを始めるのに遅いということはない。
その証拠が、建部であり伊藤だった。
体力的にも精神的にも衰えてくる年齢にあって、
少年のような好奇心を抱き続け、挑む姿勢を棄てない。
この下りを読んで、自身を振り返らぬ中高年は居るだろうか?(笑)
もう歳だから…っと自分で終止符を打つほど情けないことはない。
そうは頭で解っていても、なかなか出来ないのが人の常である。
それをあえて若い人が書いた活字で読むと、身に染みてくるのはナゼだろうか
作者はPCゲームやアニメの制作にも携わっていたらしい。
どうりで、作風に不思議と映像がリンクする。
音を効果的に何度も登場させたり、
終盤から始まり、冒頭へ戻る書き方などはドラマの技法を彷彿させる
アニメとゲームで育った世代ならではの書き方が、とても新鮮に感じた。
これは、ドラマになる。(笑)
一人の男の人生を書いた話。大河にはもってこいだろう。狙っておるか?(笑)
彼なら脚本も書けるだろうから行けるかもしれん
大変面白い本なので、機会があれば…とは言わず
積極的に読むべし(アハハハハハ)
さて、本日12月21日16時40分から17時54分の間で
「皆既月食」が起こる
こういう月食が起こるよ~っと正確に言い当てるのも「正確な暦」のお陰なのだ
この本の主人公も、自分の作った暦の正しさを「日食」で証明する。
なにげなく「日食・月食」に触れていたが、それを的確に言い当てるのには
スーパーコンピュータ並みの計算力が必要なのだ。
それを主人公はソロバンで数値を導き出しておる(笑)
今晩、夜空を見上げ月が欠けゆくさまを見ながら
先人達の偉業をヒシヒシと感じるのも、ロマンがあって良いかもしれんぞ
ただし、寒いので暖かくして夜空を見上げるようにな
ロマンで風邪を引いては、アホらしいでの~(ガハハハハハ)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
←満天書店入り口
ちょっとご無沙汰しちゃいました。
>凄い作家が現れた!」
これみたとき、
照れるな~満天ドンと思ったら
あら、全く違う(笑)
満天どんがこれだけ褒めるってことはかなりマニアックいや間違えた稀有の才能。
読んでみたいの~(*^_^*)
ちょっと探してみよう。
最近は忙しくて、あれだけ好きだった本屋さんもなかなか行けないので、もっぱらアマゾン頼りなワタシ。
読む時間は・・・捻出しよう!
年末年始、なんとか時間作ろうっと。
ますます休みの方が忙しくなってきたので、どっかで調整しないと・・・。
ご紹介ありがとうございました。
そうそう↓
結婚記念日おめでとうございます。
そりゃあ。心のこもったプレゼントはうれしいものですよ~!
ました(大汗) マルドゥックと一緒に近日中に送ります。
すでに大きな本棚2個には入りきらず、文庫本は2段重ねになっている。
その結果…棚板が下がってきた…笑
本って重いよね。
という事で「お願いだからこれ以上増やさないように」と言うお達しが出ている。
本棚は2階なのでまじでやばい…笑
それなら図書館で借りれば良いのだが…これが根っからの我がままで「読みたい本は自分のものにしたい!」わけだ。
だからこそこんなに溜まっているわけで…
一番古い本は幼稚園の時に親に買ってもらった「子供用文学全集」なるものも健在…と言ってもすでにボロボロだが…笑
ただ、私には変な傾向があって、好きな本を何度、いや何十回も読めるのだ。
推理小説で、犯人がわかっていても、何度読んでも感激度?はほとんど変わらないと言うお得な性格~笑
これまでの人生で一番多く読んだのは…多分「モンテクリスト伯」だなあ。
20回は読んでると思う。
旧かわせみシリーズも5回は読んでる。
そんな私が「来年は絶対に買おう!」と思っているのが「源氏物語」だ、渋いだろう?~笑
ただ今迷っているのは「誰の源氏を買うか」です。
私が読んだ事があるのは、高校生用くらいの簡単なものなので、今度こそ桐壺からしっかり読みたいのです。
でも訳者によってかなり違うらしい…
円地源氏、瀬戸内源氏その他色々あって迷います。
ここには本好きの方が多いので、お勧めがあったら是非!
