なぜか上海にいた。
テレビ塔の展望台に行こうとして、エレベーターの最上階(8階)のボタンを押すと、
エレベーターは螺旋を描いて昇って行った。
しばらく乗っていると、エレベーターは建物の外に出たが、
なおも壁面に沿って螺旋状の上昇を続け、
ついに展望フロアよりも上の、本当の頂上まで来て停止した。
外壁にくっついているだけなのだから、相当怖い。
早く屋内に戻りたいので、景観を味わうよりも先に、すぐに下降。
5階まで来たところで、建物の中に入ったので、いったんエレベーターから出る。
出たら出たで、今度はさっきの絶景を眺めなかったのが惜しくなり、
再度上に昇ろうと思い、エレベーターがまた来るのを待つ。
待っている間に、なぜか、そのフロアで数学の授業が始まった。
教師は、私が高校の時に代数を習った人だ。
その日の授業内容は、「木曜日法」。
例題は、
「Aさんに手紙が1枚届きました。さて、何時に待ち合わせと書いてあるでしょう。」
という、およそ答えが出そうもない問題。
教師はxだとかxの2乗だとかを駆使した2次方程式を黒板に書き出し、
様々な計算を行った後で、「x:y」の比を出した。
「これで、手紙のどのあたりに待ち合わせ時間が書いてあるかが大体わかるっちゅーのが木曜日法なんだな。」
私は思わず質問した。
「先生、それ、意味あるんですか?」
「いい質問だ。意味はない」
その後、試験が始まった。
木曜日法だけではなく、今まで習ったことの総合試験のようだ。
しかし、もうみんな大学も受かっているし、あまりやる気はない。
それでも、教師が集めてみて採点すると、
「いやー、すごいなお前ら。みんな満点だ。いや、オレの教え方がすごいっちゅーやつだな」
とご満悦。
みんな満点って、どういうことだろう、と考えていると、
隣の席の友人が天井を指差す。
顔を上げると、カンペが吊るされている。
しかも、カンペに混じって、その教師の口調を書き出した紙もある。
思わず噴き出した。
……ここで目が覚めた。
テレビ塔の展望台に行こうとして、エレベーターの最上階(8階)のボタンを押すと、
エレベーターは螺旋を描いて昇って行った。
しばらく乗っていると、エレベーターは建物の外に出たが、
なおも壁面に沿って螺旋状の上昇を続け、
ついに展望フロアよりも上の、本当の頂上まで来て停止した。
外壁にくっついているだけなのだから、相当怖い。
早く屋内に戻りたいので、景観を味わうよりも先に、すぐに下降。
5階まで来たところで、建物の中に入ったので、いったんエレベーターから出る。
出たら出たで、今度はさっきの絶景を眺めなかったのが惜しくなり、
再度上に昇ろうと思い、エレベーターがまた来るのを待つ。
待っている間に、なぜか、そのフロアで数学の授業が始まった。
教師は、私が高校の時に代数を習った人だ。
その日の授業内容は、「木曜日法」。
例題は、
「Aさんに手紙が1枚届きました。さて、何時に待ち合わせと書いてあるでしょう。」
という、およそ答えが出そうもない問題。
教師はxだとかxの2乗だとかを駆使した2次方程式を黒板に書き出し、
様々な計算を行った後で、「x:y」の比を出した。
「これで、手紙のどのあたりに待ち合わせ時間が書いてあるかが大体わかるっちゅーのが木曜日法なんだな。」
私は思わず質問した。
「先生、それ、意味あるんですか?」
「いい質問だ。意味はない」
その後、試験が始まった。
木曜日法だけではなく、今まで習ったことの総合試験のようだ。
しかし、もうみんな大学も受かっているし、あまりやる気はない。
それでも、教師が集めてみて採点すると、
「いやー、すごいなお前ら。みんな満点だ。いや、オレの教え方がすごいっちゅーやつだな」
とご満悦。
みんな満点って、どういうことだろう、と考えていると、
隣の席の友人が天井を指差す。
顔を上げると、カンペが吊るされている。
しかも、カンペに混じって、その教師の口調を書き出した紙もある。
思わず噴き出した。
……ここで目が覚めた。