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意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

2017年アニメアウォーズ!(補遺)

2018-01-13 23:00:38 | アニメ感想2017年・4期






「アニメアウォーズ!」で指定項目に
ないけど勝手に評価したい与太をこちらで







人外キャラ部門









ガガンポさん
(異世界食堂)








「爬虫類とか獣人が人間より礼儀正しい」って設定、大好きなんですよw
カタコトの言葉でも「食堂」に臨むのにあたり万全の配慮を行うとこに
「文化」のあり方をまざまざと感じる。








男性声優部門







石田彰さん
(「昭和元禄落語心中」の八雲 「3月のライオン」の宗谷冬司
「チェインクロニクル」のユーリ 「UQ HOLDER!」のフェイト
「食戟のソーマ」の司 「夏目友人帳」の名取
「血界戦線」の堕落王フェムト 「少女終末旅行」のカナザワ など)






「名人」か「ラスボス格のあやしい人」という、言葉もねえw
でもまあ最近は名取やカナザワのように若輩をみちびく役どころも
視聴しているとしっかり説得されてしまうので
「目立たない凄さ」にも惹かれるところがある
そうでありながら「闇堕ち」しそうな危うさもまた魅力かw




あと斧アツシさんが
(リクリエイターズのブリッツやサクラクエストの門田丑松とか)
「渋いオッサン」役でいっぱいでてたのが個人的にうれしいw











女性声優賞







悠木碧さん
(「幼女戦記」のターニャ・デグレチャフ 「ACCA」のロッタ
「戦姫絶唱シンフォギア」の立花響 「サクラダリセット」の相麻菫
「アホガール」の花畑よしこ 「キノの旅」のキノ など)







すっかりとっかえひっかえな業界になってしまった「声優業界」のなかで
「不動の実力派」としてカウントしてよい人になりましたねえ(「人気」も相当だろうけど)
「新人」の頃からもう10年ぐらい経過してしまって「悠木碧の声」として
脳のけっこう深い位置にインプットされてしまっているね
それでも2代目「キノ」とかすぐに分からなかったから、すごい
これ以上まで「すごい」ことができるのだろうか。








新人賞(男性)





竹内良太さん
(「魔法使いの嫁」のエリアス 「ALL OUT!!」の和田敏郎
「プリキュアアラモード」のディアブル など)






「新人」としてカウントしていいか微妙なとこだけど
まあ今まで挙げてなかった人すぐに思いついたのがこの人なんで
というか「エリアス」だけで決めてあとは後から知ったという次第
「そんな装備で大丈夫か?」って言っていたことも後付け。








新人賞(女性)







鬼頭明里さん
(「ブレンド・S」の日向夏帆 「ようこそ実力至上主義の教室へ」の堀北鈴音
「アリスと蔵六」の雛霧よなが 「UQ HOLDER!」の雪平みぞれ など)







「目下売り出し中!」がぴったりの元気な方、という印象
「これ」って感じのはまり役ってほどのはないけど
いろいろな役がまわってきてそれを目まぐるしくやっているのが
「新人」って感じがしますわなあ、勿論「恵まれた」なにかなんだろうけど。








制作部門







MAPPA
(神撃のバハムート VIRGIN SOUL 賭ケグルイ
将国のアルタイル いぬやしき など)






あとはまーヤオヨロズとか
「けもフレ」のサプライズヒットとその後の騒動まで含んで
どったんばったんしとったw








監督賞






京極尚彦さん
(宝石の国・まけるな!!あくのぐんだん!)






あとは「GATE」とか「ラブライブ!」でみたことがある記憶
ま、今年は「宝石の国」でド肝を抜かされた印象やね
発展いちじるしい「3Dの女の娘を動かす」ってとこで
最前線にいるような、そんな印象。






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2017年アニメアウォーズ!

2018-01-09 22:18:03 | アニメ感想2017年・4期














おちゃつのちょっとマイルドなblogさんで
やっている企画です
新鮮な気持ちはもうないけどアニメはいつも新しいので大丈夫









最優秀作品賞








昭和元禄落語心中 -助六再び篇-






「落語」が好きで「アニメ」が好きなら視聴必須
どちらか片方だけでも見ないと損、どっちも好きでは無いなら
まアそう言わんとちょいとどうです、といった出来映え。
凄いのは「人生」と「生業」がそのままに「くっついている」
ということで、「落語」を通してそれでなんもかんも
「語れる」ということの凄さと伝統芸のうらやましさだ。
しかもまあそれを「声優」がやることの意欲と発見ですよね
声優業界も50年ちかくの歴史になって、いよいよ
「もう一段上の価値」を付与してもいいのではないか、と
思わされるね、少なくとも当作品の仕事に関してだけは
その異議を認めぬ。









ブレンド・S→「ポップカルチャー」の端の端の端
結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-→端正で残酷なシステムとその描写
クジラの子らは砂上に歌う→「犠牲」の誠実な支払いと生命の賛歌
宝石の国→「こわれやすい宝石の世界」と少女達の「こころ」
キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series→「代替わり」の約束された成功
NEW GAME!!→「たのしいおしごと」の身も蓋もないファンタジー性
ひなろじ~from Luck & Logic~→「雛」して正しい「学園モノ」
プリンセス・プリンシパル→最も過酷な「たのしいおいしごと」
メイドインアビス→「子供の視線」の回復と「リスク」による刺激
恋と嘘→封印された「うつくしいおもい」
神撃のバハムート VIRGIN SOUL→ファンタジー的熱気と物語の逸脱への回帰
ソード・オラトリア→「完璧な彼女」の描き方
サクラクエスト→「そこにある困難」への真摯な解答
サクラダリセット→「文芸」の側からの「ラノベ」への回答状
GRANBLUE FANTASY The Animation→「アニメに耐えうる」スマホ原作の発見
エロマンガ先生→「ラノベ的展開」の王者的質
冴えない彼女の育てかた♭→「冴えない」なにかの「芽生えさせ方」のドラマ性
進撃の巨人 Season2→不倶戴天の「敵」の変質の衝撃
ID-0→「カラダ」が無いことによる自由とドラマ
亜人ちゃんは語りたい→人間がいないからこその「倫理」
小林さんちのメイドラゴン→「破壊」をはらむ最良の「ホームラドラマ」
テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス→「原作」への最大のリスペクト
クズの本懐→「うつくしくないおもい」のうつくしい描き方
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ→「流血」の行き着く先








