アマゾンわんわん日記 2018

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国立博物館の火災

2018年09月03日 | ブラジル雑記
昨夜、リオデジャネイロの国立博物館で火災がありました。



火は、建物内をほぼ焼き尽くしました。



幸い外壁は残っているので、教育省は緊急に1500万レアイス(約5億円)の予算を計上し、今後4年間かけて博物館の復旧に取り組む予定です。

博物館は、すでにかなり老朽化が進んでおり、建物の一部は放置された状態になっていたところもあり、今回の火災もそうした部分での漏電が原因だといわれています。
管理者のリオデジャネイロ州は、財政難から建物の補修整備を行っていなかったということです。

この博物館には地質学、考古学、歴史学、鉱物学、生物学等々、幅広い分野の研究物や標本等が保管されていました。
その数は2000万点にものぼるそうです。
エジプトから持ってきたというミイラや大きな恐竜の骨格標本などは訪れる子供たちに大人気でした。



また、かつてこの建物は帝政時代の皇帝の住居となっており、その頃の家具、皇帝の蔵書等もすべて焼けてしまいました。



帝政時代1862年の王宮はこんな様子でした。

火事が発生したのは午後7時30分。
博物館が火事という話を聞き、多くの職員、研究者が集まってきました。



その中の何人かは火の勢いが収まってきたところで、比較的被害が少なかった後ろ部分に入り、何点かの研究物を救い出すことに成功しました。







    *     *     *     *     *     *



かつて 美しい庭園が広がり、休みの日などには人々の憩いの場になっていたQuinta da Boa Vista公園。
公園を見下ろして優美な姿を見せていた博物館が復興されるのはいつになるでしょう。
復興されても、そこにはかつて集められていた、多くの学者、研究者たちの研究の成果、歴史的な価値のあるかつての皇帝の所持品などはもうないのですけれど。

でも、もしかしたら、そうやって形あるものがいつかは消えてしまう、それこそが「歴史」なのかもしれません。


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