紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

免許を返上することにした

2022-02-28 21:37:22 | 23・三宅島のくらし

なんの免許を返上することにしたかというと・・・車の運転免許では、もちろんなく、雄山自然ガイドの免許である。

2019年に、ガイドの講習を受けるときには、役場に私の年齢でも受けていいのか聞きにいった。

係の方がいうには、「だいじょうぶです。ただし、最後に試験を行うので、それにパスすれば」ということだった。

雄山というのは、この山である。火山なので外輪が見えている。

講習のことについては、ここに書いた。

3日間朝から夕方まで講習を受け、なんとかぎりぎりの線で合格できた。

三宅島のことをあまり知らないので、いろいろ覚えるのも大変だった。

ところが、翌年の4月からガイドが始まるかと思ったら、コロナである。雄山の登山道も解禁にならなければ、当然ツアーも行われなかった。

それでも、時々講習は行われ、外輪まで上ったり、机上の学習をした。

翌年もコロナで解禁は延期になったが、それより先に、私がリューマチ性多発筋痛症という病気になった。

ステロイドの薬で全身の痛みはおさえられたが、その薬によって血糖値がはねあがり、インスリン自己注射をすることになった。

インスリンの副作用は、万が一低血糖になると意識の消失がおこる、

1年たったら、少しはよくなるかと思ったが、相変わらず、ステロイドもインスリンもやめられない。

こんなんでは、ガイドをするどころか、他の人に迷惑をかけるかもしれない。

それで、今年の4月が始まる前に、ガイドから抜けることを申し出た。

残念ではあるが、楽しいこともいろいろあった。何度も外輪まで上って、迫力のある景色が眺められたり、ガイドの人たちと知り合いになれた。

それに、2019年の講習のときには、カナディアンロッキーでガイドをして頂いた横堀さんと7年ぶりでお会いし、講習を受けることもできた。

他にも三宅島や火山や植物などについて、知らなかったことをたくさん学ばせてもらい、いい時間を過ごさせて頂いた。

 

 

 

 


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