ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

保守自認なら、自・公・お維・こころ以外に

2016-07-06 22:07:19 | 日常

日本の保守政党と言われている党は、論理的に考えれば保守ではない。
それらはあくまで自称であって、むしろ社会を激変させようとしている政党だ。
もし、これまでの社会制度や安定を望む「保守」を自認する皆さんが
「保守」だから自民党へ、公明党へ、おおさか維新へ、日本のこころへ投票しようとしているなら
それは「保守」の皆さんが期待しているような安定へとは向かわないことを認識してほしい。
“SEALDs POST”というサイトに、上記のことについて
とてもわかりやすく書かれたコラムが掲載されているので、以下に引用する。


(引用開始)
やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと

「最近の自民党もずいぶんむちゃくちゃやっているけど、民進党もどうも信用できないし一枚岩じゃないっぽいし、共産党ってこわーい。

イギリスのEU離脱とか、国際情勢も不安定だし、こういう時はやっぱりなんだかんだ安定を求めたいし、与党に入れとこうかしら」
 
っていうひとって、結構多いんじゃないかと思います。
普通の感覚だと思います。
 
そう思ってる人に、今回、7つのことをお伝えしたいと思います。
  

1安定を求めるなら、その選択肢は間違いです。今回政権与党に勝たせたら、憲法を憲法じゃないものに変えられる、という激変中の激変が生じる可能性が、無視できない大きな可能性として存在します。
 

今回、あなたが野党に入れて、野党が勝っても、政権交代は起きません。そもそも衆議院選挙じゃないですから、政権選択の選挙ではありません。当然、経済政策等が劇的に変わることはありません。むしろ、たいした変化は起きないのです。
 

民進党が信用できなくても、共産党が怖くても(私は実際どうなのかは知りませんが)、そんなことははっきり言ってどうでもいいのです。彼らが今回ちょっと勝ったって、どうせ与党になるわけではないのですから。いま重要なことは、現在の政権与党を今回勝たせたら、日本が立憲民主主義の国でなくなるかもしれないということです。
 

わかりやすくデフォルメして言えば、あなたが共産党に投票しても日本が共産主義の国になる可能性はゼロですが、あなたが自民党その他の改憲勢力と言われる人たちに投票すると、日本が立憲民主主義の国でなくなる可能性が、現実的危険として生じます
  

5今回野党が勝つとどうなるか、その場合の変化は、むしろ自民党の中に生じます。自民党の中で、本当はあんな改憲草案は憲法じゃないよねと思っている人たち。日本は、分厚い中間層をしっかりと回復させながら内需主導の経済を確立し、自由で民主的な国としてしっかり国際社会の信頼を確保していかないとね、と思っている人たちが、ついに意見を言い始めます。
 

6あなたが信頼し、国際情勢が不安定な時には安定感を求めて応援したいと思う自民党って、むしろ、そっちの人たちじゃないですか?あなたが今の自民党に投票することって、そういう懐の深い保守政党だった自民党の息の根を止めることになりませんか?
 

7ちまたで、今回ばかりは野党に、という声が出始めているのは、つまりそういうことです。今回ばかりは「新しい判断」が必要です。
 

もちろん、投票行動は、それぞれの判断です。ただ、少なくとも、選挙には行きましょう!絶対に行きましょう!

(文:水上貴央/弁護士)

(引用終わり
 *赤字部分はぴすけの判断で強調)

併せて、『改憲も悪くないんじゃないかと思っているあなたに知ってほしい7つのこと』も読んでほしい。
選挙に行く前に、もう一度よく考えてほしい。
イギリスのEU離脱か残留かを決める国民投票の後
「騙された」「実際は公約と違う」
「まさか離脱するとは思わなかったので離脱に投じた自分の1票が、こんな結果を招いたとは」
そんなことを言う人が、続々と現れたではないか。
結果が出てから泣き言を言っても、決して時間は戻らないのだ。
「日本人がテロの標的にされるなんて」「憲法改正は争点じゃないって言っていたのに」
「前進か後退かって言ったら、前進しかないでしょ。どこに行くかは知らないけれど、前進だ」
「その時はその時だと思っていたら、気がついたら戦争になっていた」
そんなことにはならないように、よくよく考えてほしい。
そして、選挙に行って、先人が血を流して獲得した投票権を行使してほしい。
議院内閣制の日本では、投票するのは人(立候補者)に対してではない。
立候補者は政党に属する限り、その政党の縛りを受けるのだ。
そこをごまかされないように。
どこに、どのように向かうのかを決めるのは、政党なのだ。 



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