特別賞







けものフレンズ







ようこんな珍妙な何かを発見したものよな、っておもう
CGつかってるけどのんびりと動かしているのが「生モノ」の
魅力に繋がっているね、そしてのけものはいない
なぜなら「対立」なんてしているヒマはないから
そういうゆるやかな合理性、「新しい自然」を発見した気分。







鬼灯の冷徹(第弐期)→「地獄」という名の「おもちゃ箱」の再発見
少女終末旅行→「文明」の枷がはずれた少女2人のふるまい
セントールの悩み→「亜人」だから描けるキュートさと一滴のにがみ
異世界食堂→「文化」による「異世界征服」の快感
徒然チルドレン→男女ともに「うぶな」恋愛のもどかしさと生々しさ
賭ケグルイ→ギャンブルを契機とした「解放劇」と顔芸
ガヴリールドロップアウト→ニッポン人の正しい「天使」と「悪魔」観








男性キャラ部門







有楽亭八雲師匠
(昭和元禄落語心中-助六再び篇-)








ついに一人の人生とある所行をはじめからおわりまで見通してしまったねえ
という満足感とさびしさがありましたわなあ
でもただの漠然とした「人生」ではない、迂路曲折そしてすごい仕事を
やってのけている時の確かなきらめきがそこにはあった
ここまで「昭和」を賛美できたモノは他にはない。








女性キャラ部門








三ノ輪銀
(結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-)







もの凄く「いい娘」のままに逝ってしまったから
欠点とかほとんどない娘のような印象ですわな
消費さるる「キャラクター」としてはそれでよいのだろうけど
一方できれいなだけではない「生きる」娘たちも当作品は描き出していて
ちょうどそのあわいでもがく娘達の一方の極まで到達していたかとおもう
もう一方はもちろん「結城友奈の章」の主人公でしょう








OP部門



















ようこそジャパリパークへ
(けものフレンズOP)







たまーにある「無条件でハジけちゃう曲」ってやつだ
むずかしいコトバもややこしい感情もここにはない
けもののように楽しむべし、大丈夫みな同じフレンズだ








ED部門


















ソラのパレード
(グランブルーファンタジーED)







こちらはカラオケで歌うのには練習が必要だろう
「すっごーい冒険」を描く為にもの凄い努力と費用が
このEDにまではらわれている、といった印象







過去の分はこちら↓に関連動画はリンクが切れちゃっているけど



2016年版

2015年版

2014年版

2013年版

2012年版

2011年版

2010年版

2009年版

2008年版

2007年版

コメント (1)
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アニメーション感想 2017年4期 とまとめ

2018-01-06 20:56:47 | アニメ感想2017年・4期







結城友奈は勇者である -勇者の章- 第12話 君ありて幸福 とまとめ △++








満願







よくわからんままにハッピーエンドになってるw
というか最初からよくわからないままに「四国以外滅亡」みたいな
状態だったからねえww これは設定がいい加減ってことではなく
「巨大な理不尽」に対する理解を超えた無力・帰属感ってところだ。
それに対して実効的には「戦闘魔法少女」をもちだし
それを支えるシステム的には神道的呪術設定を裏につけるのが
日本人としては「むきになる」設定ではあるね。
当作品はアニメーションとしては「劇場版」ではんぶん
そして「テレビ放送」としてもうはんぶんで構成していて
それがこう当邦の「深夜アニメーション」としての現在の
立ち位置そのものを表しているかもしれないね
勿論それだけではなくて「犠牲がでるけど面白い」半分と
「みんな助かるけどもどかしい」半分が向かい合っているというしかけだ
これは人類が長い間向き合っている「犠牲⇔発達」のシステムの略図で
その大きな変換点に調度立ち会ったってことなのかもしれないねえ
勇者部みんなと300年ちかくの勇者達の犠牲と神樹のチカラを全部ふるって
「神」の怒りの炎を祓ったって考えるとあまりの途方のなさに、ぼうっとなるね。
当作品は当邦のアニメーションの主流である「箱庭で少女を愛でるしあわせ」を
端正にぶち壊してみせた数少ない作品として記憶に残ることとおもう
そして少女達は荒野に旅立っていくのだ、笑顔とともに。











印象に残ったとこ









結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章 第4話 たましい より


















「犠牲」になった「最後の勇者」の勇姿っちゅうことで
現代のアニメらしくぴょんぴょん飛び回るのと肉がちぎれる生々しさが伴って
心の芯までじんじん痺れる一幕だったかとおもう
そしてそれは次のお話の「葬式」まで続く
「哀しい」とはこういうことだ。










いぬやしき 第6話 2chの人たち より



















「オレ以外全員死ね!」を本気でやってて、笑うしかないw
ガチなのは「死ぬ側」のリアクションで、みんなこんな感じで
「オレは死なない」って死ぬまで思わないんだろうなー、ってとこ
逆に言えばここまでやらんと「おっ」とも思ってくれないと
表現する側は考えている、ということだ
まあ単純に「無責任に批判している奴は死刑!」ってのがやりたかった
だけなのかもしれんがw










妹さえいればいい。 第11話 主人公にさえなればいい。






「ワンス・アポン・ア・タイム」っちゅうゲームやってたとこ
最終的にはおちん○んで世界を救っていたような気がするw
この作品ボードゲームが間を取りつなぐのとよいスパイスになってるのね
この「遊び」がラノベ作家っちゅう「仕事」と隣り合っているのね
遊びのような仕事のようなものが「ラノベ作家」なんだろう
じゃなきゃ「妹さえいればいい」なんて妄想をはく奴が
当邦で生きていけるわけがないじゃないかw










声優部門








男性の部







平川大輔さん
(ダミアン・グレイ【Infini-T Force】 桃太郎【鬼灯の冷徹】
サン=ジェルマン【Code:Realize ~創世の姫君~】カルバハル【将国のアルタイル】)







