1996年に起きたエベレストでの大量遭難を題材にした映画『エベレスト3D』(邦題)を観た。
鑑賞後は、たいそう不愉快になった映画だった。
それは私のみならず、ダーリンも同じだったようである。
“NANGA PARBAT”(原題)『ヒマラヤ 運命の山』(邦題)の時もそうだったが
どうして邦題に「3D」なんてつけたのだろう。
もうそこからしてセンスなし。
それだけではない。
登場人物がやたらに多く、しかも登攀中はフードをかぶっていたりして
誰が誰やらわかりにくく、主人公にも華がない。
脚本だとて、遭難を扱っているにもかかわらず緊迫感ゼロ。
3D映画なのに、しかも余分にお金を払ってIMAXで観たのに
3Dで観ることもないかな、なんて、最後には思ってしまったほどスケール感なし。
ぴすけとダーリンにとって、良いところなしの映画鑑賞となってしまった。
ちなみに、もしこれから観に行こうとしている方がいらっしゃるようであれば
結末がわかってしまってもいいから、Wikipedia程度の予備知識を得ていた方が良い。
それだけで、断然誰が誰だかわかりやすくもなるし、話も飲み込みやすい。
それにしても、どうやらぴすけとダーリンにとって
山岳遭難映画は不愉快になれる確立の高いジャンルかもしれない。
人間が生存できないほど酸素濃度が低い高所の領域「デスゾーン」に
持ち帰れない酸素ボンベを携えて行くことはないだろうと考えるからだ。
我欲を果たすために、ほかの人の命を危険にさらし
現代の文明の利器をそのまま山に持ち込み、山を荒らす。
人間の我欲の強さに、 ただあきれるばかりである。
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