『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

第4回児童文学カフェ

2016-07-14 22:12:54 | 児童文学cafe&picnic


昨日は雨だったので児童文学ピクニックを変更して、児童文学Cafe@我が家を開催。夏野菜の持ち寄りが並びましたよ~。トマト、ズッキーニ、オクラなどなど。もう美味しくておしゃれなブルスケッタにレバーのパテ(これまた手作り!)まであったから思わず昼間から出しちゃいましたよ・・・ワイン
本当はひんやりデザートもいくつかあったのに、話に夢中ですっっっかり忘れて、タイムアウト。我が家で美味しくいただいちゃいました

と、開催するたびに先に食べ物の話になってしまうのですが、今回のテーマは『地図』!
児童文学の見開きページによく出てますよね。あれです、あれ。地図好きのKさんからの発案で、いままで地図をそれほど意識したことなかったのですが、調べてみると出てくるわ出てくるわ。これが意外と面白い!冒険ものファンタジーにはつきものの地図ですが、サトクリフなんかの歴史小説にもつきもので、これらは実際にある地形の当時の様子がほとんど・・・個人的にはあまりワクワクせず。地図の話から挿絵の話にまで話が広がりました~

ところで、地図でワクワクした原点ってみなさんは何でしたか?
Kさんも私も『エルマーのぼうけん』シリーズだったんです。記憶にある限り初めて地図をワクワク眺めたのがエルマー。地図というより挿絵的だから子どもでも印象に残ったんでしょうね

最初にテーマを告げられたとき、自分の中では正直ここまで盛り上がれるとは想像していませんでした。地図もなかなか面白い
『影なし山のりん』の地図は別にいらないんじゃないか、『ゲド戦記』の地図はカタカナの島名を多く載せすぎてて探すのが大変すぎる、もっと的絞ってほしい、『王への手紙』の地図も地名多すぎてごちゃごちゃしすぎ・・・etc.etc.な~んて毒舌(!)が飛び出すのもお茶会ならでは

さらに地図が掲載されていないけれど、この地図がほしかった!とKさん言っていたのが『トムは真夜中の庭で』。イギリスの地図は載ってるのですが、Kさんがほしかったのは庭園内の地図。うんうん、確かに。『公園のメアリー・ポピンズ』の愛蔵版では公園内の地図(下記写真)があるのですが、そんな感じの。ちなみに『公園のメアリー・ポピンズ』も岩波少年文庫版では地図はないんです、残念!地形の地図ではないけれど、実は『クローディアの秘密』にもメトロポリタン美術館内の地図があったってこともすっかり失念していました。みんなで持ち寄ると新しい発見があってやっぱり楽しい♪

 

個人的に好きな地図は『銀のほのおの国』(上記写真)、内容と照らし合わせて一番よく見た地図は『ツバメ号とアマゾン号』のシリーズかな。アーサー・ランサムシリーズの地図は本当にワクワクします。いつか行ってみたいな。

思い切って始めてみた児童文学ピクニックorカフェ。最初は人集まるのかな~?一人でも語り合える人がいたらいいかな、なんて感覚だったのだけれど、ちゃんと続いていて嬉しい。そして、何よりも私自身が楽しいのです~。来てくれるみなさま、ありがとうございます