うさんくささが大爆発しちょるw
Tフォースの前半戦はこの人の「た~け~しぃ~」だけで
持っていたような感じだわなあw
「いぬやしき」の小日向さんはさすがの怪演だった








女性の部







悠木碧さん
(キノ【キノの旅TAS】 香坂秋穂【僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件】
甲本明【ボールルームへようこそ】)








どの娘にもそれぞれ違った魅力があるけどまあ
「2代目」キノさんが凄かったね
こういうのは先代を越えられないのが通例だろうけど
今回に関しては川上ともこさんを越えているといっていいのではないか
何というか上手すぎて「本音」が聞こえないというか
まあ「役者」すよね、千両の。










OP・ED部門





















here and there
キノの旅 -the Beautiful World- OP









この1クールの「旅」の過程で出てくる人達がサッとよぎっていく
これだけだと情報が少なすぎてなんのことやらってなるけど
それでいいのね、だってこれからそれらの人達に出会いにいくのだから。
ただもの凄く綺麗な声と映像が目の前を通り過ぎて行く、その清涼感。

















ぼなぺてぃーと♡S
ブレンド・S OP







これぞアニソンポップOFアニソンポップってな感じで
こんな方向性と質と画と音の動かし方って世界中探しても
ウチの国以外では存在しないんじゃなかろうか、とおもう
こうやって「2次元」のかわいい女の娘たちが毎クールいるから
もうちょっとだけ生きていこうと思えるンだw



















More One Night
少女終末旅行 ED







究極まで「ゆるっと」歌うとこんな感じかもなあ
というのも歌っても聞いてくれる人自体が(彼女たちの世界では)
ほとんどいないからだ、そういう空虚さすれすれの
歌なのかなんなのか、わからぬ少女2人の声がきこえてくる
それがデッサン画で描かれているのがまたすごいのよ
精密だけど全く力んでいないすごさ。



























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最も流行る流行語はいつもネガティブ (アニメ感想)

2018-01-04 21:31:31 | アニメ感想2017年・4期






Fate/Apocrypha 第25話 Apocrypha とまとめ △+







ぶっちゃけると「聖杯を違う場所へ持って行く」だけで
願いが無効になるとかお手軽すぎやせんかいとおもうw
まあそれを言うなら「英霊の数が倍だから倍面白い」とか考えるぐらい
当作品に期待するようなもので、ふつうに視聴するなら
「バトルもの」として満足のいくものだったかとおもう。
ただまあ「あのFateシリーズ」として考えた時に期待する
震えるような戦闘シーンやくっさい台詞やそれぞれの英雄の「理想」
への殉じ方が「うすい」と感じるだけのはなしで
それはもともと当作品が原点たる「神話」と直に向かい合ってのから
「ステイナイト」等々を通して向かい合うようになった
「親近感」と「安心感」と交換で失った何かだろうとおもうわけで
一般に流行り物はすべからく同じような道を辿っているとおもわれる。
とまあいつもどおりの無い物ねだりの知ったかぶりで当作品の感想を締めようと
おもうわけだけれども、最後に一点
ジャンヌがジーク君に告白するシーンやね、あれがいかにも「型月」の〆方で
当邦のオトコノコにとって理想的な「恋愛像」のひとつではあるとおもう
では、その後の女の色香に惑わされたオトコノコが見たい人は―
映画館に行こう(まだやってるかわからんが)









鬼灯の冷徹(第弐期) 第13話 地獄太夫/酒盛って休め とまとめ △++








「普通って何?」って質問とか高校生の内に止めておかないと
「かぶき・ばさら者」の扱いを受けるのよねえ
というのも「大人」にそんな発言・思想を許していたら
社会秩序のおさまりがつかないからだw
でもまあむしろ「この世間知らずめ」っていいながらそういう人達を
笑うってのは社会通念的には「健康」ではあるわなあ。
まあ「地獄」すからね、俗世よりはある程度「自由」だわな
鬼灯さんのぼやきも「年末の飲み会」で最後で
時節柄最高のシンクロ率だ、仕事もきっちり片付かんと
気分だけ「飲み会」で誤魔化そうとするのがニッポンの正しいすがたですね
とまあ「地獄」っちゅう当の日本人にとっても「忘れ去られた」概念が
鬼灯さんの明晰さによっていきいきと現代の日本人に甦るのが
まあずっと言い続けているけど、すごいことで
しかも「ペダンチック」な退屈さを避ける為に現代の「風刺」を
盛り込んでいるのがまたアタマのよい人間のやりかたで
おそらく「地獄」って概念を最初に発明したひとも同じように
頭脳明晰で、そしてヒマで、恨み深い人間だったとおもわされるw










ラブライブ!サンシャイン!!(第2期) 
第13話 私たちの輝き とまとめ △+







スクールアイドルの「止め方」







もはや踊るまでも無く「優勝」してるんだからよっぽど
「ラブライブの大会」とかやりたくなかったんだろうねえ
「技術」とか「パフォーマンス」とかの「クォリティの高さ」
うんぬんとかうんざりするもの
それどころか最後のほうは「栄光への道」すらはずれて
まあ自分達のやりたいことをやっておった感じだわな。
μ’sがどこかで掴んだ「輝き」をAqoursは「自分の中」に
見いだした感じではある、まあ厳しいことを言うと自分達と
裏ノ星のみんな以外の「他者」には見いだせなかったということでもある。
じゃあダメなんかというと、そういうわけではなく
そんなに前期と何かが変わっているってわけではないとおもう
少なくともアニメーションを見て「スクールアイドル」ってのを
愛でているおじさんからすると「べつにわるくない」ってしか言えん。
ちゅうことは「一番星」を得るには「悪くない」を越えて異質な
「何か」であらねばならないことで、「続編」「外典」にはそれがなんとなく
「できるだろう」というおそろしい「呪い」がかかっているということが
分かるわけで、実際は血のにじむような「努力」とそれに加えて「運」が必要で
それを求めるのを当作品は途中で「やめた」ということだろう
敗北主義的な考えではあるが余人が口をはさむことではないね
「よい深夜アニメーション」としては満足のいくデキだったもの
でもそれが「許されない」時がひたひたと近づいているのも
当作品を視聴していてちらりとアタマをかすめた次第。






















