本日「ミシェランガイド2017 宮城」が発売されました。
仙台の有名な書店では900部を仕入れ、明日からの3連休で完売するのではないか、とTVでおっしゃっていました。
影響力強いですよね、某食サイトとは比較にならないかもしれない・・・。
ですが、この情報は定量的ではないのですね。
宮城県の食のカテゴリー別に何件の店舗を何回(何人)で回って、
その中で何が☆に繋がったのか、何だか曖昧と思います。
その調査員は覆面でお客様になりすまし、その店の料理を味わうのですが、肝心なのはその店に何回通ったからかしら?
例えば前夜にお酒を飲み過ぎて、体調の悪いなかで食べた料理は、おそらく美食家といえども食べる感動ないと思うし。
例えば、凄く暑い日であたたかいラーメン食べたら、美味しいと思うのか?
ストレスで味覚障害というのもあるし・・・。
基準が公開されず曖昧なのに、影響力だけ残すありさまは私は何か疑問を感じます。
飲食店の生き死にを、軽率に、左右するのは、皆にメリットが行き渡るのかな?
私の行きつけのラーメン店は先鋭のラーメンを目指しています。
店主が言ってました。
「僕の店に来たお客様が幸せになってくれたら、それだけでいい。ミシェランガイドに載らなくて良かった。いつもの常連さんが並ばなくて済むから」と。
経営者は命を削って仕事してます。
1回か2回の調査員さんの心持で、凄いものが出来ちゃう。
「ミシェランガイド」というブランドが全て正しいと、生活者の心がワシ掴みにされるのはどうかと私は思います。
味覚も考えも、これが正解なんて統一なんてされたくないから。