おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フォルマシオン・ミュジカル La dictée en musique Vol.2

2016年06月07日 | フォルマシオン・ミュジカル
「La dictée en musique Vol.2」からvol.1にはない項目が出てきます。
ハーモニーと音色です。

ハーモニーは終止形、調性、和音度数を聴き取るものです。
音色はオーケストラ作品を聴き、何の楽器であるかを聴き取ります。
この楽器名を聴き取ることが得意な生徒と全くと言ってよいほどわからない生徒がいます。

得意な生徒は吹奏楽部やオーケストラ部にいる生徒です。
当然といえば当然ですが、スコアを見ながら曲を聴くことは初めてなようで新鮮な気分を味わっています。

曲が流れていく中で次々と楽器が登場するので一か所でも「ん?この楽器、何だろう」などど考え込んでしまったらもう音楽においていかれます。

さて、楽器の事が良くわからない生徒にはこればかり聴かせていても時間ばかりがかかるので、こんな時は「Chantons en F.M.」を使います。

オーケストラの楽器配置を知ることができ、管楽器、弦楽器の音楽作品を聴くことができます。

生徒と一緒にこれらのことをしておりましたら私の耳も変わってきました。
これまで電車の中でボ~ッっと聴いていたオーケストラ作品から今まで全く気付かなかった音が聴こえてきました。
耳が勝手に聴いていました。
音楽に奥行きが生まれていました。

お恥ずかしい話ですが、プーランクの「オルガン協奏曲」が好きで良く聴いていました。
本当に何も考えずに聴いていたようで、ある日「あれ?この曲、管楽器が全く使われていない・・そうかオルガンがその代わりをしているのか・・」

と、F.M.のおかげでそんな事に気付いたのでした。

さてさてvol.2ですが、楽器のことを知らない生徒も約2年がかりで終わろうとしています。



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「La dictée en musique Vol.2」
第1課程の2巻目です。
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