おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フォルマシオン・ミュジカル La dictée en musique Vol.3

2016年06月23日 | フォルマシオン・ミュジカル
vol.2からオーケストラ作品を聴き、何の楽器で演奏されているかを聴き取る聴音が出てくると書きました。

そろそろvol.2が終わる生徒がいるので、vol.3の目次を訳しました。

訳しながら曲を聴きましたが、ルネサンス期の作品、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンという古典期の
王道のような作曲家たちの室内楽作品がこれまでに比べ多いようでした。

そして、ピアノ曲は41曲中たった3曲です・・

さて、楽器の音が分かると何が良いのでしょう。

知識としてわかる、音楽作品の興味の幅が広がる、音楽の奥行きが立体的に見えてきて聴く楽しみが増える。

それだけでもこれまでとは違う体験ができるので良いかもしれませんが、フォルマシオン・ミュジカルは
表現すること、演奏することに活かすために私はしています。

昨年チャイコフスキーコンクールで優勝したドミトリー・マスレエフが私はとても好きなのですが、
彼の演奏はおそらくオーケストラをイメージして音を作り上げていると想像されます。

こちらは1分31秒だけの動画です。(Dmitry masleev plays Mozart )
http://www.classicfm.com/music-news/winners-international-tchaikovsky-competition-2015/

ひとりオーケストラです。

このような演奏を目指したいものです。

楽器のイメージと発想と技量がないとできませんが・・

         


さてさてvol.3ですが、訳していてどう訳したらよいのだろうとか、どんな意味のある曲なのだろうと
あれこれ調べながら目次を作成しておりましたら、3時間もかかりました。

調べるだけでも勉強になります。

グレゴリオ聖歌「舌よ歌え」(そのミサ曲まであります)
ラフマニノフの教会音楽「徹夜祷」
ベルリオーズの「リア王序曲」
ムソルグスキーの「ソローチンツィの定期市」
ディドーとアエネーアス(ギリシャ神話に登場する人物のようです)

見かけたこともない曲名と聞いたこともない曲がどっさりあります。

シューマンのユーゲントアルバム「コラール」と
J.S.バッハのシュープラーコラール「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」が聞こえた時にはホッとしました。

このようなものを目にし耳にすると、自分はクラシック音楽のほんの一部しか知らないと思い知らされます。
しかし、このような機会がなければこれらの曲の存在すら知らずにこの先も過ごしていたと思います。



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「La dictée en musique Vol.3」
第1課程の最終巻です。
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