先週末、上野の東京国立博物館へ行って、とても楽しみにしていた展覧会を見ましたよ。
表慶館で開催されている 『フランス人間国宝展』です。
出来れば空いている時に行きたい・・・と思っていたので、選挙+台風で雨でしたけど行ってみました。
フランスの人間国宝=メートル・ダールは、日本の重要無形文化財の制度にならって設けられた制度なのだそうです。
伝統工芸の最高技能者に与えられる称号で、現在の認定者は124人。
今回はその中から13名、そして将来人間国宝になりそうな方2名の作品、約200点が公開されていました。
陶芸、革細工、金銀細工、ガラスなどの作品から、傘、扇、羽根細工などという珍しいものまで様々な作品が見られ、とても刺激的でした。
特に気になったのは、“傘”です。なんとも丁寧に作られていて、惚れ惚れとしてしまいます。
素材の集め方や使い方が、とても素敵。
お洒落とは、このことだ・・・と思わされます。
陶芸も、数限りない試作の積み重ねから、納得のいく一品が作り出されることが想像されます。
羽根細工は思ったより大きな作品もあり、宙を漂うような感覚が新鮮でした。
詳しくは東京国立博物館のホームページをご覧ください。
また、作家さんのアトリエの様子や制作活動についてわかる作家紹介動画を見ることも出来ます。
意外と若い方もいらっしゃいますよ。
工芸に興味のある方は、是非お出かけくださいませ。