おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

毎回感心

2020年07月28日 | レッスン
毎度ご紹介している気がしますが、イリーナ先生編纂のエチュード集。

曲のタイトルを付け、絵を描くことのできる面白い教本です。

絵の上手な生徒さんがおりまして、彼女は絵だけではなくタイトルもなかなか良いのです。

今日は鉛筆で公園のブランコと滑り台を描いてきました。
そして「これには物語がある」と言いました。


「この曲、ドで終わっていない。夕方5時の鐘が鳴って遊んでる途中で帰らなきゃ、ってなったの」

おぉぉ、目の付け所が素晴らしい!

確かにハ長調の曲が最後の2小節で突然ト長調に転調してそのまま終わっています。
この続きが本来はあるのかもしれません。
このエチュード集は何曲か調性が変えてあったり短くなっています。

頭の中で音を組み立てる力がついてくると自力で譜読みできるようになります。

音が読めるだけでは譜読みは一人ではできません。

Mエム

Uユー

Sエス

Iアイ

Cシー

と一文字ずつ読めても続けて読めなければわからないのと同じです。

頭の中で音を組み立てる力は練習でしか得られません。
繰り返すことで形が見えてきます。暗記という意味ではなく、仕組みを見つけるコツがわかってきます。
毎度それを教えてもらっているだけの生徒は伸びません。

最初は手伝いが必要です。
しかし多くの場合、途中で自分でやり始めます。

音楽はたくさんの要素から出来ています。

ピアノを弾く身体の使い方が分かったらそこに割く時間が減ります。
今は譜読みで何をするかをレッスンで伝えることが増えました。

私はピアノを教え始めて短くはない時間を過ごしてきましたが、ロシアンメソッドのおかげで音質の問題から解放され始めて、次の段階、さらに次の段階と、それぞれの生徒さんの段階がはっきりしました。

Musical Journey Etudes1A No.14

rec.2020/06/10
lesson room

youtube#video

 
タイトルは<公園>

この絵の上手な生徒さん、毎回どんな曲か、どんな絵が合うか、とても考えるそうです。
きっとこの力はどんなことにも生きてくると思います。



コメント
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