意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

今年最後の仕事はたまったアニメの処理です(アニメ感想)

2010-12-31 11:49:09 | アニメ感想(2010 四期)




もう年越しちゃったけどねw








荒川アンダー ザ ブリッジ×2 第13話 「13 BRIDGE×2」と
別の荒川沿いの住人からの総括 △++






「ちょっと想定からはずれる」ってことに賭けているフシがあるね荒川は
マリアさんからの過酷なミッションもまああれはあれで非道いけど
いくらなんでもリク達が想像していたほど酷くもあるまい
「ガチ」から一歩手前で踏み留めることによってフィクションを保証している
そのあたりの寸止め加減が実に巧である。


「荒川」もひととおりギャグに必要なキャラ(駒)がそろった感じだから
普通に流しても面白いとこにハナシが転がる場合もある
今回だと新キャラ補正もあったけどアマゾネスさんが出てくると
そういう傾向はあったかもね、一方で「密閉空間」をこさえたりしたりして
ロケーションを絞って遊ぶのも上手い、作品として長生きできそうだ
そして何より「オッサン」に対する愛情よなあ
村長・シロさん・高井さん、彼らの作品でのあつかいの良さといったらない
持論だけどオッサンの扱いが上手い作品は良作っていうのがあります
多分原作者は人間が好きなんだろうねえ、カッパの次ぐらいに











おとめ妖怪 ざくろ 第13話 「おわり、燦々と」と
まとめ、遅々と △+






愛があれば大丈夫





ま、1クールで「他者」を受け入れるのに最も適した方便は
「恋愛」ざたぐらいしか説得力を有し得ない、ということで
これは嫌味じゃなくて本気で考えるとすごく大変な話題ではある


まあでもあくまで「をとめ妖怪」ではそれを「美少女妖怪調伏譚」として
「有効な装置」取り入れただけだと思われるし
「太正時代」を選んだりしているのも余計な煩雑物が入り込む余地が
少なくなって賢明な判断だったとおもう
ざくろの母ちゃんとか「生む装置」みたいなフェミの人が卒倒しそうな
設定も「まー昔のハナシだから」でうまく誤魔化せたんじゃないかと



そういうユカイな活劇はきょうび、少年漫画でもなかなかお目にかかれなく
なってはいるわけで、そういうのが少女漫画の側から提示されているのが
時代なんかな、という気はする。あるいはある文化が飽和状態に達する時
男⇔女という設定が幅を利かすのは恒例のことなんかもしれない
江戸時代なんかもそうだったしね。おっと、時代が昔に戻りすぎました。










探偵オペラ ミルキィホームズ 第12話「ミルキィホームズの帰還」と
まとめ(笑) △++






こんな娘達など探偵じゃねえ!!





こんだけどいつもこいつも「能力者バトル」に凌ぎを削っている昨今で
あっさりその能力を1話目で投げ捨てたあげく蹂躙しつくしたのって
なにげにスゲーことなんじゃないだろうか
「探偵・バトルなんて下らないぜ!」って啖呵を切ったわけで
しかもそれに変わる要素なんて微塵もみつからないような状況でですぜ



解き放たれた野獣どもが何をしたかっつーと
食料を貪り、味方を罵りあい、妄想に浸り、そしておっぱいを愛でただけだ
あとはもーその場その場を生きるってことで、ハードボイルドよなあ
「萌えさえすればよい」ってのを逆手にとって私たち萌え豚の横面をひっぱたいた
ワケで、「エルフェンリート」にせまる嫌がらせかもね
そして一部の「そういう」趣味のお兄ちゃんが琴線に触れたってのが
事の真実なんではなかろうか、狙ってできるもんでもないのだろうけどさ。












海月姫 第11話 「ジェリーフィッシュ・オブ・ドリームス」と
まとめ、だよ(テキーラ) △+







今週のニートに言ってはいけない言葉ランキング第1位「働け!!」






尼ぁ~ずっていうちょっと変わった方々をダシにして
「女の子の夢」であるアパレル業界のとば口にちゃっかり達してしまったのは
ちょっとズルいかもしらんね
「自然物・動物」をモチーフにするのって定番のやり方だろうしねえ
あと、「これから」のお話しを紡ぐのにあたって楽しいことばっかりじゃないと
普通に想像しうるわけで、そう考えると一番おいしいとこを頂いたということに
なるのかもね、おいしいとこどりの人生、それを一生続けていくンだということ
一言いいたくなる気持ちは分かるけどそれを「エソラゴト」の上で否定するのは
困難がある、「どうして兄妹で好きなっちゃいけないの!」って質問程度には










