「ぼんくら」は2000年の4月に発売されました。
それから5年「日暮らし」は2005年の1月に発売されています。
そりゃ~ワクワクして読みました。が…スグに本を閉じました。
それはナゼかというと、「日暮らし」は「ぼんくら」の続きだったからです。
「ぼんくら」を読んだ時に、こんな面白い本は無い!っと感動したもんでしたが
月日の流れと加齢は残酷なもので、5年の間にすっかり内容を忘れてしまっていました。
まず、もう一度「ぼんくら」を読まねば意味が解らん!っと思ったのです。
ただどちらも単行本だと「上・下」巻の2冊で出版されています。
ちょっとした時間に余裕がなければ、一気に読むことができません。
「ぼんくら」をせっかく読んでも、またぞろ「日暮らし」を読むのに間があいちゃ~
この私の「ぼんくら頭」じゃ付いていけません(笑)
っと言う訳で、この本は楽しみにしつつも、本棚の奥に積まれた状態で眠りに入ってました
それから気付けば5年。しばらく宮部作品に触れていなかったせいか…
私の中で宮部中毒なる症状が現れてきました。
この機を逃す手はありません。少々溜まっていた宮部作品を一気に読むべく本棚を漁り
ちょっと忘れていたこの作品を手に取ることとなりました(笑)
お話しは、お江戸の時代とあいなります。
主人公は、ちょいと馬面な40歳も半ばの同心「井筒平四郎」であります。
彼には美人な奥方がおりますが二人の間に子はおりません。
家督の問題もあるので、甥の「弓之助」を跡継ぎに…というお話が持ち上がっております
この「弓之助」。大変、美しい。しかも頭脳は明晰。
ん~。同心なんぞにして良いものだろうか?ってなお子でございます。
それと同心「井筒平四郎」の見回り先である「鉄瓶長屋」の面々
煮売り屋の「お徳」、官九郎というカラスを飼っている「佐吉」
あの有名な岡引「茂七親分」の一の子ぶんである「政五郎」
政五郎の下で働く「三太郎」通称おでこ。弓之助と同じ年齢ながら記憶力が抜群で
私なんぞは、おでこさんの爪の垢でも煎じて飲ませて欲しいと思ったくらいです。
そんな面々が「鉄瓶長屋」でおこったある事件から、「んっ?」「へ~」「あっ!?」
ってな具合にお話しが進みます(笑)
もちろん「ぼんくら」だけでお話しは一度終わっております
では、「ぼんくら」と同じメンバーが違う事件を解決するのが「日暮らし」かい?といえば
それは違います。
「ぼんくら」で明かされなかった「秘密」が「日暮らし」で徐々に解明されて…
ま、そこは物語を織り成す名手である宮部氏の技が光る部分でもありますです(笑)
宮部氏のお話しは、マジックショーのような雰囲気がありますので
あまりネタバレをしては、彼女の技が霞んでしまいます。それほど絶妙な技なもんで(笑)
ところで先にも述べましたが、鉄瓶長屋に住まう「煮売り屋」のお徳さん。
彼女が大鍋で丁寧に作る煮物にゃ~参りました(ハハハハハ)
見回りの途中でフラ~っと立ち寄っては、たっぷりな汁を吸った大根やらコンニャクやらを
「ハフハフ」言いながら頬張る井筒のダンナにゃ、嫉妬すら感じましたもん。
「ああ~一度でエエ。お徳さんの煮物が食いてぇ~」ってな言葉が、
私の頭の周りをグルグル回りやした(ハハハハ)
「ぼんくら」で煮売り屋だったお徳さんも、「日暮らし」では少々手を広げます。
彼女の作る料理を頭の中で想像するだけでも、そりゃ楽しい本でございます。
お徳さん特製の料理の数々、是非、レシピなんぞ教えてくれんかの~とか思いました(笑)
どなたが読んでも間違いのない作品だと思います。文庫化もされております。
ぜひ、ご一読を。面白いですよ~~(笑)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
面白いですよね~^^
「ぼんくら」は、井筒のダンナの奥方が大真面目に弓之助の行く末を案じて語る言葉に爆笑しましたわ^^
だってねぇ、美人で品の良い奥方の口から○○○って言葉が出るとは(笑)
ひどい女だと思っていた葵が、「日暮らし」では意外な一面を見せていてびっくりしたり。
食べものが美味しそうといえば、「初ものがたり」に出てくる旬の食べものもそれはそれは美味しそうでした^^
いなり寿司屋の親父の正体も気になるし、宮部さん、早く続き書いてくれないかな~
それこそ、続編が出たら前作を読み直さないといけないくらい間が空いちゃいました(泣)
宮部さんの時代小説はいいですよね。
これは読んでないので、また候補に♪
ウ~~ン。上下巻ですか。
夏にぼんくら頭になってるときに読むことにします
それは素晴らしい。
ちょうどしばらく留守にするので、
どこかで買って読もうかな(*^_^*)
>早く続き書いてくれないかな~
うっ…。まったく続きのことは考えてなかったです!
そうか…確かに…続き。。ありえる(笑)
これはシリーズ化したって、全然有りな作品ですもんね~~
むしろ沢山続きを作って欲しい(ハハハハ)
しかし…宮部作品の続きって、どうしてこんなに間が開くんでしょうか?
色んな出版社からワレもワレもと依頼が多いのかの~人気作家だしの
私は弓之助の従姉おとよちゃんが可愛かった
一生懸命に何かをやろうという意気込みが見ていて素敵な子だな~っと思っただよ
あとお徳さんの店を手伝う包丁人の喜一さん。
確かにお徳さんのお店には、勿体無いほどの腕前だけど…
でもズ~っとお徳さんと一緒に仕事をやっていて欲しかったな~(笑)
宮部作品に登場する人達は、皆、素敵での~
どの人にも思い入れが入ってしまう(笑)
それに読んでいてホンワリ気持ちが和むから好きっす!
宮部作品の時代物。早く次回作が読みたいどす~~(笑)
両方ともに文庫でも発売しております
ただ…「ぼんくら」は上下巻の2巻ですが…
「日暮らし」は…上中下の3巻どす
全部で5巻となりますが…(ハハハハ)
最近の宮部作品の文章量は止まるところをしりません
どんどん文章の量が増えているような気がします…
って…私のブログも文章量が多いので、人の事は言えないのだが…(アハハハハ)
この両作品は面白いですよん
宮部作品の時代ものの良いところが凝縮されております
だから、買っておいて気が向いた時に読むってのがオススメどす
ただ、「ぼんくら」と「日暮らし」の間を開けずに読むのが大事かと…
そうでないと私の二の舞どす~~(笑)
んっ?
またまた何処ぞへお出かけどすか~
この作品を旅先で…
ん~~~~~~。。。。。。
一つ一つ短編でクギってあるので旅先でも読みやすいが…
ハマってしまうと旅先でも没頭して読んでしまうかもよん(アハハハ)
梅雨に入ったと言っておるが…今日の横浜はピーカンなお天気どす~~
何処へ行きなさるか解らんが、作太郎どんが行く所、雨雲が付いていくから
気を付けてな~~(ハハハハ)←人のことを言えないクセに平気で言う(笑)