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新ルールのせいで高価なカードがただのゴミに (アニメ感想)

2017-12-30 22:29:14 | アニメ感想2017年・4期






妹さえいればいい。 第12話 妹さえいればいい? 
とまとめさえすればいい △+







しかしまあこんなにサックリと「ラノベ作家」になっていいのかしらん
ってのはあるねえ、なんならボクもなれそうな気がしてきたよw
伊月くん「妹さえいればいい」って以外はそんな変なことはしてないのよね
普通に小説が好きで、それなりに不幸で、そして「ラノベ的」に幸福で
異世界に召喚されたりするのに比べれば何とも
「普通」に「主人公」やってたかと、しかしそれに「本人」は「気づかない」
というかそれがないのことの「飢餓感」が丁度いい具合に
作家としてのモチベーションになっているのだから、しまつが悪い。
しかしこいつを「明るい自己言及モノ」としてかたつけてしまうのも乱暴だね
「ラノベ作家の日常」って題材はまだ消費期限がきていない素材だし
それの「まわしかた」の芸の成熟はさすがだね、おおむね
「たのしいラノベ」の判定は「オンナノコの脱がし方」と「食欲」と「だべり」
でできているんでそこに「商品」としての価値があるわけで
それだけだとアタマがふやけてくるから「コショウ」的に「悩み」が
振りかけられているわけだ、そういう「コスパ」のいい作品が当作品の
持ち味で、そして「それをやりきれさえすればいい」
という覚悟がこの作品の安定感に繋がっているとおもう。










クジラの子らは砂上に歌う 
第12話 ここに生まれてよかった とまとめ △++








とかく「都市」とか「ヒト」がいっぱいいると余計なことばかりに
関わらなければならなくなるから思い切って「全滅」させるか
あるいは少なくともこうやって「移動」しつつ
数は制限しますってやらなきゃならない。
当作品はそれを「がっつり」真面目にやってる時点で半分ぐらいは成功していたね。
「砂」のセカイとそこにおよぐ「クジラ」に対する強力な想像力が
「残酷なセカイ」に住む住人たちの「生」を肯定させる領域にまで
達していたかとおもう。まあ、逆に言えばそんだけぼくたちは普段
生ぬるい「生」を生きていて、すり減った感覚で存在しているってことだ
それの行き着く先も当作品で示されていて「ヌース」に感情を食われた
何者かってことなんだろう。それだけ「安心です、大丈夫です」っちゅうのに
ヒトは弱くて、でも「それだけじゃない」ってここでちょっと想い出させてくれた
そのことに感謝したいとおもう。










Infini-T Force 第12話  I'LL FIND... とまとめ △++







「父と子のはなし」とかテーマとしてとっくに「絶滅」してしまったような
題材なのにそれが「タツノコ」の手によってそれこそ「火の鳥」のように
再生してしまったイリュージョンにまずは驚いておこうとおもう。
そのテーマもやっつけでなく勢揃いしたタツノコの敵味方が
それぞれテーマを巡っておおむね一貫して闘ってきたからこそ
胸にしっかりと残るものがあったかとおもうのね。
ケチをつけておくとボクはさいきんの「CG的処理」に
「ずしっとくるヤバさ」ってのはあんまり感じないので
エンタメ的にたのしんでたいがいおしまいなんだけど
当作品がそれを「越えよう」としてる部分があってそれは
「笑顔」っすよね、やっぱり。「笑(えみ)」の「笑顔」を見るための
再生と破壊の戦い、馬鹿馬鹿しいけど立派な理由だわな
というのも「CG」で「笑顔」を納得させるのは相当難しいチャレンジで
それはこれから「本物」にしていく「闘い」が続いていくわけで
そういう意味でも「多次元モノ」で「ヒロイン」がおかざりにならずに
その意義を見事に果たした作品としても記憶されるべきかとおもう。











アニメガタリズ 第12話 ミノア、カタルシス とマトメデス △+







「10話までで真面目なことは全部やってあとはオマケで好き放題」とか
どこの制作のパロディなんだw
まあ「好きなモノを「語る」ときの気分」ってやつですよね
無責任で、楽しいあれ。「真面目」にかたるのはもう立派なやつが
いくつもあるから、当作品はちょっと「軽め」にやってるのがもち味だ。
でもまあその「軽み」がいいとこにふれていた気もするね
「面白い要素全部ぶちこみ」で破綻していたり、アニメで現実のモチベーションを
取り戻したり、海外勢の今時のアニメの付き合い方とか
ネットでみんなで調べ物をして遊ぶとか、「さきっぽ」のほうだ
ってかんじで10話まではポップにたのしんでいたんだけど
問題は最後の2話だわな、「ちがうだろー」ってやつだw
「アニメのセカイが現実に干渉してきた」なんてボヘミアンラプソディーなネタ
おもしろくなるわけがないww
でもまあその最後のアタマの悪い無駄使いがちょっと懐かしい「熱」を
かんじないでもなかったかもしれないねえ。




















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OKグーグル、アニメの感想を書いてくれ

2017-12-28 23:10:45 | アニメ感想2017年・4期







宝石の国 第12話  新しい仕事 とまとめ ○







しばらくフォスが自身のことで手一杯だったからアレだけど
シンシャとの「新しい仕事」を見つける約束を最終話で新たにする
のはうまいくぎりではあるね、しかしまあそれが
「楽しくてやりがいのある仕事」みたいなスイーツな新人社員が
抱くそれではなくて「金剛先生を疑う」がごとき
むつかしくて、危ない「仕事」ってのが皮肉があるわなあ
そして本当に凄いのはフォスがそう「変わって」しまったことを
ここまで視聴してきた人達の大半が納得してしまったであろう、ということだ。
月人その他もろもろとのあれやこれやで脚も手も(おそらく脳も)
すっかり変わってしまったフォスを果たしてどれぐらいの人が
1話目の「あのフォス」として同一性を認めるのだろうか。
というわけで当話は「宝石の娘」というある意味キャッチーな「設定」を
「忠実に」やった結果「生モノ」としての「変化」と「成長」をごく短時間で
アニメーションとして見事に描ききったおそるべき作品として
「記憶」されることとおもう、それはある凄い「物語」に触れる時に
うながされる認識の「変化」であり、そしてこの「停滞」の時代に
真向かいから逆らうおはなしであったと思わされるわけだ
でももともと「少女」は三ヶ月もあれば「別人」になりおおせる
ポテンシャルがあるわけで、それだけのことにすぎないのかもしれない。










