goo blog サービス終了のお知らせ 

満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

まろ、ん?

2006-10-21 | 漫画紹介
「初バトンに挑戦!」
このマンガはなに?っとの質問があった
「まろ、ん?」をご紹介します。



光っているので撮影が難しかったデス。
栗の顔をしたマンガが解りますか?
これが、世にもまれなる美男子の「光源氏様です」(笑)

1993年創業の「幻冬舎」から
2002年に出版された本(マンガ)です!

作者は小泉吉宏さん(静岡県出身。武蔵野美術大学卒業)
この「まろ・ん?」で
第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞されています。
他著書作品に
「ブッタとシッタカブッタ3・なぁんでもないよ」(第45回文芸春秋漫画賞受賞)
「ブタのいどころ 」などがあります。

皆様、ご存知の
「源氏物語」は
一条天皇中宮上東門院彰子(藤原道長息女)に
女房として仕えた紫式部がその作者…らしい(多分ネ)
五十四帖より成る長篇で、
八百首あまりの和歌が入っている平安貴族物語。

第一部
天皇の子として生まれたハズなのに…
天皇の寵愛を一身に受けていた
身分の低い側室(桐壷更衣)の子供として生まれたために
本妻と本妻の子供との争いに巻き込まれないよう
臣下となって源氏の姓をもらい
「光源氏(本書ではマロ)」と呼ばれるが
容姿端麗・眉目秀麗・スポーツ万能そんな彼を世間がほっとくハズがない。
数々の女性との逢瀬(すったもんだ)を重ね、
重臣にまで登りつめてゆく「マロ」。
そんな光源氏の誕生から栄華までのお話。
世間でも有名所の話が多い第一部。
桐壷・空蝉・夕顔・若紫・葵など

第二部
晩年になり栄華をきわめた「光源氏(マロ)」
「愛」とはなんぞや?と悩む日々。
紫の上が傷つき苦悩していく様が収録
オジ様になった「光源氏」の子供達の色恋。
若菜①と②は源氏物語の中でも秀逸との評判アリ。
ほか、柏木・夕霧など

第3部
ついに死んでしまった「光源氏」
「光源氏」の孫達の恋の行方は~。
ただし、冒頭の匂宮・紅梅・竹河に関しては
筆の運びが…もしや…紫式部の作品じゃないんじゃない?
っと言われています。
ここでマロが亡くなってしまうので
空豆顔の「薫君」が主役。

源氏物語は与謝野晶子著書が有名ですが
現代語版っと銘打っても…やっぱり言葉が難しい…。
(かなり本好きの満天でも、飛ばし読みしました~

「あさきゆめみし」大和和紀/原作:青木健(マンガ)の方が
我々にとっては絶対的に読みやすい。
それでも「あさきゆめみしナビBOOK」がアルほどに
古典文学ってやつぁ~手を焼く。

で、おすすめなのが「コレ」
「まろ、ん?」
大掴源氏物語 小泉吉宏
写真を見てわかるように~
これ1冊で源氏物語全54帖を表現しちゃってマス。
1帖見開き8コマ。見開き8コマでっせ~っ!
どんだけ大変な作業だったかが伺い知れます!
作者あとがきでも
構想6年、制作実作業3年もかかってしまった~っと書かれています。

源氏物語を読んだことのある人は…
これじゃ~全然わかんないじゃん…などと言うかも?
また、いやいや、良くまとめていてビックリだよ~…っと言うかも?

初めての人は
いや~ん、簡単に源氏物語の全貌がわかっちゃった(ラッキー!)とか
こんな面白いのならチョット本格的に読みた~い!とか思うかも?

雰囲気が伝わりました~?
こんな感じの本です。
私は好きです!なぜって…マロが…絶世の美男子に見えないから(笑)
作者の小泉さんは、アル商品のキャラクターデザインで
マロを作成したのですが…ボツになってしまい…
それで、この作品で脚光を浴びさせた…思い入れの深いキャラなんです。
なぜって…栗好きだから(笑)
8コマだからってバカにはできませんヨ
当時の服装なども、かなり調べて書いています。
でも…着ている方は「マロ」とか「空豆」とか「どんぐり」ですが…。

ネット購入できます。
機会があったらぜひ一読してみてはいかがでしょうか?
私は時々、読み返しては「クスクス」やってます。
だってね~現代に通じるお話目白押しですから~
やっぱり恋愛に関しては
男は女々しいし…
女は強いっ!


