5~6歳の生徒さん向けF.M.テキスト「Mon jardin musical」をご紹介します。
各課(シーケンス)が次のものから構成されています。
・聴き取り
・歌
・リズム
・読み書き
この中の「聴き取り」「読み書き」が面白いので少しですがご紹介いたします。
今回は「聴き取り」を。
F.M.をご存知のない方はここから始めるの?と思われるかもしれません。
初めから「ドレミ」を聴き取ることはしないのです。
音楽本来の姿から音楽的素養を身に付けるのがF.M.です。
ここで習うことは演奏の際に「ドレミ」の聴き取りができる以上に大事なことです。
①音型の聴き取り
小さな子供たち向けテキストですので、カラフルな動物たちの絵が満載です。
初めに登場するのは、スライドホイッスルらしき笛の音です。
上行か下行かを聴き取るものです。
はしご・ロープ・階段の上と下にカエルがいます。
上でバンザイをしているカエル、下で地面にぺたっと座り込んでいるカエル。
どちらのカエルが鳴いたかを当てるのですが、このカエルの声が
ひどい・・・
子供たちは聞くと目がテンに・・というか、固まってしまいます。
ちょっとあっ気にとられます。
リアル過ぎるというか、怖いというか・・
そんなワケで始めは聴き取りどころではありません。
しかしインパクトは強烈です。
2週行ったら「L'ouverture à la musique vol.1」に同じような課題があるのでそちらを聴いてもらっています。怯えるので・・
もう一つ発想のユニークなものを。
サイコロの目を音型に例えて聴き取るものがあります。
「5」はなかなか良い課題になります。
使い方は是非テキストで!
音型の聴き取りは読み書きにもつながっていきます。
音型を見抜く力がつくと音の読みが速くなり、その音型や音程が持つ意味も理解できるようになります。
それが音楽表現に必要な要素のひとつにもなると思います。
他に、
②楽器の聴き取り
③テンポの聴き取り
④長調、短調の聴き取り
⑤強弱の聴き取り
⑥複数の音の聴き取り
⑦音楽の雰囲気
などがあります。
実際の作品を聴くものも多く、子供だから童謡とかアニメとかディズニーがいいだろうなどと考えてはいません。
各シーケンスには音楽鑑賞があります。
ただ聴くだけではありません。
第1シーケンスでは「ラデツキ―行進曲」「凱旋行進曲」を聴きます。
ラデツキ―では音楽に合わせ行進します。
音楽が止まったら止まるとか、音楽が鳴っている間は止まるとか、静かに歩くとか、リトミックでよく行われることをします。
アイーダは、聴く前にアイーダについて歴史的なことを話してみるとか、聴いてどんな感じがするかとか、第2テーマが聞こえたら彫像のように止まるとか、女王のように歩くとか色々工夫するよう書かれています。
ここで既にABAの3部形式を感覚的に覚えてもらうようです。
小学校に上がる前の子供たちにするということは指導者の技量が必要と思われます。
アイーダの話を子供たちの興味を惹くように話す・・
あと面白いのは、複数の音の聴き取りが動物の鳴き声になっていたり、どういう人たちが歌っているかの問題にネコちゃんがミャーミャーと歌っているものがあったリ。
ユーモアも交えて作られています。
editions lemoineで取り寄せられます。
https://www.henry-lemoine.com/fr/catalogue/fiche/HC31
解答編もあります。
https://www.henry-lemoine.com/fr/catalogue/fiche/HC34
両方注文して送料を入れても4800円くらいです。
各課(シーケンス)が次のものから構成されています。
・聴き取り
・歌
・リズム
・読み書き
この中の「聴き取り」「読み書き」が面白いので少しですがご紹介いたします。
今回は「聴き取り」を。
F.M.をご存知のない方はここから始めるの?と思われるかもしれません。
初めから「ドレミ」を聴き取ることはしないのです。
音楽本来の姿から音楽的素養を身に付けるのがF.M.です。
ここで習うことは演奏の際に「ドレミ」の聴き取りができる以上に大事なことです。
①音型の聴き取り
小さな子供たち向けテキストですので、カラフルな動物たちの絵が満載です。
初めに登場するのは、スライドホイッスルらしき笛の音です。
上行か下行かを聴き取るものです。
はしご・ロープ・階段の上と下にカエルがいます。
上でバンザイをしているカエル、下で地面にぺたっと座り込んでいるカエル。
どちらのカエルが鳴いたかを当てるのですが、このカエルの声が
ひどい・・・
子供たちは聞くと目がテンに・・というか、固まってしまいます。
ちょっとあっ気にとられます。
リアル過ぎるというか、怖いというか・・
そんなワケで始めは聴き取りどころではありません。
しかしインパクトは強烈です。
2週行ったら「L'ouverture à la musique vol.1」に同じような課題があるのでそちらを聴いてもらっています。怯えるので・・
もう一つ発想のユニークなものを。
サイコロの目を音型に例えて聴き取るものがあります。
「5」はなかなか良い課題になります。
使い方は是非テキストで!
音型の聴き取りは読み書きにもつながっていきます。
音型を見抜く力がつくと音の読みが速くなり、その音型や音程が持つ意味も理解できるようになります。
それが音楽表現に必要な要素のひとつにもなると思います。
他に、
②楽器の聴き取り
③テンポの聴き取り
④長調、短調の聴き取り
⑤強弱の聴き取り
⑥複数の音の聴き取り
⑦音楽の雰囲気
などがあります。
実際の作品を聴くものも多く、子供だから童謡とかアニメとかディズニーがいいだろうなどと考えてはいません。
各シーケンスには音楽鑑賞があります。
ただ聴くだけではありません。
第1シーケンスでは「ラデツキ―行進曲」「凱旋行進曲」を聴きます。
ラデツキ―では音楽に合わせ行進します。
音楽が止まったら止まるとか、音楽が鳴っている間は止まるとか、静かに歩くとか、リトミックでよく行われることをします。
アイーダは、聴く前にアイーダについて歴史的なことを話してみるとか、聴いてどんな感じがするかとか、第2テーマが聞こえたら彫像のように止まるとか、女王のように歩くとか色々工夫するよう書かれています。
ここで既にABAの3部形式を感覚的に覚えてもらうようです。
小学校に上がる前の子供たちにするということは指導者の技量が必要と思われます。
アイーダの話を子供たちの興味を惹くように話す・・
あと面白いのは、複数の音の聴き取りが動物の鳴き声になっていたり、どういう人たちが歌っているかの問題にネコちゃんがミャーミャーと歌っているものがあったリ。
ユーモアも交えて作られています。
editions lemoineで取り寄せられます。
https://www.henry-lemoine.com/fr/catalogue/fiche/HC31
解答編もあります。
https://www.henry-lemoine.com/fr/catalogue/fiche/HC34
両方注文して送料を入れても4800円くらいです。