何度も言いますが、鍵盤はサッサと覚えた方がスムーズに弾けるようになります。
音感が育つのも早くなります。
覚えるのに時間がかかると、せっかく正しく音符を読んでいるのに、違う鍵盤を弾いても気付かないようになってしまいます。
「ミ」という音はこんな音がするとか、「ラ」という音はこんな音がするとか、耳で確かめられるようになった方が楽に弾けます。
性格的に目で見て確かめることが癖になる生徒さんがいます。
これは歩く時に常に足と地面を見て歩くのと同じようなものです。
これでは歩くことに大変な労力を費やし、道がどこで曲がっているか、どんな景色が広がっているか全くわからず、人や物にぶつかるまで気付かない事態を生みます。
ピアノでしたら指も腕も固まり、音楽が進まず一音一音ただ押すだけ。自分がどんな曲を弾いているかさっぱりわからないと思います。
本当にご家庭で親御さんが少しお子さんに付き合って下さるだけで全然違います。
さて、歌を使って覚えられたらその方がお子さんも楽しいと思います。
前回は「ひげじいさん」をご紹介しました。
今回は「チューリップ」
童謡の王道です。
「ドレミ、ドレミ」と最後の「ミミレレド」を弾くだけで十分です。
お口も一緒に動かして弾きましょう。