スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

盗まれたパスポートが

2014-04-12 21:38:15 | 時事問題
以前紹介した「シャンタラム」にも出て来る、違法パスポート市場の話。
シャンタラム
どうもスウェーデンのパスポートには闇市場でかなりの高値が付いているらしい。The localより。
http://www.thelocal.se/20140412/swedish-passports-hot-property-on-black-market
現時点で行方不明になっているスウェーデンのパスポートは合計177000個に達しており、それらが闇市場で高額でやりとりされているという。その値段、何と80000クローナ(約120万円)なり。スウェーデン人がパスポートを無くした時、再発行に必要な金額は350クローナ(5250円)なのだそうだから、このまま放置したら変な商売が生まれてしまいそうである。
どうしてこんな事に?というと、記事によると紛失の際にはあっさり再発行が可能だからなのだという。過去2年の間に861名の人が3回以上紛失しているらしい。中には一人で10回以上再発行している人もいるそうで、こうなると困りものである。技術的には進んでいて、「世界で最もコピーが難しい」パスポートらしいのだが、妙なところで緩いものである。
ただ、こういうところで高値が付く、と言うのはパスポートへの信頼の証なのでもあろう。スウェーデンもまた世界から信頼を受ける国、という訳である。この信頼は維持していってほしいと願う。
ビザなし渡航可能な国
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ハナニラ

2014-04-12 20:10:55 | 日本の動植物
近くの空き地で生えていたのがハナニラである。最近は特に満開という雰囲気になってきた。
Wikipedia「ハナニラ」
ウィキペディアにある通り、葉をちぎって鼻に近づけると確かにニラに似た香りがする。味は知らないが。。。

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知人と話して

2014-04-12 18:49:38 | 考えてみたこと
知人とカフェに行って話をする機会があった。適当に話しあった事を。

1) 一昔前に比べて確実に雇用体制は流動化する方角に向かっている。大組織からの天下り、コネの就職も依然として健在であるが、自分で就職先を探して転職する人間は確実に増加してきている。この状況は良い点と悪い点とがあるが、そういう議論を抜きにして確実に「時代はそうなっている」。恐らくはインターネットの発達と決して無関係ではないだろう。以前ならとても漏れなかった様な情報が転職者に普通に伝わっていたりするからだ。この状況に適応し、組織として結果を残す戦法を編み出さなくてはならない。
2) 外部からツテ無しで応募してくる人間の中には必ず「トンデモない」人間が一定数紛れこんでいる。その知人も恐るべき実例を数限りなく経験した。しかもその「トンデモ」の度合いは一昔前と比べると「信じがたい水準」なのだという。日本人なのに日本語が通じないレベル、というのがその知人の言。その一方で有能な人間もおり、そう言う人は知識にあふれてかつてとは比較にならないくらい優秀であるという。要するに流れ着く人間の能力の「落差」が一昔前とは比較にならないほど酷くなっているのである。
3) こうなると、「外部から来た多彩な人間達をどう教育して戦力にするか」というのが極めて重要となる。スウェーデン時代は多国籍な環境であったが、そんな中をまとめ上げている上司は大変そうであった。その時上司が言ったのは「こういう組織を運営する時に大事なのは雇う人間と契約前に直接話しあうこと、仕事上のトラブルが起きた時は迅速に(遅れてはならない)、そして率直にそれを指摘し解決策を話し合うこと。それでも駄目な時は必ず上司が責任を持って契約を打ち切ること」であった。これらは日本であっても、これからは重要になって来るであろう --すなわち定期的に新入者とフィードバックの話し合いを持つこと、そして駄目な時、なるべく早めに契約を解除して被害を最小限にする事である。
4) ただ、「優秀な人間」の方にも最近は問題が多いケースがあると言う。知識にはあふれているが、ここ一番での「思い切り」というか、「度胸を持って思い切って一歩を踏み出す」という部分がかなり弱くなって来ているというのだ。こういう部分をどう教育していくのか、それは中々答えが見つからないと言うのが知人の弁。

いずれにしても、今の時代に「一昔前はこれこれこうすれば大体何とかなっていた」というのは極めて危険な発想である。時代は変化を続けているのだから、何もしなければ退化しているのと同じである。Change before you have toである。
考えたこと
日本の歴史
話をすると

*後記。人を指導する件について。かつての常総学院・木内監督の「いいやつは放っておいても良くなる。本当の監督の力量は6番や7番を打つやつをどれだけ伸ばすか」の言も思い出してしまった。意外とそんなものかも知れない。
木内幸男監督
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