ブレンド・S 第12話  大好きですっ! とまとめ △++







苺香ちゃんの「目つき」が悪いとかいっても、知れてるよねえ
2次元的に極めて洗練された「KAWAII」娘がイヤミにならない程度に
もつ「チャームポイント」程度のことではあるね
これは別に「リアルじゃ無い」とかいいたいのではなくて
「仮構のおはなし」における基本的な「チート」の享受、といったところで。
そして現状における「基本」というのはここまで尖っている、ということだ。
しかしまあ「なりきり喫茶」とかいう「いかがわしい」お店が
こんなに「健全」でいいんか、というギモンがあるね
いや、視聴している時はしれっと受け入れているのだけど
「キモい2次元好き(ボク)」みたいな客にとっちゃ「天国」みたいな
この「スティーレ」が何の「うしろめたさ」も無く現前していることに
いささか不安にならないでもないのね。「ごちうさ」とかなら
「幻想郷」みたいな取り扱いで、全く別天地のおはなしとしてブヒれたのだけど
当作品のようにこう「オタク」むけの場が手放しでいたれりつくせりだと
ボクのようなオッサンにはちょっと物足りないのだから、業深いものだ
まあ、「ホントにあったら」通い詰めになりそうで、おそろしいがw










干物妹!うまるちゃんR 第12話 みんなとうまる とまとめ △+








最初は「干物妹」に焦点があたっていた当作品もいつのまにか
「みんな(あるいは他の妹・兄姉)」の方に視点が移っていったような印象ですわな
それも「ハナシのつごう」によるそれだけではなくて
「みんなのいいとこ探し」みたいな展開になっていたかと。
でもまあそういう「いいこと探し」の中心軸として「うまるちゃん」が
「主人公」としての責務を果たしていた、ということかもな
「理想の女子高生」にして「萌えたぬき」みたいな「完璧な妹」
でなければできないそれは確かに「架空のおはなし」でなければ
成立しないわなあ、そしてその「恩寵」を一番受けていたのは
やっぱりタイへーだわな、その「完璧な妹」をとおして
さらに「完璧な兄」になっていた気がする、ある優れた人格を嫉妬なしで
「退屈せずに」受け入れられるってのは実は凄いことなんじゃないだろうか
と、おもう。ああ、こういう時には実に便利なフレーズがあったねえ







「さすがお兄様」だ。










つうかあ 第12話  Ladies, Start Your Engines! とまとめ △+







いい「設定」だったすよね、それに伴ういい仕事、いいキャラ
「レース」をはさんでいるから「百合もの」にまつわる「べったり感」が
緩和されているし、1チーム1話できっかりハナシはフィニッシュできる。
ってなかんじでいかにも勝利が約束されていそうではあるのだけど
逆に言えばそっから「枠」をどれだけ外せるかってことでもあった。
繰り返し言うけど「不満」ではないのね、すっきりした後味だった
最終話の「ドライバー⇔パッセンジャー」の交替もうまいやり方かとおもう
でもまあなんちゅうか「むなしい目標」だわなあ。
こんだけ清潔なおはなしの辿り着く先が「男」ってのは、なんかちがう。
まあそもそも当邦において「最速」をめざすって考え方はそもそも
「時代遅れ」なんかもしれんね「レースもの」ってジャンルが
「ロボットもの」以上に死に絶えてしまったのは、当邦がそういう
オトコノコ的な「夢」から「おりた」からで、そこに当作品のように
「オンナノコ」が尻をふる余地が生まれたのかもしれん
そして当作品はそういう「きれいなおはなし」が途中相当うまく
いっていたようにおもえるわけで、だからこそ「男」が最終地点だと
「おしい」と思えるのね、いやまあジョシコーセーだからねえ
きほん男共に尻を降ることしか考えてないっスよと言われたら、それまでだけど。



























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パンツめくれろ (アニメ感想)

2017-12-23 20:51:10 | アニメ感想2017年・4期






このはな綺譚 第12話  大晦日の奇跡 とまとめ △++






知っての通り「子狐」ってのはよく「迷う」のね
動物にはあるまじき「カン」の悪さだけど同時に「賢い」生き物
だからこそ好奇心がつよく、またさまざまな
「迷い」が生じるってことでもある、また迷わせる要素として
「現実と空想のはざま」的な場所たる「此花亭」を舞台としているわけだ。
柚やその仲間たちと、それと滅びつつある「和の趣味」と
「迷い人」を愛でる幻想郷の時間はたしかにたのしきものだったとおもう。
あるいはもともとボク達「日本人」の「趣味」ってのは「結論」へむかうそれではなく
それらがどうでもよくなる「久遠性」のほうを好むのかもしれないね
最終話の「鶏と卵のハナシオチ」を見るにつけ
結論をつけることのむなしさを感じぬではないのね
ただ、そうであるからといって柚と同じように
「逢ったことが無かったことには」できないわけで
その過程過程ででおうた「花」との出会いを「信じる」ことの大事さを
教えてもらったような気がするね。










