『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

モンストと日本の神話

2016-10-16 06:46:37 | 絵本


昨日は長男(小5)&次男(小2)とやっとこさ大ヒット映画『君の名は』を見てきました!圧倒された。はあ・・・まだ余韻に浸っておりまする。小説版アナザーストーリも読みたくなってきた。

ところで、長男が今ハマっているゲームがモンスト(モンスターストライク)。次男はやらせてもらえないので、横で眺めてるだけですが。私ね、ゲームはやらせたくない派でして。我が家にはゲーム機器はありませんが、こんなにもやりたがってるのに止める権利はもはや親側にはない。じいじが来たとき(週2回はきます)にじいじのipadでやってもいいということにしたんです。
これもですね、以前は時間を決めてやっていたんです。そしたら、時間が来て、ゲーム終わったとたんに長男豹変。暴言暴力、止まらなくて、そりゃあ暗黒の日々でありました

禁断症状!?やっぱりゲームはコワイわ~、と思っていたのですが、とーんでもない勘違い!コワイのは自分の価値観で子どもを縛っている自覚のなかった私のほうでした神ノ木クリニックでとどめの一言を言われて以来ですね、「「気にしない」を実践して、常に「これは私の価値観で縛っているんじゃないか?」ってこと自問するように。そしたら、、、、あら?いい感じ。ゲームも無制限にしてみました(といってもしょせん週2ですからね)。私の基準からいったら正直やりすぎでは・・・とは思うけれど、無制限にしたら、終わったあとに豹変なんてことも少なくなり(たまにはあります)、弟たちにも優しくなり、今では私が外出している間に自発的に洗濯物をたたんでくれる(!)までになりました。自分の意志を尊重されてると実感したみたい

その今ハマっているモンストには、歴史上の有名人物や神話の人物がたくさん出てくるらしく、「イザナミって何~?」って聞かれたんです。「イザナミはね、日本の古~い神様でね・・・」・・・あれ?ちゃんと説明できない。急いでWikipediaで調べる情けない母なのでありました

でも!!!この機会は逃しませぬぞっ。翌日さっそく図書館でコチラを借りてきました↓



『日本の神話〈第1巻〉くにのはじまり』 赤羽末吉絵 舟崎克彦文 あかね書房 


日本の神話シリーズ全6巻のうちの第1巻。世界の神話は結構読み聞かせてきたのに、日本の神話はなぜか読んでいなかった我が家。日本って深いな、神秘の国日本すごい!と再発見の日々なのに、ちゃんと知らないことのほうが多くてお恥ずかしい。伊邪那岐と伊邪那美の子どもたちが今の日本を作っている島々って、シラナカッタ(←無知)。

正直、このお話は小学校高学年からかなと思ったのですが、小2次男の反応が意外にもイイ。翌朝さっそく夫に、「お父さん、モンストに出てくるイザナミって本当はこうこうこうでね・・・」と絵本の内容を事細かに説明しているのにはびっくりしました。一度読み聞かせただけで覚えちゃうのね。

そういえば、妖怪ウォッチにハマっていた頃は、こんな妖怪伝シリーズに結びつけたんでした。

入り口は何でもいい。自分たちの身近に聞くものから入るほうが子どももとっかかりやすいみたいです。かといって、アニメ的なものにしか興味を持たないかというと、これが面白いことにそうでもなく、「これが元になってるのよ」と元を紹介するとちゃあんと興味を持ってくれます。『君の名は』では、主人公の三葉のおうちが神社なのですが、そこで祖母から語られる組紐の話も深かったなあ。日本の知りたいことがいっぱい湧き出てきました♪