屍鬼 第22話 「蔡蒐話」と蒼活(まとめ) △+





こんだけやって「人生は勝ち負けじゃない」ってジーさんそりゃあねえぜ(爆笑)


そういえば力士像みたいなジーさんも後半は鬼神のような活躍ぶりでしたね
文字通り。イッちゃったというより極めて正常そうに見えるのが怖いのよ
この人に比べると夏野クンなんてほんとどうでもいい存在だよねえ
なんならめぐみちゃんやまさおクンよりどうでもいいと言っていいね



ここでは「屍鬼」っていう「ピンチ」が主要な動機だったけど
たとえば「何らかの理由で他者を殺さなければならくなる」っていう状況が
訪れたらって置き換えればこれは相当精巧なシミュレートだったのかもしれないね
自分で思いついて体温が下がったよ
オチはもちろんこう「戦争は勝ち負けじゃない」ってさ、あーあ。









パンティ&ストッキングwithガーターベルト 
第13話 ビッチガールズ/ビッチガールズ 2ビッチ と糞レビュー △++




最初は糞みそなハナシだったけど途中でその路線は切り替えてふつうの
ファッキンビッチなおはなしにしてたね、実に賢明だとおもう
今回の最終話あたりもチンコ剥きが主題っつうよりアニメーションとして
視てたし。


ミルキィホームズがあばれはっちゃくをするのに断りがなかったのに対して
パンストはキッチリ表現の為の素材ってのを用意してきてるのが律儀です
「俺の感性はどう?」ってかんじで、ありだと思います


ま、でもこんだけやってすぐに思い出せるとこっつーと
1話目とオヤジのゲロとトランスフォーマーと恋物語と
そして最後の最後のどんでんがえしの所ぐらいだよね(結構あるな)
「カートゥーン」の限界まで詰めたのではなくそれの「パロディ」って意図
だったのかもしれぬ、「パロディ」やるのも楽ではないですね


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この記事は大言壮語的な記述になっています(アニメ感想)

2010-12-30 00:19:12 | アニメ感想(2010 四期)





俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第12話
「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない GOOD END♡」 △+






まずは蛇足を、黒猫さんが桐乃に電話をかけているときに電気を切っていたのが
細かいけどよいね、画的に映えるってのもあるけど「ああ、節約してんな」って
感じがして。



ま、なかなかに「むちゃぶり」なハナシではあったよね
「エロゲー」っていうフィクションの塊と「俺妹」っていうこれはこれで
フィクションの塊の共生関係、それは限りなく近いからこそ逆に絶対に
容れないところがあるんだろ、兄貴は別れを迷う妹を止めないし
妹は素直な気持ちを兄貴には伝えられない、兄妹が一線を越えることはないし
ティッシュは単純に血液が付着していただけに過ぎない
「ティッシュ」の凡庸な使い方の逆をいっていて面白いね
だからまあ桐乃と京ちゃんがドッキングしちゃうエロ本書いた諸兄のかたがた
残念ながらそれは貴男がたの歪んだ妄念が生み出した絵Sola言にすぎず
絶対にあり得ないことだといえます。ま、「だからどうした」なんですけど



「エロゲー」の世界を紹介して満足するような状況は
もうとっくに終了していて、それらは物語を満足させるための「装置」の
いっかんに過ぎないわけだ、だから演出とかそういうのに手は抜けない
「ぱんつじゃないからはずかしくない」って言うためにどんだけの労力が
支払われたことか、あるいは逆説的にそういう「質」を高めるための
「踏み絵」みたいなところがあんのかもしれないね、そういう行為には
「AはBじゃない!」から始まるマトモなおはなし










百花繚乱 サムライガールズ 第12話「さよならの忠」と
BADEND △




いちばんやったら呆れられそうな展開につき進まざるをえないところが
まあ滅びの美学とでもいおうか、ちゅうか途中途中の性欲処理シーンが
なんというかクイーンズブレイドよりおいしくないのが痛いよなあ、やっぱり。
表現的には純塗り・大和絵の方式も可能性がありそうなのだけどこの方向は
ちょっと旨味が少なかったかもなあ、制作している人達は多分もっと早くかつ
切実に気がついてはいたろうけど、企画段階で気がつきたかったろうね。