直木賞は特に、大衆にどれだけウケておるか?が大事になる賞だから
ヘタな書評なぞせず、実際に一番売れている本か、図書館で待ち人数の多い本かを
受賞させればエエんじゃないか?とか私は思ってますだ~
上手に書ける人が本選びにも長けておるか?っと言えばそうでもない気がするからの~
(アハハハハハハ)
>神社などに奉納されたおもに幾何学や図形の計算を聞いたことがあります
まさにその通りっす!神社に奉納されていた算学絵馬から
この物語はスタートするのです~(笑)
若い人の向学心、老人の向学心。知りたいと思う気持ちを持ち続け
それに向かって邁進する江戸の人々の生き生きとした生き様が
とてもキラキラした状態で書かれてました
今、何でも簡単に手に入る時代において、本当に大事なのは何か?
ってことを深く考えさせられてしもうたです。
早く本が手に入って読めたらエエどすの~
50人か…確かに半年は掛かりそうだの(笑)
私のメールに住所とか入れてくれたら、この本をお貸ししますよん
気が向いたらご連絡くだされ~~
>満天どんがこれだけ褒めるってことはかなりマニアック
(ブワハハハハハハ)
んだ。多分…マニアックな部類に入ると思う(ハハハハハ)
なにせ話題の中心が算学だしの
それに関わるのが天文だしな~(笑)
ほいで彼の職業が「碁打ち」とくりゃ~興味のない人は嫌煙するだよね(ハハハ)
ただし、彼のオモロイところは…こんな無機質な部分に
恋とか入れてくるだよ(笑)
数学的な恋だけどね。なんだか焦ってなくてとてもエエ雰囲気なんじゃ
作太郎どんなら簡単に読めると思うよん
もしどこぞへ長旅する時なんぞに、お供としては最適な本だと思うがの~
なんとタイムリーな(笑)
実は余りにも面白い作家さんだったもんで
そのSFはどういう風に書いておるんだ?ってのを読んでみたいな~っと思ってました
SFから時代小説までってな人は
私は宮部みゆきさんや栗本薫さん高橋克彦さん位しか知らなかったもんで
とても楽しみです
頭の中に文章が溢れる人ってのは、どんなジャンルでも平気で書けるもんなんどすね~
そういう作家さんて、大好きなんです(笑)
上記の3人さんも、色々なジャンルを書き続けている内に
自分の得意分野を見つけて行くらしく、それもまた楽しみで(ハハハハハ)
育てるっと言うのと違って、作家さんがどう変化して行くのか?ってのを
ズ~っと見守るのも楽しみの内ですだ(笑)
んっ?なんか…年寄りっぽい発言しちまったかの~?(アハハハハ)
おお。おひさしぶりでやんす~(笑)
いつもブログの方は見ておるですが…確かに、忙しそうです~(笑)
仕事を持っていて、休日にも色々とやって
やっぱkayoboどんは若いの~っと感心しておるでやんす。
最近、アッシは無理が効かなくなってきました
色々とやりたい気持ちはあるのですが…体が付いて行けなくなって来ての~(ガハハハ)
そうなると、自分の好きな物だけをヤルっというワガママ生活になってきました(笑)
色々と読みたい本があったら、メモなんぞしておいて
何時か時間が出来た時に、ユックリ読むのがエエと思うですよん
無理は禁物っす(笑)
無理を通すと…体に問題が起こりやすいっと、こないだ見たテレビで言ってました
また、暇になったらhirorinちゃんを誘って美味しい物でも食べに行きましょう
楽しみにしていますね~~