十二大戦 第12話  
どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い とまとめ △++








「寝住」の思考実験なんで、まあ大概願いを叶えたときの
シュミレーションはあたっているでしょうねええ。
他の戦士のみなさんは「割とそうでもない願い」を持っていたわけで
それはその当人にとってしか「どうしても叶えたい願い」にならんのね。
砂粒ならもうちょっとセカイが平和になる為のなんかうまい願いだろうし
失井さんには果たしてあの完璧に近い戦士にそんなものがあったのかとおもうね。
ま、結論が「忘却」だったのは納得がいく数少ない願いではあるね
というのも「視聴者」にとっては「終わったハナシ」でどういう結論が
もたらされようが、どうでもいいことで、よっぽど胸くそが悪い結論以外なら
そこそこ受け入れられるわけだ。
あとはハナシの途中でキャラクターの「かたり」を聞きながら思い入れを深くしつつ
一方ですぐさま「戦闘」によって消費しつくすさまが「観戦者」
としては実に気持ちがよくまあ実に贅沢な時代なんだなあ、と思う次第
これがいつまで続くかはわからんけどしばらくはこの
「蕩尽」と「忘却」がつづくのかもしれないともおもう。










少女終末旅行 第12話  接続/仲間 とまとめ △++







「生き残ったモノはそれまでの人類の記録を見なければならない法則」に
のっとって視聴した次第、「ぜんぶ」なんで「ごちゃごちゃ」だ
そこには「経済性」も「社会性」も「倫理観」もない、情報の羅列があり
それはある意味最も正確に「人類の記録」を伝達しているかもしれない。
究極的には「寂しい」から誰かに「伝達」したいだけなんだろう、とおもわされる。
いっぽうでユーが攫われた時、ちーちゃんの脳裏にはしる沢山のユーとの
「記憶」が、大切なモノを失いかけてる時の焦燥感としてただしい表現で
同時に「視聴者」がこの作品を通して一緒に蓄積されたモノを再確認しているわけでもある。
「ふたりぼっち」なわけだから「価値の選択」も「多様性」もないわけで
「ひとりぼっち」になってしまったらもう生きていても死んでいても同じなわけで
そういう「なにもかも」が喪失してしまったセカイでギリギリ感じられる
様々な最小限度の「残り物」に、ボク達は奇妙な愛着をかんじるのである
それは「もったいない」的な姑息なエコロジーではなく
やけっぱちまで事態が進んだものがもつ諦念と
それがみせる清々しいセカイだからこその自由なトポロジーだ。









キノの旅 -the Beautiful World- 
第12話  羊たちの草原 とまとめ △++







「羊に襲われる」とか確かに「ひどい悪夢」だわな
そもそもこういう発想が「短編の名手」的にしかなかなか出ない
でも「小説」ならたしかに「アリ」なわけで、でもできないんだよなあw
そしておそらくは当作品で一番の大立ち回りを「羊」相手にするのがまあ
「読めねえ」わけで、身も蓋もなく羊を火に放り込んでいくという
おそらくは人生で2度と見られない光景にお目にかかれたわけだww
まあこんな感じでさまざまな「言葉」を冠する国・場所に行ったわけだけど
どれもわたしたちが普通に生活上で「目にし、使用」言葉ばかりなのね
そしてその言葉はほとんど間違いなく「あるイメージ」を伝達するわけだけど
当作品ではそれが一端「保留」され、そしてキノさんや他の人が感じた
「なにか」に変換されるわけだ、それは賢しらに言えば見ている側のココロが
「旅」をしているといえるのね、よい小説は多かれ少なかれ「異分子」だけど
当作品も見事に「異客」をしているといえよう、当邦において
「異世界」にもいかず、「つっぱり」もせず気の利いたことをしている
つよい旅人のおはなしが装いを新たにできたのも、その地盤の強固さが
あってのことだ、根無し草なのにねえ。











将国のアルタイル 第24話  胎動 とまとめ △+







「守りきって、めでたしめでたし」なら「娯楽」として充分なデキですよね
しかし当話はこの最終話で「新しい街(国)」づくりをスタートさせるわけで
それこそが「新しい戦い」であって、そしておそらくはカルバハルへの何よりの供養に
なるはずではあるね。しかしまあ「同盟」結ぶためにいろいろな所へ
回り道をしたよねえ、そして実にいろいろな事をしてきた
これだけやれば「人間」の「成長」や「協力」を信じられるねえ
「戦争の勝利」のためにこれだけの手間暇が必要なら、戦争は面倒で
だれもやらなくなる、というのは説得力のある行為ではあるなw
そう、このおはなしは「戦争」がハナシの中軸にありながら
戦争が嫌いな人が真剣にその方法を考えているからこれだけの手間暇がかかっているわけで
そこでは人間らしい「復讐心」すらも投棄しなければならないということらしい
そこでは「面白ければいい」とか「勝ちさえすればいい」とか軽薄な部分は
お引き取りを願っているわけで、こんなやり方もあるのかと平和ボケのボクとしては
阿呆みたいに感心することしきりだった。






















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もーおわんないもーおわんないもーおわんない (アニメ感想)

2017-12-20 22:22:29 | アニメ感想2017年・4期







ブレンド・S 第11話  ツンデレ上手、壁ドンは下手 △+







苺香×店長と夏帆×秋月でそれぞれ「職場内恋愛」まわしてるね
どっかの北海道のファミレスのハナシもそんな感じだった。
それぞれアウトドアとインドアで違う様相をみせているけど
共通しているのは「フレンドリー」ってことやね
ギクシャクとしているフシがまったくないのがこれ幸いだ。
「恋愛もの」としてはゆっくりとした歩みになるけど
萌え4コマ漫画的にはデフォルトな歩調ではあるね
世間知らずのお嬢様とヘタレじゃなおのことだ。









干物妹!うまるちゃんR 第11話 うまると星空 △+






いつか一緒に満点の空、見上げたい






部屋にぼっちなことも学業優秀なこともヒカリちゃんは一緒で
それはかつてのうまるもそうだったという、「復習」みたいな娘。
彼女たちにとってタイへーはそれこそ「星」みたいなものかもなあ
あとヒカリちゃん他の家でご飯たべたり、夜遅くに帰ったり
「ジョシコーセー」が普通に享受している「ちょっとした背伸び」を
タイへーを通して享受しているかんじがあるねえ
こういう純粋培養の娘にとって「男共」と接する機会はマレで
それゆえに執着するのも無理からぬことではある
血が繋がっていなくても親しい異性を「兄(姉)」と呼ぶことは
よいことである。