侵略!イカ娘 第12話 「戦わなイカ?/
ピンチじゃなイカ?/もっとピンチじゃなイカ?」と総括だわ ○






イカ娘って見ているときに余計なパロディとか謎とかがほとんどなかったから
純粋に彼女の行状に一喜一憂することができた、このご時世だとちょっと
珍しいかもね。



地上に来て赤ん坊のような彼女を通して見れば日々のささいなことも
ちょっと面白くなるという寸法だよね、友達つくったり傘愛でたり
昔はけっこうあった手法だけど最近はごぶさただったなあ


もちろん、構造がシンプルなぶんアニメーションとしては手が抜けない
イカちゃんの動機の単純さゆえにその動かし方に無駄が発生せず
「生きたアニメ」として見られた、海での人命救助のシーンとか
花火のとことか、早苗もおんなじぐらい元気だったなあw



そんなこんなで「いちおう最終話」としては彼女が退場するしか
ハナシが成立しないわけだ、そしてそれは「イカちゃんぽいもの」を
タケルのように容認しえないとこまで視聴してきたおおかたの人達には
達していたのではないだろうか、そしてそのこと自体もキャラクターとっかえ
ひっかえの現状アニメ界隈では貴重なことなのかもしれない










神のみぞ知るセカイ 第12話「神以上、人間未満」と感想未満 △+





こんだけやっちゃうと「神にーさま」はもう血肉のかよったきゃらくたあ
じゃないよね、文字どおり。ダメダメ人間を遥か後方にぶっちぎって
変形版電脳ジャンキーみたいな境地に達している
まあ、だからこそ「絶対に結ばれないナンパ師」なんてのができるのかもしれない
そう考えると凄まじいハナシなんかもな
上記の「絶対にデレない妹の兄」とどっちがいいんだろう、難しい


ま、今のところ攻略率100%でいっているのだから神にーさまはまだ
その能力の底を割っていないわけで、「デスノート」の八神月を見ているような
ハラハラ感がまだこのおはなしにはある
そこに強力なライバルが出現するのかあるいは自ら弱点を露呈するのか
あるいはこのまま「神」を押し通していくのか
ひさかたに興味のある「主人公」ではあるよね、彼









それでも町は廻っている 第12話 「それ町」とまとめない ○





最終回に物語中1回しかできない定番のネタをもってきましたねえ
原作だと2巻?あたりでやっているからすげえ度胸ではあるな



なんというか身近な親しい人のいなくなった時のやるせなさよ
その画は多分双眼鏡越しにしか見られない光景なんでしょうな
「屍鬼」のように淡々と受け入れるのとはまた違った側面
私もひさびさにマジでちょっとうるんじゃったよ



まあ死んだり生き返ったり宇宙人や未来人が平然とでてくるわけで
しかもそれに力み返りがまるでない、歩鳥のように柔軟に受け入れていく
しかないってわけで、「それでも」町は廻っているという力強さ
下地がいいんでしょな、親しみのある人物像と、衒いのない画
平和であることのどこが悪い!ってかんじで










FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 第12話「赤い約束」とまとめ △





デバッグモードでやらずにガチで描き起こすとこんな感じになるのかも
「誠実」ではあるよね、だが「吸血鬼」なんちゅう圧倒的な暴力にそれで
立ち向かえるかっていうと、どうかな
「おまえは貴重な時間を無駄にした!」っていう某医者の叫びが聞こえるようです
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グーニー頭痛(アニメ感想)

2010-12-20 20:27:41 | アニメ感想(2010 四期)




海月姫 第9話  真夜中のチェリーボーイ △+






ふむ、なんか内容が「処女とドーテーをからかって遊ぶおはなし」って
感じがせぬでもないわな、彼らに対する物語の温情的「配慮」を見るにつけ
逆に言えばリアリズムを持ち得るのはもはや「フツーの人々」ではない時代なのかも
精彩があるのはオッサン達ですよねー「Cまでいった?」とか聞いてくる高官たちw