最新の画像もっと見る

20 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
早速、図書館に予約 (夜の女王)
2006-10-21 11:43:13
簡単に読めそうなので

図書館に予約入れました



読んだら、またコメントにきま~す
返信する
ありがとう!! (ビバ!)
2006-10-21 12:55:40
実は、ちょっと前から、源氏物語を読みたいと思ってたの。でも、時間がないし(作れよ?)、なんか読みやすいものがあらばいいな~って思ってたとこなんで・・・

あたしは、是非、購入計画へ。学校の本屋さんにリクエストしようと思います。

読みたいのに、ちょっと・・・って思ってたから、本当に本当に嬉しいです(^◇^)ノ
返信する
「源氏物語」 (tooru_itou)
2006-10-21 13:49:33
「源氏物語」は日本が世界に誇る大長編物語です♪(^o^)。

大長編だから(読んでみたい♪)って思っても全部読むのは大変。

「現代語版」でと思った私も実はまだ読んでないのです(笑)。

私が読んだのは(円地文子)「源氏物語私見」って云う文庫本。

大体の事はこれで分りますヨ~♪(^o^)。



 ところで、私が感心したのが、満天さんのこの「源氏物語」を

3部にまとめた解説。どっかに元ネタでもあるんですか~?!。

実に上手に「源氏物語」をまとめて解説してありますネ♪(^o^)。

満天さんがまとめたのでしたら、凄んごいデス~♪(^o^)。

私にはとても出来ないデス。
返信する
夜の女王様へ (満天)
2006-10-21 17:35:56
へ~っ、図書館にありましたか?

良かったですね

では、読了後のコメントお待ちしております。(面白いと良いのだが…
返信する
ビバさんへ (満天)
2006-10-21 17:39:18
そうそ、そんな感覚にピッタリのマンガです。日本歴史マンガみたいな感じ。な~んとなく上っ面だけなんだけど~、読了後はまるで通になったみたいな(笑)忙しいアナタにピッタンコどす。ってな宣伝入れたくなる本なんで~す
返信する
tooru_itouさんへ (満天)
2006-10-21 17:52:19
1帖8コマなんで…こんな感じでマトメられているのですよ(笑)

集約されているので第一部から三部まで文章にしやすいんですだいたいの概略はトビにも書いてありますしネ(笑)

このマンガ、頑張ってマトメてあるんですよ~。作者が都合9年もかかって完成させたってのも頷けます。それをチョロチョロっとブログに載せてしまって…小泉吉宏さんが見たら怒るかな~?賞賛の紹介記事だし…イイか~



「源氏物語私見」円地文子著は知らなかったです。本好きの方ならコチラのほうがおススメですネ
返信する
こんばんわ~♪ (なみだ)
2006-10-21 19:02:16
満天さん!わたしね漫画は読まないの・・・・

でもこれっておもしろそうですね!

表紙の「光源氏」って栗?でしょ?

・・・でっまろ、ん?てな訳ですよね。。。フムフム

本屋にはよく行くのでちょっと探して中味のぞいてみようかなって思います

『まんが』を侮るなかれ!って言いますよね

日本の文化だって

“うう女”なんで思いたったら即実行ですよん
返信する
源氏物語 (ブック)
2006-10-21 20:11:05
おもしろそうなので探してみたいと思います

余談ですが高校のとき古文の先生がカウンセリングの先生だったので

額田女王はいったい天智天皇と天武天皇のどちらが

好きだったんでしょうかな~んていうことを聞きに

いったことがあります。先生は源氏物語をもちだして

人の心は簡単には推し量れないんだよといって

「ブックも大人になれば解る日がくるかもしれない」

と大真面目に答えてくれました

源氏物語を目にするたびに、当時のおばかな私をおもいだして

赤面ものです!!



返信する
ごめんなさい・・・ (ビバ!)
2006-10-21 21:31:21
記事と関係ないんです・・・

今日のあたしの記事(フルーツのお酒)のコメ欄に、

ひろしさんから満天さんへのコメが入ってるので・・・

また遊びに来てもらえると嬉しいんだけど(*´▽`*)

よろぴくで~~~す (●´ω`●)ゞエヘヘ
返信する
麿=まろ、ん? (たれぞ~)
2006-10-21 22:05:18
満天さんのと同じく「光源氏」と言えば「あさきゆめみし」を連想する漫画好きのたれぞ~です。



へぇへぇこんな漫画があるんですね。

「源氏物語」ものはあの傑作「あさきゆめみし」がある故か、何かと大和さんと比較され、酷評されますが(きらさんしかり、江川さんしかり)、この漫画はすごく興味をそそられます。

探してみようっと
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。