紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

今年もお世話になりました♪

2022-12-31 22:50:50 | 15・心に残ること

2022年も終わろうとしている。
今年は、体調のこともあって、拠点を調布に移そうと考えた。
そうはいっても、夫も粉瘤の手術やら何やらで、島を離れることが何回もあり、そういうときは、できるだけ私が島でニワトリの面倒をみるようにしていた。

今年印象深い出来事は、5月に2週間、娘家族の住む福岡をはじめとして、九州旅行にいったこと。
スキーツアーで遠出をしたことはあったけれど、三宅島に居をかまえてから、旅行にいったことは、1度もなかった。
祖父の終焉の地をたずねたり、高校時代の友人と会ったり、鹿児島の友人の家を訪れたり、九州最南端まで旅をしたり、楽しい日々だった。



それから、11月30日に、4人目の孫が生れたこと。赤ん坊というのは、無条件にかわいい。
初めて息子家族が住んでいる山形の家を訪ねた。そこで吹雪にあい、家は家族4人、福岡だったり、三宅島だったり、ばらばらの地域に住んでいるなあと、しみじみ思った。



そして、私自身のことでいえば、5年ぶりに「星空の約束」という本が刊行されたこと。
そのときに、あらためて、私は本をもっと書いていきたいなと思った。
書かないでも、島にいると、畑仕事など、やることはいっぱいあるが、やはり、本を書き続けてこその私の人生だと思った。

それも誰のためでもなく、自分が書きたいから書く。運良く本になることができたら、大きなおまけをもらったような気持ちで書く。

今年この本が出たとき、親しい友人から「これはあなたから、お孫さんへの手紙ですね」といわれ、肩から力が抜けた。とてもとても嬉しい言葉だった。



では、みなさま、よいお年をお迎えください。

来年がすべての人にとって、幸せな年になりますように。