アマガミSS 第24話 「絢辻詞編 最終章 ヤクソク」と
アマガミSS 第25話 「上崎裡沙編 シンジツ」 と
ソウカツ △+






甘たるい紗江ちゃんのおはなしで個人的にはピークを迎えたアマガミSS
だったのだけど、最後にピリッときましたねえ
まさかストーカーを肯定させるハナシを1話でやってのけるとはな
いや、1話で無理矢理まとめたから考えさせるヒマがなくて上手くいったのかも
なかなか狡猾ですよ



最後になって今まで登場したヒロイン連全員にごめんなさいするヒロインってのは
なかなかないかもねえ、たぶんそれで許してもらっているのだから
つまりは「ルート」が成立する手前で行動を起こしていたわけだ、ここまで視聴して
きた人達ならそれが事前にだいたい把握できているわけだからそれを踏まえると
ちょっと面白い、かも。

そうやって考えるとアニメのアマガミはそもそも「デバッグモード」でゲームを
楽しんでいたような感じだったかもという想いもある
ゲームそのものの「本当の」楽しみではないかもしれないけど
ゲームに近く、ゲームをやった人には別の楽しみを提示するという矛盾に対する
「ゲーム販売促進アニメ」の新しい解答のひとつかもしれない








そらのおとしもの f(フォルテ)
第12話 「明日に羽飛く彼女達(フォルテ)」とまとめ △+







「パン&スト」が「トイレ」からはじまるおはなしだったのに対して
こちらでは「トイレ」でハナシを締めてきたわけで
まあ流石に直接的な表現はいろいろヤバイから智ちゃんが自主的に規制
しちゃったけどねえ、「そらおと」でやんない表現が現状アニメで「常識的」な
表現のラインなんかもしれないね、この先どうなるかはわからないけれども




にしてもアストレア(お馬鹿さん)ですよ
なんちゅうか彼女自身は自発的に物語を盛り上げることに貢献しないんんですよね
ゆえにフリーダム、智樹は「笑い」のパートを担っている面があるから
それすらない彼女はかの世界においていちばんフリーダムな存在なのかも
そしてそれによっていちばん救われたのはニンフなんじゃないかと
彼女、ひとりだとどうしても暗くなりがちで、まあそこで話しに重みを与えているのだけど
彼女個人の幸せを考えるとこういう「相方」が必要だったのではないかと
もしアストレアに積極的な役目があったのだとするのならたぶんそれかと





ただ「時間の無駄」を楽しむための「装置」を出してそれが一段落したってことは
もうあんまし「無駄にする時間」ってのも無いのかもしれず
いずれは2期のことを懐かしく想うのかもしれないですね
できればそれは「悲しいこともあったけど」って枕詞の必要がない状態だといいな










とある魔術の禁書目録II 第11話「刺突抗剣(スタブソード)」と
第12話 「天文台(ベルヴェデーレ)」 △







準備運動もナシに姫神ちゃん放り込んじゃったから御覧の有様だよw
「最近スポットライトが当たっていなかったキャラが突然でばると
死ぬ法則」の変形バージョンだにゃ


無差別爆弾をバラ撒いて、躊躇無くバンピーに魔術を行使する奴が
「人を傷つけたくない」なんてやるのはサイコ野郎のせりふだと思うんよ
まあ、「狂信」ってそういうもんかもしれないけどねえ
そーゆーふーに「悪」を「宗教」に押しつけるのは「HEROの正義」の
うさんくささを逆説的に露呈しているかもにゃ
まあ「上条さん」はただの野蛮人だからそんなん関係ねーのだろうけど。










えむえむっ! 第12話  クリスマスの願いごと とまとめ





まあブ太郎の変態の矯正は1歩も進んでいないのだから
なにがしたいんかは見ればわかるわけだ
「SOS団」と「WORKING!」を足して3で割った感じのおはなし
ってタカをくくられると残っているのは太郎と美緒様の罵り漫才しか
残っていない、それも物語を積極的にドライブするものでもないしねえ



でもま、こういう「なんかかんかの寄せ集め」でもハナシが成立するんだ
っていう「幻想」があること自体が重要なのかもしれないねえ
本当にキメラみたいなことをするとそれはそれで大変だから
「SM」っていうフレーバーをちょっとつけてさ
そこから考えると黒猫さんのような「設定」だけで本一冊作れるような
濃厚なやつは時代の主流じゃなくて桐乃のようなケータイで作れるような
ペラい内容のがいろんな意味で時代のニーズなんかもしれない
どっちが面白いかどうかは別にして、ね
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カメンノアニウソ(アニメの感想)