つうかあ 第11話 Blue Flag △+






Blue Flag=遅い先行車が速い後車に譲ること





コーチを見ていると本当に何かに夢中なオトコノコで
女性の側としては泣かされるだろうなあ、とおもわれるねえ
イニシャルなんちゃかの男共も同じような印象だった記憶がある。
「コース・レースを良く知っている連中に先行させて後ろをついていけばいい」
とか王者の戦い方よな、最後には勝てるっていう自信。
パッセンジャーの動きを見れば次どう動くかが分かるとか
勝負の「かけひき」ナシで「最速」だけを目指しているかんじがあるね
若いってのはそういうことだろうけど「純粋な想い」だけで頂点にたてるかどうか
と問われているともみえる。









UQ HOLDER!~魔法先生ネギま!2~ 
第12話 来れ(アデアット)!尽きせぬ想い とまとめ △(+)







新しいハナシを立ち上げるために自分が10年ちかくも描いてきた
ハナシをこれでもかってぐらい利用するのがオトナってか
「長期連載」をしたことがある人のみが分かる苦悩があるかもねえ。
とくに「ぬるい展開をダラダラとしか描けない」的なイヤミには敏感かもね
だからまあ主人公を少年誌的な「考えないバカ」にしたり
不死者達にいろいろな苦しみを与えたりしてたけどねえ
まあそれが何というか「インスタント」なんよね、なんとなく
PCとかで描かれた「無駄の無い」苦しみみたいなもので
ある意味最悪の趣味であるともいえよう、まあアニメーションを製作する側としては
その延長上にあるから実に製作しやすかったのではないだろうか
こちとら別に「ゲージツ」とか求めているわけではないけど
ひとつぐらい「おっ」と思わされるものがあって欲しいとはおもう。









ボールルームへようこそ 第24話 ボールルームへようこそ とまとめ ○








だんだんと「苦しく」なっていったよねえ、この作品
ちょうど海も浅く潜っている内はたのしいのだけど「深く」潜るには
いろいろと苦しくなってくるわけで
もちろんそこにしかない「景色」があるのだけど。
最初は「笑顔」とかエモーションをウリにしていた多々良くんも
ちーちゃんと迂路曲折あって、サマになるステップも身につけ
そしてまた「エモーション」に戻っていくという一連の「循環」が
途中の苦しいところに付き合った視聴者には実に気分爽快に違いない
それは小笠原のひとたちが多々良くんにみた1年間の「成長」ともいえる。
ダンスのシーンとかも「CG」で処理するとか出来ないだろうから
(まあ実はうまく取り入れているのかもしれないけど)
作り手側も随分苦労したんじゃないかとおもうわけで
ほんとこう「買って出た苦労」ってかんじですわなあ
それができるのは「好きだから」であって、そこには
「世間」や「経済効果」みたいなチンケな考え方がない純粋さがあるからで
それが「ダンス」っちゅう表現を借りて見事にあらわれていたといえよう
あと、「マイナー競技」だからライバルも足を引っ張るどころか
それこそ手取り足取り協力してくれるわけでそういう「精神」の美しさも
この作品にはにつかわしいものだったとおもう。


















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シンジラレナーイ (アニメ感想)

2017-12-16 21:50:23 | アニメ感想2017年・4期






妹さえいればいい。 第10話  悩みさえなければいい。 △+







「中の人」的にはまあ「オトコノコのふりをしたオンナノコ」ネタ
やりたいわなあ、え、「こんなかわいい娘が男なわけねーだろ」だって?
でもまあまわりの人間はアシュリーさんだけでなくちろちろ気づいてるわな
みゃーさんはともかくカニちゃんは気づいてそうだし
この前ケツを拝んだラノベ絵師もたぶんそうだろう
なにより不仲の「父親」が知らんわけがないわけで
そのあたりの事情が気になるね、一時的な混乱とそれにまつわる
ゴタゴタがあって、人間関係が疎遠になって
それが「妹さえいればいい」という偏ったラノベ作家を生んだきっかけになった
とあいなればそれっぽいいいわけにはなるけどね
もしそうなら「今回も」もう既に全部持っているのに持っていないふりを
している人間が主人公なわけで、ちろちろ作品に既視感があるのも納得がいく。










アニメガタリズ 第10話  アニケン、ヤットハイブ △(+)







ネットを利用して「謎」を追い詰めていくさまが今風だし
当作品の作風ともかみあうわね。
もともと「力」があってのことではない一介の高校生達の
なんちゃって部活ものなわけだから、その無力感を嫌気をおぼえずに
たのしんでいるところがいいかんじではある。
「面白いモノ全部詰め込み」とかやって破綻しないわけがないわなあ
というのもその「めっちゃ面白い要素」ってのは他の「大量の無駄」が
下地にあってはじめて成立しているわけで、それを無視しているわけだ。
当作品はそのあたりの「無茶」を丁寧に避けているフシはある
お馬鹿さんのふりをした賢い作品であるといえよう
まあでも「記憶」に残るのはたいがい「馬鹿」をやった作品なのだけど。










十二大戦 第11話  人の牛蒡で法事する △+






まさかの爆発オチw
しかしまあその前提として「全員が一時的に拘束される」って
状況が必要なわけで、それは確かに「百載一遇」とはおもえるね。
「リバイバル」能力ってのは現代のヒーローものが発見した「最強能力」で
それは「多様な物語」をじゃぶじゃぶ浴びるように受け入れている
現代人のぼくらには「リアル」な事象ではあるのね
と、同時に「死」が繰り返されるっていう
「現実」には執拗に避けていることが空想上はそれを弄ぶという皮肉がある
そういや憂城も「ネクロマンシスト」でこいつも「死」で遊んでいるの
まあどろどろぐちゃぐちゃで楽しかったすね
しかもそれが「合理的」な方法論といういやらしさだ
そういう混沌の中で「ただ殺す」失井さんの清潔さがよい、いやよかった。









