アマゾンわんわん日記 2018

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アマゾナスの貧困層の状況

2011年05月16日 | ブラジル雑記
昨年、全ブラジルで行われた国勢調査の結果がまとまってきています。
この国勢調査、性別や年齢ばかりでなく、最終学歴、所得など、事細かに調べたもので、なかなかおもしろい結果が見えてきます。

今回新聞で読んだのは、ちょっとショッキングな結果。

現在アマゾナス州には、648.600ほどの家族が、一か月の平均収入70レアイス(約3500円)で暮らしているそうです。
この多くは、農村地帯や、インディオ保護区に暮らしているそうですが、140.000家族はマナウス市内、おもに工業地帯にすんでいるのだそうです。
このうち、67.000家族は政府の貧困対策である「Bolsa Familia」に登録しており、月々300レアイス(約1万5000円)の補助が出ます。
ただ、この補助を受けるためには、毎年登録しなおしをしなくてはならず、この手続きをしないために、補助が受けられなくなる家族も多いそうです。

こうした状況で生活する人たちは、もちろん教育も十分でなく、一度も学校に通っていない人も多いとか。
一般的に子どもも多いのですが、出産前に医者にかかった人は皆無だそうです。
まあ、医者にかかって衛生的な状況で出産をすることがもちろんいいのでしょうが、世の中にはそうできない状況の人もいるでしょう。
でも、こういう状況で出産をした人の中には、子どもを「捨てて」しまう人もいるとか。
先週末は、マナウス市内で一日のうちに、二人の生まれたての赤ちゃんがごみ箱に捨てられるという事件が起こりました。

こうした状況をどうしたら改善できるのか。

ブラジルは、本当に富裕層と貧困層の差が大きいのです。
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