2010-12-16 13:23:11 | アニメ感想(2010 四期)






荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ
10 10 BRIDGE*2 △+






埼玉県をバカにしていいのは埼玉県民だけです






自分たちが住んでいるところからちょっと離れたとこは全部
草ボーボーで未開地って発想がひどいねえw
あえて無知なふりをして笑いの神が降りてくるのを待ちかまえる作戦
やたら金髪の娘が多かったりカッパだのチョンマゲだの外国人並の
発想の狭さが逆にギャグに勢いをもたせているね
「ガリガリ君のあたりで作った鎧」とか、すごい











えむえむっ! 第11話「失われたメモリー」 △





やたら記憶喪失に主人公がなるのはハナシに「リセット」
かけたいからなんじゃないんか
「思い出探し」で現状まったく変態の改善のきざしはなく
女の娘の好感度だけが増している状況を確認するにつけ
「神のみ」の桂馬のような「この世界」を愛する覚悟が要るの
かもしれん、おおざっぱに楽しむ分にはいいんだけどね










百花繚乱 サムライガールズ
第11話  仏蘭西から来たサムライ △+





あれ、仏蘭西制のサムライガールのほうがまことの「忠」を
持ち合わせておられる。自分たちは当たり前のように「持っている」
ことに甘えてそれをいつのまにか喪失していたことに気がつかない
っていう皮肉ですよねえ
「サムライガールズ」っていう都のエライ人が怒り出しそうな
内容の当話もつぶさに見ればエロにまみれた中にふと思うとこも
ないではないという、まーふつうそんなヒマなどないって
言われたらそれまでだけどね










俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第11話
「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」 ○






エロゲーをやってるときはね 誰にも邪魔されず自由で 
なんというか救われてなきゃあダメなんだ






なんちゅーかもう心理過程とか尺の都合とかそういうの抜きに
しても京ちゃんには功労賞を進呈したかったから
まあ斟酌していただいてありがとうございます、という
お前は泣いていい
桐乃の「趣味」をめぐって序盤はあんなにバタバタしてたのに
京ちゃんの「趣味」は回りの女性陣みんなにダダもれってのは
まあ実に「男らしい」扱いではあるな
なんなら「妹マスター」の称号を授与してもいいんでは










探偵オペラ ミルキィホームズ 第10話
「ミルキィホームズには向かない職業」 △+






「探偵」とタイトルがついていて「知性」を100%近く
ネグレクトして「学園」が舞台なのに「学業」を100%近く
ネグレクトするそのハードボイルドぶりに腰が抜けそうですが
さて、全てを「否定」した先に何が残るのかってハナシで
MHがこのていたらくでアンリエタ様や小衣ちゃんが
「再試験」を試みるのは獅子がおのれの子を谷に投擲するプレイより
無謀なんではないかと思うわけで、前話で凄いトイズ復活?
ってフリはあったけど「降霊術」で成し遂げちゃったら心霊探偵だよ

ってなわけで「トイズ」っていう燻製ニシンにMHも怪盗も警察も
そして視聴者もえんえんと踊らせられているという状況
しかもそれがしょーもないものだと理解した上で
まあもともと物語上の「天与の能力」ってのはそれはそれは
扱いが難しいのに粗悪乱造(トイズ)されている現状があるから
この物語はそういった傾向に対する皮肉なんかもな










神のみぞ知るセカイ 第11話 「おしまいの日」 △+






前回の攻略対称のかのんちゃんあたりから「絵面」を重視した展開で
ハナシが進んでいっているような気もしないではない
それこそ「なし崩し」って感じで
もちろんなし崩しで攻略できるんならそれを「選択」する聡明さ
ってのもあるんだろうけども
果たして毎度毎度「正しい選択」をする神サマに視聴者は好意を
抱けるかどうか、そしてその神サマに最終的に「キスしてもいい」って
ぐらいに思っている女の娘たちに「リアル」を感じられるかどうか
個人的には神にーさまのことももうちょっと知りたい
「攻略対称」かどうかはヌキにして、ね
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ふしぎなテキーラ のまされて(アニメ感想)

