今月になって、お得意先様に会いに行くたび「もう今日が最後で、急な会社の判断で私を含めチームは失職することになり、もう・・・」とご挨拶に回っていますが、これが精神的にすごくキツイです。
「え、もうこれが最後?なんで?え?どういうこと?なんで急に??」
そう言われても、私も本当の事、これからの正確なことは知らされていないので、説明が上手くいきません。
だけど唯一自分で決めてあることがあります。
絶対に、誰の前でも泣かないこと。
そうして、私がいままでいただいたご縁は、これからもどんな形であれ続くことを願うこと。
車を運転していると、不意に、かつて短期間ではありましたが、脳溢血や脳梗塞が原因で、車椅子生活になった方々のボランティアをしたことを思い出しました。
折り紙で紙飛行機を作るなんて普通にできることが、急な病気の後遺症の為いきなりできなくなり、私が手を添えてお手伝いしたりして、やっとふたりで作った紙飛行機を2Fから飛ばしました。
長く飛ぶことも嬉しい事でしたが、紙飛行機を作ったというそのことが一番の喜びでした。
ある方は私に教えてくれました。
「リハビリは、痛いし、何より今までできたことが急にできなくなったことが辛い。
体もだけど、失ったことが多すぎてね。
心も辛過ぎて、この辛さから逃げたいと思えてくる、そのほうが楽だから。
でも今思えば、その時が一番肝心だったんだよね。
体の痛み、心の辛さを頑張ってその時乗り越えることができれば、完全には戻らないけど、より健常者とさほど変わらないほど回復できるんだよ、自分の努力でね。」
そのかたは車椅子ではなくて、ステッキで歩行していました。
私は毎朝はジムメニューに合わせてウェアをコーデして、仕事を終えたらジムで気持ちよくストレス発散しようと、やる気いっぱいなのですが、仕事で謝るような、今までの感謝を伝えるようなそんなことを行っているうち、夕方には心が閉じていくというのか、ネガティブな感情に支配されてしまいます。
つまりジムで汗を流そうという朝のイメージは、夕刻にはジムで頑張れないという心境に変わります。
思えば、今まで頑張っていた分、お得意先さんの皆様に信頼されて頑張ってきた分、私のチームの失職に見合うような真実を説明されていないので、私の心は救われないままなんですよね。
そんな私に夫は、できるだけジムには行くことを強く言われ、行かないと責められるほどです。
結局ジムのお風呂だけでも(頑張らないと)と。
サウナに入っても6分は頑張りたいのですが、3分でもういいや、とかそんな集中力なない感じなんですけど、これも実行することの中身(成果)ではなく、欠かさずジムに行くことが、心のリハビリなんだと。
きっと、傷ついた心のリハビリが今は必要で、ジムに行くことが一番私の近道なんだ、と思えてきました。