徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

医療崩壊に備える

2020年03月16日 | 病気

いよいよ新型コロナウィルスが身近になってきて、いつ感染してもおかしくない状況になりつつある。まあ感染しても健康体で有れば風邪を引いた状態が2-3週間続いて、免疫で抗体が出来て自然治癒するだろうとは思っている。

ただ、今回のコロナウィルスの怖いところは、健康な若者でも急性肺炎を起こして死亡してる例があることだ。死因はサイトカイン・ストーム、自分の免疫が過剰反応して自己の肺を攻撃して炎症を起こし呼吸困難になって死亡する。肺が炎症を起こして呼吸困難になった場合はECMOという人工呼吸器で酸素補給すれば生命維持が出来るがこの装置は全国に300台しかない。今はまだ何とか足りてるが近々この装置のキャパシティをオーバーして、誰を助けて誰を諦めるかの順番を決めなくてはならない状況が近づいている。

サイトカイン・ストームによる炎症を抑えるにはステロイドが効く。先日ブログで紹介したシクレソニドはそのステロイドで吸引で肺に直接届くので炎症を抑える効果が高い。おまけに抗ウィルス効果があるとの報告があり一石二鳥の非常に期待できる薬です。製造元の帝人ファーマでは厚生省の要請で2万個を増産しているがこれの適用されるハードルはまだ高い。なんせ、まずコロナ陽性と判定されてしかも重症化しないと使ってくれない。こんなのの順番待ちをしてる間に死んじまったら泣くに泣けない(死んだら泣けないケロね(´・ω・`)

という事で、私は自分と自分の家族のために自己防衛することにした。シクレソニドを入手したのです。

実はシクレソニド含有の喘息薬オルベスコは医者の処方が無くては買えないが、同じシクレソニドが入ってる点鼻薬なら市販されてる。オムナリスという薬でシクレソニド自体は非常に安全な薬なので点鼻薬として売ってる。日本の薬局で売ってるかどうかは知らないが私はWEB通販で購入しました。送料込み4800円と若干お高いですが命には代えられない。並行輸入でタイから送ってきました。

ただ、オムナリスは点鼻薬で一応そのまま使っても霧状の噴霧は出来るが効率よく1um程度の霧にして肺の奥底まで送り込もうとすると一工夫がいる。で、準備したのがこれ、

超音波加湿器のヘッドです。1500円くらいで売ってるもので、これで霧化すれば非常に細かいミストが発生する。オルベスコの使用量は200ugを一日2回となっている。点鼻薬オムナリスは一回の使用で70uLが出てそれには50ugのシクレソニドが含まれているので200ug当量であれば280uLのオムナリスを一日2回吸引すれば良いことになる。上の写真の超音波加湿器は1時間あたり30ccの霧化能力だから280÷30000x3600sec=33.6sec  1日に2回、34秒霧化して吸い込めばいい計算になる。ちなみに、オムナリス1本には50ugシクレソニド120回分が入っている。50ugx120=6000ugで一日400ug使うから15日分という事になり感染学会推奨の二週間に間に合う。また注意しないといけないのは溶媒がアルコールで揮発しやすいから密閉は厳重にする必要があるね。それと、この薬は肺に到達して加水分解で有効物質に変るプロドラッグなので、うっかり普通のアルコールなどで希釈すると含有水分で変性するから気を付けましょう。

ただ下の記事にも書いてるようにシクレソニドは免疫抑制効果があるのでコロナに罹ってもすぐに使うと免疫発現を妨げるため宜しくない。罹ったかなと思っても1週間くらいは様子を見て、咳が酷くなったり胸が苦しいなどの自覚症状が出てきて適用すれば重症化を防いでくれる。

新型コロナ肺炎に朗報、専門医も期待を寄せる「オルベスコ」の効果 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200313-48446491-gooday-hlth&p=1

 



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