ドローイングがんばっています。ひたすら線をひいています。
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当たり前の話だけど日本と韓国は仲良く協力してやってゆくべきだと思う。
ライバルとしての健全な競争関係は歓迎すべきだけど、
過度に感情的になってもそこに建設的なものは生まれない。
僕は1998年当時、某半導体メーカーでDRAMの仕事に従事していました。
当時はまだ何か開発すると「世界初」の冠を獲得できた最後の時代でした。
既に売上高では追い越されつつあったけど、
技術的な優位は保たれていると信じていました。
私のいた某半導体メーカーは90年代、韓国のS社に技術供与や指導を行い、
韓国から訪れるエンジニアは私たちのことを「先生」と呼んでいました。
しかしある時、双方の製品を交換しベンチマークを行う機会があり、
既に自分たちが「先生」ではないことを知りました。
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そして今、液晶や有機ELなど表示装置開発でも同様のことが起きています。
また、韓国S社で働く日本人も増えました。
僕はそのこと自体を否定する気はありません。
中には「技術を売り渡している」と言う年配の方もいますが、
韓国S社で日本人が働くきっかけには、
それまでその人が居た日本企業の側にも原因があると思うからです。
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韓国S社を勝つべき相手だと過度に思い込むと本来の目的を見失います。
目指すべきは世の中への貢献であり、人々の生活の手助けです。
その手段として高度な技術や独創的な製品があり、
その継続のために適正な利益が必要なのだと思います。
そしてその一指標、ライバルとして韓国のS社がいる。
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昨日の男子サッカーは負けて悔しかったし、
今日の女子バレーの頑張りは素晴らしかったけど、
それは相手が韓国かどうかは関係ないです。
ちなみに今日の女子バレー中継のスポンサーはSamsungでした。
そういう時代です。
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僕は明日もひたすら線を引きます...