この夏はエネルギー政策の話題が続きそうですね。
0%・15%・25%
日本経済新聞社(6/9付)
http://www.nikkei.com/article/DGXDASFS08036_Y2A600C1EE8000/
前に日本の総消費エネルギー量を調べました。
14,973x10^15[J/年]
http://blog.goo.ne.jp/picard_1970/e/104a5c61cb029b62b0738f052b782698
試しに太陽電池どのくらい要るのか計算してみました。
太陽電池 : 家庭用の一般モデルとして4kW(28m^2, 約280万円)
発電効率 : 12%
資源エネルギー庁・基本問題委員会
第8回基本問題委員会 配付資料
資料3 「コスト等検証委員会報告書」(国家戦略室提出資料)より
http://www.enecho.meti.go.jp/info/committee/kihonmondai/8th/8-3.pdf
p.10
14,973*10^15 / (365*24*3,600) / (4,000*0.12) * 28 = 28,000 km^2
約160km x 160kmを太陽電池で敷き詰めればOK
掛かる費用は、
28,000 * 10^6 * 10 = 2,800兆円
実際は2030年に約10%の占有率を目指しているから、
280兆円/18年間, 約50km * 50kmの面積ですね。
残念ながら全世帯が4kW級ソーラーを付けてもこの2030年目標の10%程度にしか到達しません。
やはり、組織立って本気でやらないとこの目標10%も危ない。
前述の日経新聞webには各々のケースで受容しなければいけない電気代なども
あります。
僕たちメーカーでは試算することは実現に向けた第1歩です。
一見、不可能に見える数字も意志を持って取り組めば
実現することも多々あります。
意志を持てば15%は十分実現可能だし、
0%も不可能だとは思いません。
少なくとも具体的な計算と意志、両方がなければ
実現の可能性は運任せというより殆どありません。
みんなが具体的に考えることが重要だと思います。
そして経済成長の問題は、
どちらかというとこのまま既得権益を持つ人たちの言うことを
いつまで鵜呑みにして信じるかということに尽きると思います。
人の言うことを鵜呑みにしない!
これからまだ先が長い人たちで真剣に考えましょうよ。
(ちなみにうちの会社は太陽電池は作っていません。回し者ではないです)