2010-12-12 18:40:44 | アニメ感想(2010 四期)





神のみぞ知るセカイ 第10話「あたしの中の……」 △+







ば↓か~↑っ






「ものいわぬ臓器」つっても、あれは「多少苛めても反応が出にくいから
気がつく頃には手遅れになりやすい」ってことなんで単に
「レスリアクション」ってわけじゃない、ないがしろにすればキッチリ
ひどい目に逢う。実際に痛めている人には洒落にならんし
あまり上手くはないな





「誰にも邪魔されたくない」ってのは珍しく桂馬が本来持ち合わせている特性
媒介こそ違えど栞も口頭ではないコミュニケーションに依存している人種
今まで「ぎゃるげえの主人公」をほぼ100%演じてきた桂馬にとって
本来の自分を大きく偽ることのない「栞ルート」ってのは彼の「攻略ルート」を
さぐる良い機会なんかもね。










屍鬼 第19話 「第悼と柩話」 △+






「祭り」の時にガツーンとやる医者のうまさがなんともまあ
日本人って「ホンネ」が酒を飲んでいるときか祭りの時にしか出ないってこと
なんかもねえ、してみると「屍鬼狩り」ってのも祭りの延長にすぎないのかも
しれないね、ええじゃないか―









FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 第10話「渇き」 △





吸血鬼の「魅惑」を容認しちゃったら「ぎゃるげえ」なんてどだい
成り立たないからねええ、「魅惑の拘束」を受ける前に
言葉本来での意味での魅惑されていないといけないわけだ
「学園もの」という物語枠と仲良しこよしのこのおはなしで瑛里華に
真にイカれちゃった諸兄はこのおはなしをより楽しく受け取れるかと
おっさんになっちゃった私にさすがにつらい










そらのおとしものf 第11話「幻想哀歌(ムサベツ)の果て」 △+








ラウンド、ツー、ファィッ!!





どさくさにまぎれてって言ってるが、そのとおり
どさくさにまぎれたのだ。2期は笑いとかも結構大味だった印象だから
そのあたりの「愛」の微妙な構成もどうも疑わしい「恋」ならオッケーなんだけど
そういう意味ではみなさんまだカオスのようにまだ暗い海の底で
「愛」のなんたるかをハートに刻んでいる過程なんかもしれないね
「バトル」を「試験」にあてているところがまあ少年誌フォーマットって
ことなんだろう











刀語 第12話 「炎刀・銃」と刀語語り △ 






ラウンド、トゥエルブ、ファィッ!!






ここまで来て最後に七花を七実みたく「抜き身の刀」にするのはまあなんというか
確かにうまい、うまいよ、物語的には、異様にスッキリ終わる
とがめの復讐が成立しましたーってエンドはグッドエンドって言う蛮勇はさすがにね。
ただ、とがめとの関係性において成立していた「絆」っていうちっちゃい「歴史」を
ご破算にするきびしさはまあ現代人が「歴史」に対して大方抱いている無力感を
象徴しているような気もする。「何か」を積み重ねることに対する無力さ
ケンカ無敵だけによりいっそうそれが露わになるという
シュナイゼル兄さんはそのむなしい行為こそ人の歴史だと言ってるけどね



このむなしさはどっからくるのか
そもそもいちおうは若人向けにこしらえた「物語」が
口うるさい人達が百億もいる「歴史もの」ってジャンルにチャレンジすること
そのものが「無謀」だってちょっとオツムが回る人なら分かるわけで
そんなら最初からそういう「皮」をかぶった荒唐無稽なおはなしに終止した方が
無難ではあるわけだ、えんため的に。
このおはなしが「歴史」とか日本人のメンタリティを象徴する「刀」とかを否定する
要素に満ち満ちているのはそういう現代の物語土壌において
イキイキとしたお話しを紡ぐのに「歴史」を関わらせることがどんだけ困難かって
ことの恨み節なんかもしれないねえ。
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アニメソングが大トリ(アニメ感想)

2010-12-07 00:46:05 | アニメ感想(2010 四期)




