単身で僻地にいると生活が単調になって身体が鈍ります。下半身は大学への往復で結構な運動量があり、それなりに体力を維持できているのですが上半身の運動が不足しがちです。日本の自宅にいるときは、ダンベルを毎日欠かさず振り回していたのでそこそこ運動出来ていたのですが、こちらに来てダンベルが見つからなくて困っていました。
ところが先日ティンプーに行った際に土産屋の店先で手ごろな木の棒(おそらく杖だと思います)を見つけました。長さが1mちょっとあり重さ、長さともにうどんを打つときののし棒にぴったりで、しかも振り回すと木刀にもなるという優れものでした。早速これを一本購入して持ち帰り、毎日300本ほど剣道の素振りを行っています。
中学、高校と剣道には親しんでいたのですが、久しぶりに振ると握力が低下していて前腕部がパンパンに張って三日間ほど筋肉痛でした。その後は痛みも治まり前後の足捌きを入れながら素振りをするととても快調です。剣道は最も古い武術で三倍段と言われ、木刀を持って戦うと、柔道や空手の3倍の威力があります。最近日本では通り魔事件が発生していますが、こちらでも自分の身は自分で守るしかないので、自衛の意味も含めてせっせと素振りに励んで体力を維持するとともに、イザと言う時に備えています。
ということで、当家に侵入した賊は可哀想ですが、手首と上腕を砕かれるのを覚悟あれ...