午後から次男の勤める校区の研究発表会に参加しました。次男の校区は国の委嘱事業を受けて、「0才~15才の協働した子育て」をテーマに保幼小中の連携型小中一貫校に取り組んできました。そんな中、今日の研究発表会の次男のクラスが授業を公開しました。
2学年の次男のクラスは、「障がい者理解」というテーマで、次男の幼なじみ(ダウン症)の親子を子どもたちと出会わせ、親としての思いなどを聞き、子どもたちが「障がいって?普通って?」をみんなで考え、街に出て障がいのもつひとたちにとって、何がじゃましているのか。そのために自分たちで何ができるのかを考えることにつなげていました。
そして、その取組を各班が発表していました。担任の次男も子どもたちの発表内容も本番の授業で聞くのがはじめてだったようです。
授業前、わたしが顔を出すと「あ!先生のお父さん」とざわざわ。2か月前に職業講和で出前授業したわたしのことを覚えてくれていたようでした。そんな中、課題がある子どものひとりと目があい、わたしが手招きするとしぶしぶわたしのところに来てくれました。
恰好をつけ「先生の親父がよんでるから」と言いながら、わたしのところに来ていました。わたしは「職業体験でめちゃくちゃ、がんばったようやな」と褒めました。素直な態度ではなかったのですが、嬉しい素振りを見せてくれていました。
授業では最後に今回コメンテーターで参加してくれていた幼なじみ(ダウン症)のお母さんが、コメントで「ダウン症の子は長生きもできないし、老化現象も最近出てきている」「息子のおかげで多くの仲間や多くのひととつながれたこと」をみんなに話されました。
そして、最後に「ダウン症の息子を持って幸せでした」と話されました。その言葉を聞いたとき、わたしは涙が止まりませんでした。それは保育所当時から、息子への思いや子育てを目の当たりにしていたからでした。彼女の子どもへの熱い思いは次男のクラスの子どもたちにも充分伝わったと思います。
参加できて、ほんとうによかったと思いました。