おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

アレクサンドル・カントロフ

2019年07月08日 | コンサート情報
チャイコフスキーコンクールですっかりファンになってしまったカントロフ。

あの多彩で色彩感あふれる音と深い情感、知性。
うっかり聴き始めると、ず~っと聴いてしまうのでマズイマズイ・・

コンクールの第2ラウンドで弾いたブラームスのソナタ第2番。
この曲は私には難解な曲でした。
しかし彼の演奏を聴いてなぜ難解なのか理解できた気がします。

人間、追いつめられると笑うしかないおどけて見せるしかない。そんな要素がこの曲にはあるのだなと。深刻さにばかり目がいくと正体不明に思うところがあるのですが、道化になるしかない哀しみに気付かせてくれました。

カントロフ、すごい・・

2014年にナントのラ・フォル・ジュルネに出演した時のアンコールでこのような曲を弾いています。

Alexandre Kantorow - La Folle Journée de Nantes 2014

姿勢の良さ。お手本にしたいです。
腰を落として鎖骨の下で弾いているのがわかります。
コンクールの演奏を見ても身体の使い方が上手い!
簡単に天才肌とか言わないでほしいです・・

10月の日本でのガラコンサートにカントロフが出演します。
速攻、チケット買いました
コメント
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