少女終末旅行 第11話  文化/破壊/過去 △++







こうやって女の娘達が「文化のなれの果て」を見ることの諦念感というか
エントロピーのゆきつく先のむなしさってのがあるわな。
それは「SF」をたしなんだ人達にはもう通り過ぎたモノではあるけど
そういう人達の視聴にも耐える「映像」としての世界観の構築と
それを観察する少女達のある種の「清らかさ」があるわなあ。
あと「音」かね、テッケンクラートからの音、金属から響く音
ロボットの合成音、そして時折かかる北欧音楽っぽいの
そういう「自然」から切り離された音が「切り離されたセカイ」を
端的に表現しているとおもう。










将国のアルタイル 第23話  楽園の終焉 △+







戦略上は「勝利」したのに「犠牲」を伴うのが戦争の味といったところで
とくに「防衛戦」ってのをリアルに描いているとおもう
よい将軍は「防衛戦」を嫌うのね、こういう「不測の事態」がよく起きるから。
あるいはドライに「犠牲ありき」でやるほうがいいのかもしれない
どっちにしろ「弱い人達」からは人あつかいされるだろうけど。
首は刎ねなければならぬ、そうすればそれこそ「ネクロマンサー」でも
いない限り「死ぬ」のだろうから、カリルさんもそうだったけど
「いい人間」さえ「死ぬ」のだからこその戦争であり、理不尽であって
そういう馬鹿みたいな簡単なことさえ当邦の人間は忘れるものだとおもう。










僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件
第10話  もう、我慢でき、ませんっ! とまとめ △+








冒頭の「想像していた彼女」のなんとも退屈なことよなあ
「カップルがイチャイチャすること」のたのしみはその当人達だけのもので
「隠語」とか乳とか尻とかを見てたのしむのは共有しうるわけだ。
どっかの妹馬鹿ラノベ作家もいってたけど下品なトークを忌憚なくできる
オンナノコの知り合いってのは悪くないってとこだわな。
秋穂ちゃんが男を「真面目」に悦ばそうとしているのがけなげ
まあ他は「料理」を除いてほとんど完璧な彼女だからねえ
そういう意味で拙い「処女」達を視聴してたのしんでいたとおもう
ちなみに原作の「ビッチ」の部分が当作品ではマイルドに言い換えられた
タイトルになっていたけど、これは却って的確に当作品を言い表して
いるかもしれない、まあ逆に「ブルーレイ」で「謎の光」が
なくなったり、乳が拝めたりできるようになるのだろうけど
あまり有り難みはないかもしれん、視たいのは「しょびっち」であって
「ビッチ」ではないのだから。











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ジョギングの創始者はジョギングの最中心臓発作で死んだ (アニメ感想)

2017-12-12 22:10:05 | アニメ感想2017年・4期





キノの旅 -the Beautiful World-
第10話  優しい国 △++





優しさの理由





こういう「おとぎばなし」じみたおはなしだと
「やさしさ」が「裏返る」のがいつもの展開なのよねえ
「無料」は「無い」という教訓だ(前話の殺人が許される国を思い出すべし)
そこをもうちょっと掘り下げると「生きる」ために
価値の「交換」を行っているのだからそれが「最後」なら
過剰な「やさしさ」が成立するのかもしれないということだ。
「満足のいく国」というのを遠慮無く追求してるのがいいね
あと「この国の歴史劇」で出自を見ると旅人に対してなんで
今まで冷たかったのかがなにげに分かるという細やかさ。
キノさんが「延長」を希望したのがその満足感の
何よりのあかしだろうねえ、そしてそれだけは叶わないわな。
もしかしたらかつての自分のように「子供を預かる」みたいな
ことになったかもしれんけど今回は縁がなく「まだ早い」という
ことなのかもしれないね、誰のための何がか、よくわからんけど。










宝石の国 第10話  しろ △++







フォスがすっかりすれてしまったねえ、まあむべなるかな。
逆に考えれば「宝石」の娘たちとしてはこの急激な変化は
珍しいことなのかもしれぬ、脆くて何でも過剰に受け入れる
フォスは「生モノの娘」としてのリアリティがある。
まあそのあたりの事情をボルツが受けもっているのね
「先生」が半休なんで聡明な彼女があずかっているわけだ
で、ボルツがからんでくるならダイヤもってかんじで
そういう一連の流れがうまいね。成長したフォスとボルツを
追い立てるだけあって「巨大な月人」がやりたいほうだいで楽しい
こういう「無機物」をガジガジ動かすのが「今っぽいアニメ」って感じで
当作品はちょうどその恩恵を十全にうけているとおもう。









Fate/Apocrypha 第22話  再会と別離 △+!






そもそも「英雄戦争」って時点でどっかで無茶がくるだろうと
おもわれる当作品だったんで「ここできたか」という印象
ハナシを詰まさなきゃならんのでその分の調整の負荷がここと
あるいはこの後にもあるかもしれないね
3倍ぐらいに濃縮した「戦闘・寓話」をこなさなきゃならんので
正当に無理があるとこはあるね、まあでもそこをつっついても
おもしろくはないわなあ、もともと「Fate」って作品は
他媒介にするにあたりどこかで「足りない」ってとこがあって
スピンオフたる当作品もそのあたりを踏襲しているようにもみえる
さらに遡れば「組めど尽きせぬ英雄譚」の飢餓感が「Fate」っちゅう
作品のモチベーションになっているフシもあるしな
まあ不満なら円盤買えってことだろう。









ラブライブ!サンシャイン!!
第10話  シャイニーを探して △+






シャイニー☆





聖良さんと理亞ちゃんがわざわざ函館から来るという
本当ならいい展開なんだろうけど前期でもうちょっとからませて
おけば良かったなあなんて愚痴がこぼれそう。
「負けられない決勝」も近いのにお正月を楽しんだり
星探しをしたり、ずいぶん余裕があるようにも見えるね
こんな感じで「前期でやれなかったこと」を「今」やっている印象。
これは作り手側の不手際ちゅうか「μ’sの後継者」たることを「やめて」
その枷から逃れたから、ともとれよう。
アニメにしろアイドルにしろ「とっかえひっかえ」な世の中だけど
何でもパッと切り替えられるわけではないからね
特に「面白かった前作・1期目」はなかなか越えられないのが常だ。












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