goo blog サービス終了のお知らせ 

アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

うーん

2025年04月08日 | 人間

今朝の通勤時のこと。

最後の乗り換えのバスターミナル、バスの列に一番で並んでいると、向こうから白杖をついたおばあさんが、周囲の人に助けられながらやってきました。

足元には小さな犬がちょこちょこ歩いています。

初めは「盲導犬?」と思ったけれど、明らかに小さな愛玩犬。

プードルかしら?

おばあさんを助けてきた人は、私が並んでいるバス乗り場まで連れてくると、向こうに行ってしまいました。

おばあさんに一番近い位置にいたので、声をかけてみました。

「どこまでいくのですか?」

おばあさんは聞こえなかったのか、理解できなかったのか、なにやら もごもごもごと言うばかり。

「どのバスに乗りたいのですか?」

こんどははっきりと乗りたいバスの行先を答えてくれました。

「それならここなので、来たら教えますよ。」

と伝えた。

おばあさんはその後、犬に引っ張られるまま、プラットフォームを少し歩いては戻ってきます。

きちんと、杖もつかずに戻って来るのを見て、「あれ??」って思った。

もしかしておばあさん、見えているんじゃない?

そのうちにバスが来ると、おばあさんは犬を持っていたキャリーバッグに上手に入れました。

でも、私が手を取ってバスに乗せる時に見せた「白杖遣い」は、やはり目の見えない人の仕草そのもの。

バスに乗り込むと、車掌がすぐにおばあさんに気がついて、手を取ると運転手のすぐそばの席に連れて行って、行き先を聞いて座らせようとします。

でも、なにやら ごちゃごちゃ もめている様子。

頭を振りながら帰って来た車掌に

「あのおばあさん、どこに行きたいって言っているの?」

と尋ねると、どうやらこのバスの路線ではない病院に行きたいらしい。

でも、その病院の名前も定かではない様子。

「でも、病院だったら、犬連れて入れないよね。」

と私が言うと、車掌もうんうんとうなずく。

困ったのは、おばあさん、運転手のすぐ横にずっと立っているため、途中からの乗客が乗り込めなくなってきているのです。

このバスはペケママが降りるバス停のひとつ前のバス停で、たくさん乗客が乗ってきて、いつも満員になるのです。

困った車掌さん、何度かおばあさんに声をかけましたが、効果なし。

仕方がないので、ペケママが降りるバス停では、降車口からお客さんを乗せていました。

途中で車掌さん、バス会社の事務所に電話をかけ、事情を説明し、おばあさんを途中で保護してくれるよう連絡していました。

こういうところ、サンパウロのバス会社、しっかりしているなーって思います。

それにしても、おばあさんその後どうなったのかしら?

無事に安全に保護されていたらいいけれど...

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お寒うございます | トップ | 娘のワイン紀行1 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

人間」カテゴリの最新記事