帽子で遊ぶ太郎を見て、パイは思いました。
「この子は、男の子。ドルが柵の中で、マルクは、もうひとつ頼りにならない。この子を、強いポニーに育てなければ。」
ユーロにとも話し合いました。強くなるには、強い遊び相手が必要だという結論がでました。そこで、ひとつ年上の子牛が選ばれました。
以前、太郎が遊ぼうとしても、相手にしてもらえなかったので、パイが先頭になって、子牛のところに、太郎を連れて行きましたが、子牛は、昼寝中でした。
太郎 「大丈夫かな?」
パイ 「ねえ、起きて。お願いがあるの。太郎と、
遊んで欲しいの。」
子牛は起き上がらず、振り向いただけで
「いいよ。もう少し、昼寝したら、一緒に草を
食べたり、散歩しようね。」
パイ 「相手を間違えた。体が大きくても、
これじゃ、太郎は強くならないよ。」