修験道の開祖・役行者小角が開基と伝えられ、1,300年もの歴史を有する古刹47番「八坂寺」。寺は山の中腹にあり、飛鳥時代の大宝元年、文武天皇(在位697〜707)の勅願により伊予の国司、越智玉興公が堂塔を建立。
このとき、8ヶ所の坂道を切り開いて創建したことから寺名としたそうです。
ますます栄える「いやさか(八坂)」にも由来するとか。
弘法大師がこの寺で修法したのは百余年後の弘仁6年(815)、荒廃した寺を再興して霊場と定めたそうです。
本尊の阿弥陀如来坐像は、浄土教の論理的な基礎を築いた恵心僧都源信(942〜1017)の作と伝えられています。
本堂と大師堂の間「極楽の途」「地獄の途」があり、極楽には美しい浄土が、地獄には餓鬼道、畜生道、修羅道などが描かれているそうです。
地下に下る道がありました。
行ってみます。
本堂の地下室には、全国の信者から奉納された阿弥陀尊が約8,000祀られています。
お寺の玄関先に猫ちゃんが寝そべっていました。
おだやかで優しいお顔の猫ちゃんでした。
暫しの間、見ているだけで癒されました。
かわいい猫ちゃんとの出会いが印象に強く残りました。