山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

納豆克服?

2010年01月30日 | 野菜
子供の頃からなんですが、私は納豆が苦手です。

あの匂い、あの粘り、口の周りにつくと皮膚が痒くなるし、おかずに箸をのばせば、ファンヒーターの風にそよぐ細い糸…
ああ、そう考えるとやっぱり見るだけでも嫌です。

そんな私に最近転機が訪れました。
風邪をひいてしまい、数年ぶりに病院に行きました。
病院で投薬された薬が私には合わなかったのか、風邪は一向に回復せず、寝込んでしまいました。

そんな時です。
なぜか、家族が納豆を食べている姿をみて、私も食べたくなりました。

その日に限って、お酢が苦手な私が何故か黒酢のたれ(付属外)をかけて、軽く混ぜまして…



「ああ~ん」というふうにです。
レンゲなので、口のまわりに納豆が付かないですみます。

風邪で匂いがわからず、味覚もぼんやりしているせいか、納豆が美味しく感じられました。
喉越しが良く、大粒の豆を噛んだ時のねっとりした滑らかな歯触りが美味に感じられます。



この「おかめ納豆 国産大粒」です。
製造元は、茨城県東茨城郡小川町のタカノフーズ(株)。
「大粒納豆 水戸将軍」なども発売しています。

まだ風邪が良くなっていないので、一日1パックの納豆を続けていますが、良い感じです。
風邪が治ったら、またたべなくなるのでしょうか?


さて、納豆の栄養素(第五訂 日本食品標準成分表より)を調べてみました。

様々な栄養素を多く含んでいる納豆ですが、大きな特徴は「ナットウキナーゼ等の酵素類」で心筋梗塞や脳硬塞の起因となる血栓を溶かす酵素として非常に注目されています。
これは従来、心筋梗塞の発作時に投与されていた血栓溶解剤「ウロキナーゼ」が30分程度の効果しかなく、一回の投与で20~30万円もかかっていたのに対し、ナットウキナーゼなら納豆100gに含まれるものだけでよく、更に8時間も効果が持続するからです。血栓を防ぐためには1日100~200gの納豆食で良いとされています。

納豆菌がつくりだす酵素には、たんぱく質をアミノ酸に分解する「プロテアーゼ」、デンプン質をブドウ糖に変える「アミラーゼ」、中性脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解する「リパーゼ」、繊維質を糖質に分解する「セルラーゼ」、その他に「ウレアーゼ」「パーオキシダーゼ」「カタラーゼ」「ペクチナーゼ」等々です。

他には血を凝固させる作用がある「ビタミンK」を多く含んでいます。
ヒトの腸内細菌でも、一日の必要量の一部は作られるので、納豆を一日1パック食べていれば 十分な摂取量になのだとか。
生まれたばかりの赤ちゃんは、この「ビタミンK」をおかあさんの母乳などから摂取します。

そのほか女性ホルモンに似たはたらきをもつ「イソフラボン」、ネバネバのもととなる「ムチン質」は肌をうるおす効果があるため、若々しい肌をつくるといわれています。
美容効果もあるのですね。

さらに、細胞の再生や成長を促進するはたらきのあるビタミンである「ビタミンB2」は健康な皮膚、髪、爪をつくり、脂質の代謝を促進し、糖質の代謝にも関係しているそうです。


まだまだいっぱい書ききれないほどの栄養素を含んでいる「納豆」ですが、安価でいてどこでも手に入る食材なので、毎日頑張って食べたいものです。