ダーリンとニュースを見ながら、イタリアの破毀院(最高裁判所)が
原発復活の是非を問う国民投票を予定どおり今月12,13日に実施すべきであるとし
最終的な決着を民意に委ねたことに関し、司法の独立性が保たれていると感じた。
東日本大震災での福島第一原子力発電所における事故を受けて
ドイツやスイスが原発廃止に向けて、舵を切ることになった。
ドイツは不足電力分を原発大国フランスからの輸入で賄うとしているので
諸手を挙げて喜べる状況ではないが、遠い先にはフランスからの電力輸入をせずに済むよう
今後対策は講じるはずだと期待している。
食事をしながら、その話題になった。
ダーリン「すごいね。日本が世界を動かしているよ。」
ぴすけ「福島原発の事故以来、世界各地で原発に関しての議論が巻き起こっているよね。」
ダーリン「そうだね。」
ぴすけ「動かないのは日本だけか…」
国民レベルでは、反対デモやメディアなどにおける意思表示が行われているが
国会レベルでは、原発についての議論をしているのだろうか。
もちろん、個人的に見解を表明している議員もいないわけではないが
政府も与党も野党もあのような体たらくでは、原発の扱いを議論する段階にさえ達していないということか。
ああ、情けない。
菅首相さえ退けばすぐにだって大連立できると大見得を切った谷垣自民党総裁だが
内閣不信任案が否決されたとたんに、党内からごちゃごちゃと雑音が出始め
今や雑音の方が大きいくらいで、小池総務会長は「大連立は絵に描いた餅」とまで言っている。
不信任案が出されるまでは、菅首相が退けば大連立構想が今にも出来そうなことを言ったり
言わないまでも反対であると表明せずに、結果が出たとたんに態度を豹変させる。
谷垣総裁が大見得を切る前に、どうして「それは絵に描いた餅でしかないですよ。」とか
「現実的に民主党とは折り合いが付きません。」と谷垣総裁に言わないのだろうか。
まあ、日常生活でもそういう人間はゴマンといて、風向きをみて態度をコロコロ変える方が
世渡り上手としてソツなく生きて行けるのだろう。
そんな輩とは、付き合わなければそれで済むが、政治家はそうはいかない。
言ったこととしていることが違っては、国民は政治家の言葉を信じることができなくなる。
私は、民主党と自民党との大連立は望んでいないので、御破算になるのは願ってもないことだが
それにしても小池総務会長を始めとして石破政務調査会長や石原幹事長など
自民党の雑音連中はひどすぎる。
特に名前を挙げたお三方は、総裁を支える立場だろうに。
大同小異という言葉があるように、現在の状況を少しでも良くするための大連立ではなかったのか?
小異を捨てて大同につかなければ、ますます被災地の皆さんを苦しめるばかりだ。
原発にしろ政治にしろ、動かないのは日本だけ
なんだか、菅首相だけが必死に動かそうとしているように見えてきた。
カン・キホーテの先に巨大な原子炉が…、従うはエダノ・パンサ
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どうしてこれほど次元の低い、中身のない権力争いになってしまったのか。
たとえば、菅さんに代わって新しい方が総理大臣になったら、どういうことを国民にアッピールするのか。日本の政府は何をするのか。
大連立は手段であって、その目的はまた別であります。その話なしでは、国民は政治にはあまり興味はありません。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
私達は、先人が苦心・苦労を重ねて現在の選挙権を勝ち取ったことを忘れ、大切にしてこなかったのです。
どの選挙でも、投票率が出るたびに、がっかりします。
選挙権を行使しない人は、現状をとやかく言うことはできないと思います。
よく、街頭インタビューで、国会議員や首相・大臣について、「誰がやっても同じ」という意見を述べる方がいます。
「誰がやっても同じ」ということは、永遠に変わらないということと同じです。
本当にそうなのでしょうか。
私は違うと思います。
「誰がやっても同じ」だから、投票に行かない…
「誰がやっても同じ」だから、選挙公報も読まず政見放送も聞かず、知る努力を怠り、おざなりな投票をする…
「誰がやっても同じ」だから、自分の利益になりそうな候補者に投票する…
そうして私達は現状を作り上げてきたのです。
「誰がやっても同じ」ではありません。
「誰がやっても同じ」という人は、自分の勉強不足を自ら曝し、そのことに無自覚なのです。
「誰がやっても同じ」だと国民から言われて就いた首相が、自分の力を発揮し、長所を伸ばせるとは思えません。
「誰がやっても同じ」という方は、「誰がやっても同じ」なのですから、自分が投票した議員の当選後の活動には無関心で、監視の眼を光らせることを怠っているのではないでしょうか。
ニワトリと卵、どちらが先かわかりませんが、我々の無関心と無知によって選ばれた議員の行状に有権者が愛想を尽かし(ここで次の選挙で落選させれば良いのですが、そうならずに)、「どうせ選挙に行っても変わらない」とか「誰がやっても同じ」などと言って選挙行動が疎かになった結果、粗悪な議員を量産し、ますます有権者が愛想を尽かし、無関心になり…と、負のスパイラルに陥っているのだと思います。
まずは有権者である私達が、「誰がやっても同じ」だという考えは捨て、立候補者に対して知る努力と監視を怠ることがないようにしなければりません。