おとめ妖怪 ざくろ 第10話 「かげ、追々と」 △+






ざくろの妖力を分けてもらった半妖の娘に口づけする所が見所かねえ
想い人の蒲団を愛でるような執着ぶりが露わだし
妖力を感知できる花楯の能力の高さもうかがえるし

愛恋をめぐる麗しいとことドロドロしたところが交互にでてくる
実に少女漫画らしい展開ですね。現代じゃちょっと珍しいかもな
















侵略!イカ娘 第10話「てるてる坊主じゃなイカ?/
好かれなイカ?/野球しなイカ?」 ○






>触手




イカちゃんの「触手」の使い方がうまいなあ
「手」じゃないから本人にも悪気が無い、いや画家の画ってのは大概が「意図」が
ないから文句が言えないのだけど、たとえなまはげの様に書かれても
ズンビーのように書かれても。そういう「ギャグまんがだからいいだろ」ってんじゃ
なくて笑いを取るためにいろいろ下ごしらえをしているのがまじめ
頭がいいんだろうねえ





>早苗



で、屍鬼のように描かれてしまった早苗ちゃんなわけだが
「イカちゃん」が好きなんじゃなくて
「イカちゃんが嫌がる」のが好きなんじゃしょうがない
ギャグでくるんで病んじゃっているのを表現するのは上手いねえ
もうちょっといくと洒落にならんしな





>野球




合理的にアニメーションをする場面っちゅうことで
「イカ娘」っちゅうか「触手」が本当に大活躍してるよなあ
早苗を張り倒すのも大事な役目だけど
赤ん坊のようなピュアなイカちゃんに使役させてることによって
エロ抜きの純粋な笑いを生み出すための装置になっていることがレアものです。









探偵オペラ ミルキィホームズ 第9話 「MHの悲劇」 △!







「口寄せ」っていうノックスが聞いたら卒倒しそうな掟破りを平然と
やってのけるMHにシビれます(憧れはしませんが)
「被害者」を呼び出せば早いのだけどねえ
呼び出された「名探偵たち」もモデルを1080%戯画化して
原型とは似とも似つかなくしているところが賢明だとおもう










薄桜鬼 碧血録 第22話 「夢幻の薄桜」とまとめ △






「新撰組」に「うたかたの人生」を重ねるのはド定番ですよね
歴史の勉強をしているわけではないんで別にそれでよいのだけど
では彼らを「観察」している千鶴や「鬼」の方々や我々はいったい
何様なんでしょうね、平和であることに飽き飽きして心中できる志も持たず
おざなりなその場の享楽に興じている連中といったところでしょうか
なんて、桜の蕾もふくらんでいない師走に満開の桜が咲いているこの作品を
見ながら思っていました。
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エンディングまで泣くんじゃない(アニメ感想)

2010-12-06 23:10:12 | アニメ感想(2010 四期)






それでも町は廻っている 第9話  激突!大人買い計画 △+







>白球少女





「卓球」ってレベルが高い勝負になると(というかスポーツ・格闘全般)
戦っている当人はそりゃもう凄いレベルで脳とかハートが回転しているわけで
それを外部の人が「見た目」から理解するのは経験者でもなきゃ難しい
そんなわけで大概そのあたりをスローモーションで誤魔化すわけだけど
流石にそれも飽きてきたからねえ、なんとかならいのものか
ちゅーわけでエロ章がたっつんの勝負のゆくえでなく揺れる胸に
集中していたのはまあもっともなことで、という。
見られていた側も本望だろ








>謎のお菓子






日常のちょっとした謎に執着するあたりが歩鳥の関係者というか
しかも同じ行動をとった奴が他にもいるってのがなんともまあ
「タイムトラベル」ものの処理っていうのは意外とこういう
ささめいたことで処理するのが座りがよいね











パンティ&ストッキングwithガーターベルト
第9話  天使が水着に着替えたら/ゴースト~ダテンシティの幻~ △+







私の妹がゴーストに恋するわけがない






いつもの糞まみれの世界に「恋」を放り込んできたのは切れる
糞みたいな相手と交際しているように見えるのも他人の恋愛なんてそんなもん。
よくハリウッド的恋愛映画だと途中で音楽とカットだけでちょっとの間
つないでウキウキデートを演出しますよね
そしてまあ何よりパンティさんの妹への愛情が宝石のように貴重なシーンです
ギャグのとこだとよく仲違いして殺しあったりもするけど
底のところでは他人ではない、というのがあるのはとても素敵なことだと思います
トムとジェリーみたいですよね。











スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
第10話  月下に妖精は舞う △+







だいぶんロボットをぐりぐり動かしていたから満足ではある
重厚長大でカクカクしてるロボがノーベルガンダムみたいなのに
やっつけられるのはもう時代の妖精、じゃなくて要請なんだろうねえ
タウバーンもいでだちは新体操選手って感じだものね











とある魔術の禁書目録II 第9話 「追跡封じ(ルートディスターブ)」 △+








ま、端的に言えば爆弾犯相手に追いかけっこをしている図、とでもしておこうか
こういう時こそ「智恵と勇気で」ってことになるんだろうけど
あいかわらずの力業でまあ安心したよw
力業といえばこういう状況で大運動会とかイチャイチャとか平気で
やっている展開もそうだよねえ、危ないんだかそうでないのか実感しにくいというか
上条さんや美琴もそういう感覚なんかもなあ
そうそう上条さんの能力無効化の能力ってとどめを指すやつのサポートで使うのが
ベストで、彼が物語のケリをつけるのはどうもパッとしないのよね
「解呪」でゲームに勝てるのなら苦労しないってこと(何なんだ)











荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ 第10話  10 BRIDGE*2 △+






聖マッスル






ダイエットって女の娘っぽい話題がどうして男子中学生的ギャグみたいな展開にw
まあ、クラスに一人ぐらいは「筋肉」にめざめる人がいますよね、高松のようにさ
「頭脳」と違ってあれは分かり易い「資産」だからねえ、ちょっと見ればすぐ
そこにある。ただ他人から見たらそれはヒトのカラダなわけでどうにも実感がわかない
とりわけ運動不足気味な現代ニッポンにおいてはその価値が理解しずらいわけだ
3日かそこらで造った筋肉を吸収したりして弄んでいるあたりが
まあ日本人の筋肉に対する(あるいは身体性)に対する基本的な態度なんかもね
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イカとかゲソとか言ってるんじゃないでゲソ!!(アニメ感想)

2010-12-02 16:20:10 | アニメ感想(2010 四期)


俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第9話
「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」 △+






ツンデレは~インテリジェンスの、証なり~






三者三様のテレ(デレ)隠し、という視点はいかがか
黒猫さんは「闇世界がうんちゃら」だし
バジーナさん(そういえばこれも有名な偽名ですね)は尊顔すら隠す
桐乃は―隠してるんだか晒したいのだかよく分からんねw
想いが強すぎてぽろぽろ零れるんだよなあ、パソコンのモニタに
怒鳴りつけたり、Hシーンの前に風呂に入ったり
その入れ込みようがまあ自分にはもうない情熱です
黒猫さんが「同じ世界の友達」と妹にかたるとこもじーんとくるね
逆に隠すところのない幼なじみには出番が無いわけだ











侵略! イカ娘 第9話 「ピンポンダッシュしなイカ?/
メイクしなイカ?/秘密兵器じゃなイカ?」 △+





「何かの間違い」から友達ができていくのが冗談じゃなく
うらやましいのですが、頑張ってもできない人にはやる瀬がないよ
早苗ちゃんがイカちゃんすきすきーなのはまあ無理もない
着衣水泳でバタフライするぐらいの必死さが麗しいね









探偵オペラ ミルキィホームズ 第8話 「ボヨヨンの女」 △





怪盗が探偵を育てる画ってのは、殺した奴の子供を育ててるような
シュチュエーションともいえるのかもなあ
アンリエット様の慈愛に満ちた笑みがこのアニメの唯一の良心です
でも、探偵達がその力を取り戻す日はサレック島より遠そうです(笑)









神のみぞ知るセカイ 第9話「大きな壁の中と外」 △+





ここの「壁」ってのはゲームのモニターの意味もあるんだろ
桂馬の「(心内語)でゲームだとでてくるから」って発言は
逆に言えば桂馬が存在する地平ではそれは聞こえてこないわけで
そのあたりが上手く表現できないとうまくないだろう
エルシィのフラグ建築士・便利屋さんぶりが凄いよね
小賢しい桂馬だとなかなか出会いフラグが立たないからねえ
そーいうとこまで見越して上司は彼らを組ませているのか
コメント (2)
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