おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

音が読めるようになるには・・

2022年08月05日 | フォルマシオン・ミュジカル

楽譜は横にどんどん音を続けて読みます。

1音では音楽は成立しません。


言葉と同じです。

「あ」と、読めただけでは何が書かれているか全くわかりません。
「あめ」かもしれませんし、「ありがとう」かもしれません。

何の「あ」かは、その後を続けて読まなければわかりません。

英語で「a」が分かっただけではほとんど役に立たないのと同じ、とも言えます。


結局、音が読めないと言って1音ずつ書いたカードでいくら練習を積んでも読めるようにはならないのです。


音が読めるようになるためには、もうひとつ必要なことがあります。

グループ化された音の形。音型を見ることです。

最初は、上行・下行だけで良いです。
そして、ステップ(順次進行)かスキップ(跳躍進行)か。


これは、楽譜から理解できることの要素のひとつにもなり、アナリーゼの能力につながります。

分析力です。
理論的に音楽を理解することも演奏には必要です。


もし、カードでたくさん練習をしているのに、ワークブックで何度も1音ずつ音を書いているのに、楽譜になると読めない、という方がいらっしゃいましたら、次のようなことをまずは試してみてはいかがでしょう。



口がスラスラと動くようになるまで続けるのです。
1日でそうできるようになるまでやるのではなく、1週間、1カ月と時間をかけて行うのです。


がんばって!
コメント
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