おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フォルマシオン・ミュジカル~La dictée en musique Vol.1 リズム編~②

2013年10月11日 | フォルマシオン・ミュジカル
4 「Concerto pour violon et orchestre op.61」4分の4拍子

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の冒頭部です。
主旋律のオーボエと低音部で聞こえるティンパニのパートを聴きとります。
4曲目にして2つのパートを聴きとるとは驚きです。

当然生徒は「えーっ」

しかし、この曲は初演当日に完成し演奏者がほぼ初見で演奏して大成功をおさめた話や、オーボエは世界で1番か2番に音を出すのが難しい楽器であることや、ティンパニの写真を見せて話をしている内に生徒たちはこの曲に興味を持ち始めます。

のだめ世代の生徒はティンパニは「真澄ちゃん」、オーボエは「黒木君」で通じます。

ティンパニのパートは休符が多いので、テンポをしっかりと取りながら聴いていないと何拍目にその音が演奏されるかわかりません。
生徒にはそのことに釘をさしておいて聴いてもらいます。

皆、耳を澄ませて数えながらジッと聴いています。
そしてこちらの心配をよそに、見事に答えてくれます。

このCDを使うようになって、生徒たちは「聴く」と言うことの意味がわかってきているように感じます。
また、毎回素晴らしい演奏をCDでではありますが聴いているので、ピアノを弾く時もイメージを伝えやすくなっています。

5 「Slovenske Tance op.72」4分の2拍子

ドヴォルザークのスラブ舞曲です。

最初にリズムだけがズラズラ書かれているので説明が必要です。
聴きとるのはそのあとからです。

2拍子でテンポが速いのでドンドン楽譜が進んでしまいます。
16分音符が初めて出てきます。
1拍目がほぼ16分音符なのでそのことに気付くと案外スラスラと答えられます。

せっかくなので、この機会に「新世界より第2楽章ラルゴ」を聴いてもらいます。
「みなさん、○○になりました。お家に帰りましょう」の「家路」でお馴染みの曲です。
この曲を聴いた生徒が「日本の曲だと思っていました」と。
そういえば私も子供の頃、そう思っていた気がします。

次はドヴォルザークを世に送り出したブラームスです。

6 「Wiegenlied op.49-4」4分の3拍子

ブラームスの子守歌です。
ここで初めて付点4分音符と8分音符の組み合わせが出てきます。
それ以外は特に難しくはありません。

メゾソプラノの歌声に癒されます。
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