ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

三春三角油揚

2014-03-01 22:19:43 | 味・食べ物

昨日、3か月ぶりに福島に行った
なんだか里帰りをしたような気分

新幹線から降りて福島駅西口に出ると、まだこの前の大雪の名残がそこここにある。
昨年、半年以上も福島にいたことで、すっかり土地勘が育まれた。
バスに乗るにもスイスイ、西口から東口へ行くのもお茶の子さいさい
どこに何の店があるのかも知っている


この日は大切な約束が2つ。
会いたい方に会って、全ての用事を済ませて何気なく時計を見ると…
どひゃーっ
17時を過ぎている。
日が長くなって外が明るいので、こんな時間になっているとは思わなかった。
帰りの新幹線は、余裕をもって17時46分発の指定席を確保してあったのだが、それも微妙
こういう時に限って、福島駅に戻るバスもなかなかやってこない。
定刻に10分遅れてやってきたバスに乗り込み、福島駅東口に着いたのが17時30分。
半年間に育んだ土地勘で、S‐PAL福島にあるおおはたやにまっしぐら

これこれ三春三角油揚
くーっ吾妻小舎でどんなに疲れて食欲がなくても、これだけは食べていたな
フライパンで温めて、醤油をかけただけでもおいしいし
ひと手間かけるなら、二等辺三角形の長辺に包丁で切れ目を入れ
油揚げの中に好みの具剤を入れてから、フライパンで温めてもいい。
福島では、長ねぎを刻んで味噌と和え、それを具材にするのだと吾妻小舎で教えてもらった。
私は埼玉の芋姉ちゃんだが(いや、もう姉ちゃんではないな。芋おばさん
父も祖母も江戸っ子、母は下町育ち、ダーリンも下町育ちということもあって
基本的食生活は江戸っ子のそれで、醤油!醤油!醤油でい!
というのは半分冗談だが、半分は当たっているとも言える。
たいていは、長ねぎを薄く輪切りにしたものと鰹節を醤油で和えた具を入れ、温めて食べているが
長ねぎの辛みが好きな方は、油揚を温めた後で、刻み長ねぎに鰹節と醤油をかけるのもいいだろう。
おおはたやには、ほかの大豆製品もよりどりみどりで
三角油揚げと並んでおススメなのが辛いあげ棒

一味唐辛子が入った円柱状の油揚で、三角油揚と同様に好みの具材を入れて焼いたり
輪切りにして白菜と煮びたしにしたり、みそ汁に入れたりしてもピリッと辛みが効いておいしい。


…と、蘊蓄はこれくらいにして、お世話になった方や友人にも食べてもらいたいと
大急ぎで地方発送の手配を済ませて、自宅用に油揚やがんもどきをこれでもかと買う。
オンラインショップもあるので、そちらで注文もできるのだが、なぜか店頭で買いまくる。
油揚に大枚はたくというのは、自分でもちょっとおかしいのではないかと思いつつ
エコバッグいっぱいの油揚とがんもどきを抱え、時計を見ると17時42分
ヒー!指定席を放棄すれば、次の新幹線で帰る選択肢もあるのだが
生来貧乏性なもので、なんだかもったいないと思い
またまたここで半年以上の福島生活で育まれた土地勘に助けられ
東口から西口へ、さらには新幹線ホームへと、最短で移動
ちょうどホームに入ってくるやまびこ152号のヘッドライトが遠くに見えてきたところだった
そんなこんなで、油揚げとがんもどきは山ほど買ったのに
ダーリンが好きな甘味の土産はゼロ
ごめんね、ダーリン





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