最後の会議でした。
解散に向けてのごあいさつがあり、男性が涙をこらえ声を詰まらせ、時に涙を流しながら、共に目指して頑張ってきた数年間のことを語りました。
「何故、泣くのだろうか?」
私はそう思いました。
「泣くのは、自分を許して欲しいから?
自分がこのような事態に陥ってしまったことに、力不足とかの後悔があるから?
でもね、この方だけが悪いのではないんですよね多分、企業の骨組みが悪かったんだと思う。
こうして人を切った代わりの、その先のことが何も見えていないどころか決まっていないなんて、驚くほど軟弱すぎる。
例えれば、強がりでボロが次々と出てくる、安倍政権みたいだなぁ~」と思いました。
さて、会議の後は美味しくビールを飲んで仲間と過ごす時間を持つことができました。
私のチームの一部の方は、仕事を存続できることが決まっています。
「私は、離職する皆の大体の居場所が決まるか、そんなタイミングで次の仕事を探すからね。
少し時間はかかるかもしれないけど、きっと良い仕事が舞い降りてきて、また皆でチームでやっていけることを信じているから。
これから個人になったとしても、短期間のうちにあの○○でさえ、私たちの活動におびえて立ち向かってきたその時の自分の強さを忘れないでね」
皆が、チームを好きだったから、個人の仕事のできるできないなんで、そんなの問題じゃなかった。
ただ心を合わせて、出来ないの問題につきすすんできた!、そのプライドだけは忘れたくない。
一次会が終わると、堰を切ったように、「ごめんね、許して」と言って泣きながら残ることができた仲間が私に抱きついてきました。
「こんな私のために、泣いてくれるの?
むしろMさんの方が、これから大変になるかもしれないんだからね。
許すとかそんなじゃなくて、そんなに私、小さくないから大丈夫。
こんな辛い思いさせて、私こそごめんね。」
そうして4次会までお酒呑んで。
過去の話して。
未来の話して。
Mさんはよほど自責の気持ちが強かったんだと思う。
GWのヨーロッパ旅行もキャンセルして。
4次会がカラオケだったから、Mさんは朝が早かったから少し眠くなってね、ずっと肩を貸してあげて、髪を撫ぜると、サラサラじゃなかったんですよね。
ずっとずっと、自分が残留できて私が抜けることが、相当苦しかったんだと解りました。
ごめんね、私の為にこんなに苦しませて。
また、皆で一緒に仕事できる日がくることを、こんなに強い力で繋がっている皆の、これからの幸福実現を心から願い、そうできるご縁を頂ける日がすぐにありますようにと思うしかありません。
でもやっぱり、いきなり仕事を失うということは、現実に還れば、すごく深い事実と向き合うことになります。
車のローン。
家の改修が始まっているのにお金どうする?
旅行予定していたのに、入ってくるなお金がなくなると??
だっていきなりですもん。
予感は何度も感じてたのにね。
そんなものなんですかね。
東京2020があるから、皆前向きな気持ち持てると思うんですよね。
それが終わった時、本当に怖いと思います。
このブログ読んで下さったのなら、是非自分の「未来予想図」を想像してみて下さい。
「希望的観測」の「希望」を手にできていない方は、何が自分にとって信じられる=希望なのか、ちょっとだけでも考えて頂けたら、私の今日のブログは掲載した意味があるのかも知れません。